西新宿の高層ビルから三日月が見えました。

今年の積み残し、結構あるなと思いながらの慰労会。
積み残し 未処理 懸案 ペンディング 未解決。
話しながら色々思って、でも、楽しく美味しい11月の宵でした。

まだまだ、いろんなことがぼけぼけだけれど、
道筋は見えているので大丈夫です。
年末の夜の予定、油とアルコールを控えながら着々と。


折々に思わぬ凸凹に出会いながら、
それでも、日々は静かに流れていきます。
三連休初日は、日本語教員を目指す人の登録実践研修の授業。
同性でも憧れるユニークで素敵な女性たちのクラスで、
1人45分の実習の2回目、皆さん、中級の授業に挑むべく準備中です。
世は、富山での日本語教育学会。私は行けず、行かず。
会場で初お披露目という『現代日本語教育ハンドブック』の
第二部第二節に私も。お声がけいただいたこと、ありがたきかな。
そして、

12月13日、実践研修の最終日、授業を終えたらすぐに飛び出して、
東京駅駅前の会場に行って、このフォーラムで話します。
こういう機会をいただけること、ありがたきかな。
でも、どれもこれも、本当におこがましきかななのです。
三連休二日目は、月に一度の母と一緒の鍼灸と、妹合流のランチ。
明日の三日目は、本気で休みます。

出雲大社。神楽殿の大しめ縄。
仙田さんが連れて行ってくれました。
下の写真は、
おおくにぬしのみこと(大国主大神)と仙田さん、と私。

しまね国際センターの仙田武司さん。
インターカルト日本語教師養成講座の誇るべき修了生。
30年前、私は仙田さんの先生でした。
そして今は、仙田さん率いる部隊からお呼びがかかり、
この講座をさせていただいています。で、私も島根に。
(でも、今日から仙田さんはこれのために浜松に。)

今日はその授業見学。
担当は、養成講座修了後にインターカルトの講師になり、
2年前から故郷鳥取で日本語教育活動をする杵村正子さん。

主催者が教え子、講師も教え子。
まさに出藍の誉で、教師冥利に尽きるというものですね。
たった一日しかいない島根なのだけれど、
見て聞いて感じた「島根の底力」。
静かさの中に潜む持久力。派手には語らないのだけれど、
確かな文化と技で人を育て続ける土地の力。
全国の神々が出雲大社にお集まりになる“出雲神在”、
今年は11月29日(土)から12月6日(土)だそうです。

とにかく眠くて眠くて、たくさん寝られるのです。
そういうことを言うと、その年でと羨ましがられますが、
家に帰ってご飯を食べた後、場合によっては帰宅した途端、
バタっと倒れるように。週末は当然、8時間超えのことも。
これまで、日々3時間程度しか寝てこなかったので、
そりゃあびっくりです。
身近な人々は、疲れてるからと案じてくれるのですが、
これ、どういうこと??と検索したら、
高齢者が寝てばかりいる(傾眠傾向)のは、
老衰の前兆の1つと言えます。 と。
老衰の前兆????? 老衰がいきなり身近になりました。
写真は、鍼灸院の本棚にあった本。思わずkindle版を購入。
年齢と共に悩みは変化するのですね。
30代までは見向きもしなかったタイトル。
それより、ちょい太超えてますよね、今もう。涙涙涙。

11月3日連休最終日、旧知の小山ゆうなさん演出のミュージカル。
1987年に上映された映画も観ていないし、
事前にあらすじを読むというようなこともしないので、
まっさらな気持ちで観たこれ、温かい思いを反芻しながら帰宅。
花總まりさんと森公美子さんの主演お二人が本当に素敵で、
舞台上にいる生の音楽隊や、さりげないいくつもの演出に、
ゆうなさんを感じながら観ました。
それぞれの言葉と国籍と、背負っているこれまで。
で、私も世界観というか何というかと、今の思い…かな。
ことばは架け橋 人は光 時は風
信頼と共創のなかで 静かに未来を照らしたい
インターカルトの事務局に3人のニューフェイス。
男子2人と女子1人が、いい雰囲気を醸し出してくれてます。
皆それぞれ他業種からの転職で、それがまたいい。
先輩たちも自ずといい顔に…が、さらにもっといい。
久しぶりの新しい顔で、学生たちも喜んでいるように見えます。

