海外で日本語教師として働く方法について
日本語を学んでいる外国人が多いのは中国
日本語を学んでいる外国人が多い国は中国です。次にインドネシアや韓国、オーストラリア、台湾、タイ、アメリカ、ベトナム、フィリピン、マレーシアと続きます。「じゃあ中国で働くのがよいのかな?」と考える方も多いと思いますが、一概にそうとは言い切れません。近年、中国では就労ビザ申請の厳格化が進んでいることから、4大卒でないと申請が通らなくなってきているという現状があるのです。
日本で日本語を学んでいる学習者の国籍は
日本語を学んでいる学習者数は、令和元年度で277,857人となっていて、増加傾向にあります。国別でみると中国が一番多く、つぎにベトナム、ネパール、韓国、フィリッピン、台湾、ブラジル、インドネシア、アメリカと続きます。日本から比較的近い、アジア地域からの留学生が多いことが分かります。海外の日本語学校もアジアに多いので、共通しているところですね。
海外で日本語教師として働くなら東南アジアが狙い目!
日本語教師として海外で働くなら、東南アジア圏がおすすめです。具体的にはインドネシアやタイ、ベトナム、フィリピンなどに関しては、今後も日本語学習者の増加が見込まれています。
例えば、インドネシア人やフィリピン人は、経済連携協定(EPA)に基づき、看護師・介護福祉士を日本で受け入れています。その結果、日本語学習への関心・意欲も高まっているのです。
ベトナムにおいては小学校で日本語教育をおこなうことを目指しています。多くの日系企業も進出しているため、求人が増加する可能性が高いでしょう。
また、タイも日本語教師の求人が多く、日本人の海外就職先として人気です。
以上のような背景があり、アジア圏を中心に日本語教師のニーズは高まっています。
海外での日本語学習者は?
海外で日本語教育を実施している国はどのくらいあると思いますか。国際交流基金の調査では、なんと142ケ国あるそうです。世界の国の数は196ケ国ですから、多いということがわかります。学習者の多い国は、中国、インドネシア、韓国、オーストライア、タイ、ベトナムと続きます。 日本で学ぶ学習者の国籍とほぼ同じです。日本語教育機関は、東アジア・東南アジアに多くあります。自分の希望する国の日本語教育事情など情報を収集しましょう。国際交流基金のHPから調べることができます。
海外で日本語教師になる方法
海外で日本語教師になる方法は、基本的に日本で日本語教師になる方法と同じ条件になります。それでは、そもそも日本語教師になるためにはどうすればよいのでしょうか?実は日本語教師は、資格は必要ありません。ただし、以下の条件があるため覚えておくとよいでしょう。
■大学で日本語教育の主・副専攻を学んだ修了者であること
■日本語教育能力検定試験の合格者であること
■日本語教師養成講座420時間コースの修了者であること
各条件についての詳しい情報は「日本語教師になるには資格は必要?」をご確認ください。
日本語教師の就労ビザ取得について
日本語教師として海外で働くためには就労ビザが必要です。その就労ビザを取得するための1つ条件として挙げられるのが「日本人でないとできない仕事」であることです。そういう観点から考えると、日本語教師は日本人が必要な職種になるため、申請条件を満たしやすい傾向にあります。しかし、最近では就労ビザの許可における厳格化が進んでいる国が多く、実際は4大卒以上でないとビザが通らない国も増えてきています。前述のとおり、日本語学習者が1番多い中国も近年ビザの条件が厳格化されています。当然のことながら就労ビザがなければ働くことはできませんので事前に確認しておきましょう。
海外で働く機関みつけるには
ご自身が修了した日本語教師養成講座の機関に提携校があるのが、学校の状況も分かりますので、一番安心ですが、無い場合は、日本語教師の求人サイトなどを利用して、探すのをお勧めします。日本語オンライン、IJEC、NIHON MURA などが求人サイトとしては大きいです。 求人欄の情報は必ず確認するようにしましょう。給与、授業時間数、ワーキングビザの取得、渡航費の有無、住居の提供、保険の有無など情報を確認してから、就職に向けて動き出すことをお勧めします。
インターカルトの海外提携校先はこちらをご覧ください。
以上、ここまで海外で日本語教師として働く方法について見てきました。どこの国で働くか?そもそも日本語教師になるための条件は何か?そして就労ビザは取得できるのか?この3点に注目しながら、「海外で働く」という目標に向かって動き出してみてください。
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