• 146月

    「覚えてますか」と言って、
    パープルヘアをおさげにした学生が持ってきてくれました。
    数秒間、脳みその中の記憶分子が宙をめぐった後に蘇りました。
    ニュージーランドのお菓子!

    ラミントンという名前で、彼女のお手製だそうです。
    バッグと手提げ袋の中に、
    クラスメイトと先生にあげるのが、たくさん入っていました。

    経緯を少し。

    入学式で、新入生の出身地紹介のために、
    その地の有名な料理の写真を順番にスクリーンに写します。
    たいていは、「はい!(私の国です)」とか、「おお!」とか、
    時に、あまりにステレオタイプすぎる写真に失笑「あはは」とか。
    それが私の挨拶(厳粛さはない校長挨拶)での恒例なのですが、
    今年の4月、初めて「ちが〜う!」という異論の声が後方席から。

    式の終了後に、
    「ニュージーランドの紹介をするなら料理じゃなくて、
    ラミントンとかパブロバとか、デザートの方がいい」という
    アドバイスをくれた、その彼女のお手製ラミントン。
    (よかったらご参照を→「紹介の移り変わり」)

    ラミントン(Lamington)は、
    四角いスポンジケーキにチョコレートソースを染み込ませ、
    乾燥ココナッツをまぶした、発祥はオーストラリアらしいですが、
    ニュージーランドの国民的なスイーツだそうです。

    家に帰ってからいただきました。
    ◯◯冥利入りの味わい深いお菓子、とても美味しかったです。

  • 086月
    Categories: 海外, 雑感 Comments: 0


    学校は1985-1986年頃から、私自身は1990年から始まった
    韓国との縁です。40年、35年、長いです。
    すごいなと思うのだけれど、改めてつくづく思うのは、
    どう続いてきたか、続けてきたか。それが大事。

    そのときそのときの世の中の流れを読み、ときに身をまかせながら、
    縁(えにし)をつなぎ続けていらした韓日協会の宋院長が、
    今年、旭日中綬章を授与されました。

    1990年、私の恩師であり上司でもあった中村壽子先生たちと共に、
    韓国での父母会開催のため、初めてソウルに来たとき、
    お父さんのような存在感で迎えてくださったのが宋さんでした。
    (その後、ちょっと年の離れた兄と妹程度の年齢差だということが判明^^)

    続けるのは事業だけでなく、人生。そしてそこにある自分の思い。

    その時代から大きく変わり、大きく発展したソウルの街。
    でも裏通りに入ると、こんな、老夫婦がやっているお店も。
    こういうお店、これからどう続いていくのでしょう。

    5月の誕生日は日本語学校協同組合の総会の後に祝っていただき、
    43回目の結婚記念日は、実は今回のこの出張初日、
    このお店で、同行の崔さんとカムジャタンを食べました。
    もちろん、そんな日だとは言っていないので普通に、美味しいねぇと。

    続く、続ける、その秘訣は、特別に頑張らないことなんじゃないかなと、
    ちょっと長く生きてきて思います。
    ときに時の流れに身をまかせる。自然体でいる。でもそこに思いと信念。

    ではでは以上、今回の任務終了につき、お昼の便で帰ります。

  • 066月
    Categories: 海外 Comments: 0

    留学フェアに参加するため、韓国に来ています。
    左耳はまだ半分お椀を被せたような聞こえ具合ですが、
    飛行機での移動、着陸時の不安は耳栓と水とガムのおかげで問題なく。

    昨日の朝5時に家を出たときから、眠くて眠くて眠くて眠くて、
    リムジンバス、飛行機、到着後のタクシー、すべての中でほとんど爆睡。
    夜も、カムジャタンを食べた後、ホテルに戻ってすぐ寝て、朝まで爆睡。

    若い頃からコロナの前までずっと、毎日の睡眠時間は3時間くらいで、
    ナポレオンと同じ、ショートスリーパー!と豪語していたのだけれど、
    コロナで往復3時間の通勤時間がなくなったことで寝るようになり、
    今や、1日10時間から12時間寝るという大谷翔平ほどではないけれど、
    毎晩、以前の倍は寝ています。かわいそうに、私は寝たかったのですね。

