日本語教師は独学でもなれる?何を勉強するべき?
日本語教師を目指している方のなかには「独学でもなることはできるの?」という疑問を抱えている方もいるかもしれません。結論からお伝えすると、独学でも日本語教師になることはできます。しかし、困難な道のりにはなることは間違いないでしょう。そこで、ここでは独学で日本語教師になるための方法と勉強法について紹介していきます。
独学で日本語教師になるためには?
日本語教師になる方法はいくつかありますが、独学で目指すのであれば、日本語教育能力検定試験の合格することが条件となります。日本語教育能力検定試験とは、公益財団法人・日本国際教育支援協会によって実施されている試験です。合格することによって「日本語教育能力を持っていること」を証明できます。試験の情報については「JEES日本語教育能力検定試験」をご確認ください。
どんな風に勉強すればいいの?
勉強方法は大前提として試験内容を知っておくことが重要です。1日の試験スケジュールとは、試験Ⅰが午前中にあり、午後から試験ⅡとⅢが実施されるという3部構成になります。基本的にマークシートや記述式で出題されますが、試験Ⅱのみ聴解問題もあります。内容としては30分間の音声を聞いて回答していく方式です。まずはこういった試験のスケジュールを把握したうえで、問題の傾向を知るために過去問に挑戦してみてください。過去問は断片的におこなうのではなく、時間を決めて、最初から最後まで通しておこないましょう。そうすることで当日の時間配分がイメージしやすくなるはずです。独学の場合、試験合格に向けたモチベーション維持やスケジュール管理についてもすべて自分自身でおこなっていく必要があります。この自己管理こそが重要なポイントとなるでしょう。
独学で日本語教師になるのは決して簡単ではない!
それでは日本語教育能力試験の難易度についても見ていきましょう。平成30年度日本語教育能力検定試験の受験者数は6,841人でした。そのなかで合格したのは1,937人です。つまり、合格率は約28%ということになります。決して簡単に合格できる試験ではないことがわかるでしょう。独学でこの難関な試験に合格するには、それ相応の覚悟が必要になるわけです。
日本語教師養成講座を受けるのがおすすめ!
「独学で日本語教師になるのは難しそう……」と思った方がいるかもしれませんが、安心してください。日本語教師養成講座を受ける方法があります。日本語教師養成講座を受講することにより、日本語教師になることが可能です。この講座では、通算420時間以上の授業を受けることになります。
ゴールは日本語教師になることではありません
忘れてはいけないのが、日本語教師になることはゴールではなく、スタートであるということです。大事なことは日本語教師としてどのように働くか、どのように活躍するかという点です。そういった意味でも日本語教師養成講座を受けることは大きなメリットになります。なぜなら、日本語の知識はもちろんのこと、日本語の教え方まで学ぶことができるからです。「教えるスキル」まで身につけられることは、日本語教師として働くうえで大きな武器となります。インターカルト日本語学校では、現場で活躍できる日本語教師の育成に力を入れています。つまり、「教えるスキル」も身につけることができます。20年以上の経験を持つベテラン講師が、あなたの合格を徹底サポートします。詳しく知りたいという方はこちらの日本語教師養成コースをチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか。確かに独学で日本語教師になることは可能です。しかし、難易度が高いだけでなく、実際に現場で活躍するスキルまでは得ることができません。大事なことは日本語教師になることではなく、どのような日本語教師になって、どのような活躍をしていくかなのです。将来のことを考えるのであれば、独学よりもしっかりと講座を受けることが望ましいでしょう。