先に入った2人の男子は、先週、日振協の生活指導担当者の
初任研修に参加しました。
よそにも仲間ができるのは、ものすごくいいことです。

以下はおまけ。
この間、私が新卒で勤めた大学の退職者の集まりがありました。
44年前に入職した私たちが最年少で、あとは皆さん先輩たち。
同期のうち5人が参加していて懐かしかったのですが、
新しいキャンパスができた時の大量採用組だった私たちは、
いつでもどこでも大騒ぎの、おそらく大ひんしゅく新人軍団。

私は、女子の中で最後の退職で、
(「日本語の先生になります」と言って退職しました)
全職員での送別会で同期の男子たちに胴上げされました。
人生初、その後はなしの胴上げ。スカート履いていたのだけれど。
いや、それより何より、今より15キロくらい軽かったあの頃。
インターカルトの新人たちには、
新人ゆえの今を存分楽しみながら、色々たくさん吸収して、
新たな時代を作っていってくれたらと心から願っている私です。
すべてはこの日から。8年前の夏、
大学院のゼミ友と行った福島でのフィールドワーク。
技能実習生を受け入れる東栄産業さんの、
会長さんとインドネシアからの皆さんへのインタビュー。

それを縁に、会長さん、部長さん、実習生たちとの交流スタート。
「インドネシア人て料理に物凄い量の唐辛子を入れるんですよ」
とおっしゃっていた会長さんが、なんと!自分の家の庭を唐辛子畑に!

そして。今年の夏、
初代から数代後の実習生たちが、そこで収穫した唐辛子を私にと、
彼らの日本語授業をしている佐藤先生を介して。
しかし、こんなにたくさん消費できっこない!(瓶の中身は一部)
ということで、私はそれで七味唐辛子を作ることにしました。

まず、ネットに入れて吊るしてカラッとするまで2週間の陰干し。

先週末。
281個一つ一つの、茎を取って、種を出して、皮をミルで粉末に。

七味唐辛子の作り方をあちこち見たら、九味になってしまいました。
・唐辛子 ・山椒 ・麻の実 ・白ゴマ ・黒ゴマ
・青じぞ ・ケシの実 ・ゆずの皮 ・みかんの皮
ほとんどの材料は持っていなかったから、Amazonで買いました。
完成。

忙しいのによくやると、家族たちには呆れ顔で褒められました。
ネットで見た「休養学」という記事によると、
家でごろごろしていても、疲労は回復しないのだそうです。
私はここのところ、この唐辛子三昧以外は、
暇があったら寝て寝て寝る…寝て満足、だったのですが、
必要なのは「攻めの休養」という主旨の内容。
ああ、休養でまで攻めちゃうのが何とも自分に合ってる。
で、九味唐辛子なり。
昨日から広島です。

乗換案内のアプリによく出てくる広島の「府中」。
この標識を見上げながら、
日振協の中国・四国地区対象のセミナーを一緒にする、
評議員の山田先生と共に、会場の広島YMCAに。

当たり前のことなんですが、
ここにもこんなにたくさんの日本語教育関係者が!
文科省の調整官も東京から来てくださり、皆皆皆…で。
とにかく、認定目指して皆で駆け抜けようの会。
また参ります。
そして、一夜明け。

起きて、シャワーあびて、FBをちらっと開いたら、
なんと!小林先生が広島にいると書いてある!
インターカルトの先生を経てアメリカに渡って30有余年。
今、奥さんのベッツィーさんと日本旅行中、ということは
知っていましたが、まさかの至近距離に。
で、急ぎ支度して、歩いて6分の小林ご夫妻がお泊まりの
ホテルのロビーでしばしの再会を果たしました。
小林先生は、インターカルトの養成と先生としての先輩、
縁は続くよどこまでも。