    上の写真は、フェア会場のCOEXの下の階にある有名な図書館。
    SNS上で見かけては、どこだろうと思っていたのだけれど、
    まさか毎年来ている建物のここだとは!こういうの、私の常。


    こちらの写真はインターカルトのブース、
    日本から一緒に来た事務統括の崔さんと、韓国で日本語の先生をする、
    卒業生の李さん。夕飯は3人でホルモン鍋。・・・で、さらに元気に。

    今日も眠いので、これを書いたら寝ます。まだ10時前だけれど。
    大谷翔平くらい寝たら、私もまだホームラン打てますかね。…期待。

  • 315月
    Categories: tanka, 雑感 Comments: 0

    今日で5月が終わるわけですが、ご存知のように惨憺たる5月でした。
    そんな中、難聴状態のまま出席した理事をしている組合の総会の後、
    誕生日を祝っていただきました。

    私が生まれたとき、私は祖父母にとって初孫だったので、
    嬉しさのあまりだと思いますが、祖母が俳句を詠んでくれました。

    おとめさび薫る若葉よ産湯の日

    祖母は93まで生きましたが、祖父は66まで。
    この産湯につかった子が、おじいちゃんの年を超えました。ふう。

    近ごろは指折り数ふ旅の果て もうひと舞いと願ふ吾もあり

    返歌ではないけれど、今の心持ち。
    困ったことに、体が弱っていると心も連動しますよね。
    だけれど、
    課題は残すところ左耳だけなので、気持ちはほぼ、もうひと舞…。

  • 295月
    Categories: 雑感 Comments: 0

    耳のことばかり書いていてすみません。今の私の一大事で。
    でも、以下、そこからの学びです。

    木曜日に、右耳の鼓膜の切開をしました。
    子どものころ、風邪をひいては中耳炎にかかり、
    診察の椅子に座ったまま切開された記憶があるんですが、
    学校から徒歩3分、公園脇の耳鼻咽喉科では、
    ベッドに寝て、鼓膜の麻酔が効くまで15分、スタート。
    痛くはないのですが、ごごごご、ざわざわ、ぐさっ、
    という音が怖かったです。

    怖かったのだけれど、
    今からすること、何のために、どんなことが起こるのか、
    そういう説明が逐次あると、恐怖心が随分と少なくなる。

    鯉は、まな板の上で考えていました。
    授業や会議、プロジェクト、人に仕事を教えるなどなどは、
    目的や方法、ゴールがわかっているのといないのとで、
    それに向かう意欲や効果が大きく違うのだ。
    と、こんなことを考えながら気を紛らわしていた…。

    写真は、耳は耳でもパンの耳です。
    私が2021年8月25日に、おそらく新宿で撮った写真。

    右耳の鼓膜の奥に溜まっていた液が流れ出たおかげで、
    鼓膜が正常に機能。だいたい聞こえるようになりました。
    でも、左耳は外耳炎がひどくて切ることができず。
    なのでまだ、うっすら聞こえるだけです。

    困ったはまだ続いているけれど、あと少しという予感の、
    来週から6月ではないか!です。

  • 265月
    Categories: 雑感 Comments: 0

    両耳が中耳炎に、という事態についてはすでにお伝えした通りです。
    先週の土曜日の日本語教師養成の実践研修の授業の前々日に、
    私の耳は教室授業でちゃんと役に立つのか、いや、怪しい…と思い、
    夜更けに急ぎ調べたら、AppleのAirPodsに耳の機能ありと。

    早速、翌日配送で購入。金曜日に到着。
    iPhoneで拾った音をAirPods(イヤホン)を通して耳に飛ばしてくれる。
    教室では、まず発表者の前に私のスマホを置き、
    その後の、受講生たちからの質問やディスカッションでは、
    私がスマホを持って声を発する人のそばに行って声を拾って聞く。
    私は自然に、スマホを「私の耳」と呼びました。

    いやぁ便利。…でももちろん耳鼻咽喉科での治療はしています。

    しかし、今日の午後の広い部屋での会議で、この私の耳の限界発覚。
    遠くにいる人の声が拾えない。会議だからその人のそばまで行けない。
    が、再びしかし、その「ライブリスニング」という機能に、
    拾った音の文字起こし機能があることに気づく。

