先日出張で韓国に行ってきました。個人的には韓国は初めてで、渡航自体久しぶりでした。何しろパスポートの有効期限(10年)が切れていました。海外にしょっちゅう行っている方は慣れているでしょうが、私のようにめったに行かない者にとっては大仕事です。私は日本語教師ですが、日本語以外の外国語はほとんどできません。言葉が通じないことは海外に行く時の高いハードルです。韓国語は聞いても全くわからないし。ところが、今回久しぶりに外国へ行って、空港から街に出たとたん襲ってきたのは外国語の音声ではありませんでした。
外国語の文字です。目の前にバーンとハングルが飛び込み、有無を言わせない強烈な力で異国に来たことを思い知らされました。10年以上前に台湾に出張したときも繁体字の洪水のような街の看板に眩暈を覚えたことがありましたが、漢字であればなんらかの手がかりにはなります。でもハングルは記号にしか見えません。以前バングラデシュの学生が漢字を下から上に書き上げていたことを思い出しました。きっと彼も漢字が模様にしか見えなかったのだと思います。これは可愛らしいタイ文字でも右から書くアラビア文字でも同じでしょう。
そのため出張中は韓国語ができる同僚や通訳さんに必要なものは全て翻訳してもらいました。自分の担当するセミナーのパワーポイントは発表用に韓国語になっていますが、自分のために日本語の翻訳も用意しました。よし、これで準備万端です。ところが、壇上で用意されていたパソコンを開けてびっくり!画面のツールバー、タスクバーがハングル表記でした。
やはり聴覚よりも視覚に訴えるものの方がインパクトがあると思います。今回は文字の力を実感しました。
その夜は、
聴覚、視覚で理解できなくても、嗅覚と味覚の力を頼りに・・・
最後は、ウコンの力。
감사합니다 / カムサハムニダ☺
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