長期コース担当の田中です。先学期のことですが、中級以降の目的別授業という選択授業で「小説・エッセイ」という科目を担当しました。その授業のネタを探している時に面白いものを見つけました。それは「出席番号が前の方の人はトップバッターに向いている説」です。
どういうことかと言うと、「日本の小学校や中学校、高校では、先生が誰かを指名する場合に出席番号順になることが多い。そのため、出席番号が前の方の人たちは、長い学生生活においてそのような場面を何度も経験しているので、普通ならうろたえてしまいそうな突然の難題にも見事に対応できる精鋭たちである」というものです。出席番号順で前の方の人というのは、具体的には苗字が「あ」や「い」で始まる人たち、例えば「阿部さん」や「安藤くん」、「石田さん」や「井上くん」といった人達です。
ちなみに自分はどうかと言うと、苗字は「た」で始まり、50音で言えばほぼ真ん中。クラスに50人学生がいるなら、25番目くらい。「阿部さん」や「安藤くん」のように急に先生から無茶振りをされることもなく、かと言って「渡辺さん」や「和田くん」のように最後にうまいまとめを迫られることもないまま、小学校から大学まで安穏と過ごしてきました。そのため、唐突な物事には全くと言っていいほど上手く対応することができません・・・。この文章を書いている今も、これまでの経験を思い出して、その思いがさらに強くなりました。ですので、私はこの説を読んだ時に「確かにそうかもしれない」と思ったのですが、皆様はいかがでしょうか。
さて、この出席番号順で学生が当てられるシステムですが、インターカルトには50音順の名簿がないので、行われることはまずないと思います。外国の学校では、学生はアルファベット順で名簿に名前が書かれているのでしょうか。ちょっと知りたい気持ちになりました。今後機会があれば、出席番号順で学生を指名して、日本の学校ではこのようになっているんだと教えてみたら、学生から何か面白い反応が得られるかもしれませんね。
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