    これはいい。…でも、声のスピードに文字が追いついていないのです。

    調べました。
    AIは、①音を聞く、②音声認識する、③文として区切る、④意味を推定、
    ⑤文字化、というように、聞こえた瞬間に理解しているわけではない。
    一方、人間は、表情、文脈、次にきそうな言葉、関係性、空気、
    これらを同時に使って、半分予測しながら聞くのだそうです。
    だから、多少音が悪くても、リアルタイムで会話ができる。
    人間、素晴らしいじゃないか。

    この、私の耳機能、音声の補助としてはかなりいい。
    しかし、同時完全同期は、まだ人間ほど自然ではない、ということか。

    しかししかししかし、これは今のこの瞬間の「AI」の話です。
    あ、と言うか言わないかのうちにまた、進化して現れるのですよね。

    両耳中耳炎=難聴のおかげで、また一つ利口になりました。
    が、一刻も早く聞こえるようになってくれないと、本当に困ります。

  • 235月

    日本語教師の国家資格取得につながる、
    登録日本語教員養成機関になって、1年半たちました。
    今、東京本校のほか、福島、山口、福岡、沖縄、
    そしてマレーシアの連携協定校で、実習の授業が受けられます。

    その、国内外全校の養成課程受講中の皆さんに向けて、
    毎月第三日曜日の午前中、
    「総論」という名前のオンライン双方向での科目があり、
    開講以来ずっと、椿先生と二人で担当しています。
    日曜日での設定は、仕事をしながら受講している人が多いから。
    それにしても、皆さん日曜日に偉い!(ま、私たちも偉い!)

    総論は、文科省の登録日本語教員養成課程コアカリキュラムの、
    5つの区分を一つずつ、それぞれの解説をするわけではなく、
    もしかしたら難しいかもしれない理論と、実践とを結びつける、
    その後に続く実践課程や、日本語の先生になった後をイメージ
    できるような内容を毎回。

    グループに分かれてのディスカッションの時間もたっぷりあり、
    あちこちで学ぶお仲間、老若男女でする毎回の交歓の時間は、
    皆さんにとって、ものすごく意義と楽しみがあるようです。

    前回は「総論1」。区分1「社会・文化・地域」で、私は、
    ここのところの政府の外国人政策の変化と、なぜそうなったか、
    (これ、私自身にとっても、整理のよいきっかけに…!)
    そしてそこからの日本語教育・日本語教師の役割について。
    結局、日本語ができるようになるって、どういうことなのか。

    ・日本語教師は、ことばを通じて、人と人、人と社会をつなぐ仕事。
    ・ことばができるようになることは、人の人生を豊かにする。
    ・日本語教育は安全保障にも通じる。
    ・日本語教師は、世の中の状況や世界の動きを知ることが大切。
      :
    などなど、終了後に出していただいた皆さんのレポートを読み、
    ちゃんと私の思いを受け取ってくれてありがとう…でした。

    椿先生のパートでは、インターカルトの10人の初級の学生たちが
    それぞれグループ活動に入ってくれて、学生たちとの実際のやり取り、
    レベル感などを、実習を控えた受講生たちに体感してもらいました。

    で、最後に私の状況報告。体調はまだまだ。鼻、喉、目はほぼいい感じ。
    でも新出の耳が両方とも中耳炎と相成り、今、かなりの難聴状態です。
    その中でした実践研修課程の授業での私の「工夫」は、次回に。

    写真は、島根の出雲大社の大しめ縄。
    これは去年撮ったのですが、おかげ様で今年も、しまね国際センターの
    「SICにほんごコース日本語教師養成講座」を受託しました。
    やる気みなぎる受講生、地域日本語教育を牽引するスタッフの皆さん、
    今年もよろしくお願いします。

    全国、そして世界中の、日本語教師を目指さんとする皆さまには、
    何はともあれ健康第一で、ぜひとも日本語教育のフロントランナーに。

  • 185月
    Categories: 雑感 Comments: 2

    まあ、頭蓋骨を想像してみればわかることですが、
    そこに付随しているパーツは、皆、繋がっているんです。

    もう十日間もウルトラC級の風邪から抜け出せていません。
    いつものように、喉の盛大な腫れとその痛みから始まり、
    咳、痰、鼻水が今なお止まらず、声は堂々の変声期状態。
    そして一昨日からは目と耳にも。

