こんにちは。
3Fスタッフの田村です。
日本語学校で働いていると、日々日本語や他の言語について疑問が湧いてきます。
今日は「ティッシュ」について。
みなさんはローマ字で「ティッシュ」をどのように書きますか。
ローマ字は今ではかなりあちらこちらで見かけますが、大きく分けてヘボン式と訓令式という2種類があります。
ヘボン式は英語の発音に近い表記法です。パスポートなどの公的な身分証明書で使われています。
訓令式は単純に日本語をアルファベットで表しているもので、英語の発音に近いかどうかはあまり考えられていません。
主旨が違うこともあり、同じ単語をローマ字表記にした場合も違いがあります。
例えば、「新橋(しんばし)」。
ヘボン式は「SHIMBASHI」-英語話者の場合N→BよりもM→Bのほうが読みやすいです。
訓令式は「SINBASI」-日本語話者はN→Bでもあまり気にしない?
では、「ティッシュ」はどのように表記するのでしょうか。外来語、かつ和語にはない「ティ」があるので難易度高めに感じます。しかも「ティ」の後に「ッ」もあることで、さらに難しい…
ローマ字の表を基に書いてみました。
ヘボン式は「TEISSHU」
訓令式は「THISSYU」
へえ~。なるほど。
でもこれって、「TEISSHU」は「ていっしゅ」、「THISSHU」は「でぃっしゅ」と読めなくもないような?
しかし!
とある本を見たら「TISSHU」と書いてありました。
いろんなウェブサイトを見てみたところ、特に「どれが正しい」というのはないのだそうです。
一番肝心なのは、それを見て日本語に近い音で読めることですよね。
機会があればインターカルトの学生に読んでもらって、どれが一番日本語の「ティッシュ」に近いか聞いてみたいと思います。
余談ですが、パソコンに「ティッシュ」とタイプするときはどうしますか?
私は「TELISSHU」です。
以上、ティッシュ論争でした。