    細菌が喉から目に飛んで、腫れて充血してるんですよ、
    と人に言ったら、え!喉と目、繋がってるんですか?と。
    目薬さしたときに喉の奥で苦味を感じたりするでしょ。
    耳は耳で、お椀をかぶせられたようにぼわんとしていて、
    テレビの音も、側で話す人の声もよく聞こえません。
    細菌、頭部ネットワークを駆使してあちこちで暗躍。

    先週二回、家の近くの内科クリニックに、一昨日は眼科、
    これから耳鼻咽喉科にも行かなければなりません。
    一人総合病院。
    個数、回数、頻度、それぞれが色々の飲み薬と目薬。
    この作業、私の年齢が限界じゃないか。

    病院以外、学校にもその他の場所にも行かず、
    でも、飲み食いの予定以外は一応全部こなしながらの日々。
    だから治らない。と、私が他人だったら私に言うと思います。

    ま、それでも一応、うさぎさん、ひと休み。

  • 115月


    土曜日は、学生たちがお祭りに参加。
    御神輿かつがない?と声をかけてくださった町の皆さんに、
    まずは三三七拍子、そして、かつぎ方、足さばき、掛け声、
    色々教えてもらって、いざ出発。

    「おっ、おっ」とも、「ほいっ、ほいっ」とも聞こえた、
    いわゆる「わっしょい」。その語源は、
    「和(=和みの心)」を担ぐ(背負う)からの、わっしょい、
    皆で一ところに集まり協力することを指す「和一処(わいっしょ)
    からの、わっしょいとも。


    下谷神社大祭の和。
    学生たちが、たくさんの近所のおじさんたちと、
    おじさんたちも、たくさんの‘外国人‘たちと、
    語り、笑い、肩組んで写真に収まる風景、いいなぁと。


    話があって、作って、貼り出して、すぐに満員御礼。

    間を取り持ってくださった地域コーディネーターの方や、
    近所のお兄さんと喋りながら御神輿の後をついて歩いただけ、
    なんですが、なぜだか風邪ひいて声が出なくなった私は、
    無言で、皆さんにありがとうです。

  • 055月
    Categories: 雑感 Comments: 0


    連休中は、こんな山車や御神輿が家の前の旧甲州街道を行ったり来たり。
    この大國魂神社のくらやみ祭りの起源は1000年以上前だそうで、
    府中、在30年にして初めて知り驚きました。

    不勉強ゆえ、日々、驚くことがたくさんあります。
    しかし、勉強家でも追いつかないのが、昨今の技術の進歩…ですよね。
    この連休中に知って驚いたこと、いくつか。

    まず、生成AIが東大入試で最高得点という話。
    これは、実際の受験ではなく、AIに解かせた実証実験の結果だそうですが、
    理科三類で、550点中、AI 503点(数学は満点)、人間 453点、
    2024年のときには全科類枠全滅だったのに、わずか2年でトップ合格と!

    そして、人型ロボットが走って記録を出したという話。
    北京のハーフマラソンで、ロボット 50分26秒、人間 57分20秒。

    本当に驚いたのだけれど、よ〜く記事を読むと、
    AIは、試験では論述や文脈理解にまだ弱点があり、
    ロボットも、転倒や遠隔操作などの未完成な面があるとあります。

    ロボットの身体能力についてはさておいて、ですが、
    東大入試の方は、ちょっと待てよです。
    つまり、数学など正解のあるもの、言い換えれば知識を問うもの?では、
    別のことでも人間は負ける運命なのですね。おそらく。

    そうすると、人間だから負けない(であろう)ものは、
    知識―たとえば私のいる世界では言語知識―ではなく、
    それを基盤として築く人と人との関係、
    そこでの問題を調整し解決していく力なのだと、今さらながら。

    今日は立夏だそうですね。
    昨日、東京は真夏日、北海道は大雪、沖縄は梅雨明け。おい、日本列島。
    風がものすごく強かったですよね。
    もう一つ驚いたのが和歌山県、強風で倒れた木が家の屋根を突き破って、
    ベッドに突き刺さってきたというニュース。そこで寝ていた人、
    けがせず無事でよかったです。

    こうして、連休は終わっていきます。あと一日。
    窓のサッシが震えるほどの、山車の太鼓のどーんーどーんという音が
    耳に響き続ける午後です。

Recent Posts