日本語学校に留学するにはビザが必要?
日本への留学を希望するなら「留学ビザ」が必要になります。しかし、留学ビザを取得するには、どのような手続きが必要なのでしょうか?留学ビザ取得までの流れや、特に日本語学校で学びたい方のために、ビザ申請から入学までのステップを詳しく紹介します。
留学ビザとは
留学ビザとは、日本国内の日本語学校や大学・専門学校等に通う外国人に対して発行されるビザです。入国から1年または1年3ヶ月の在留が認められ、更新すれば最長で2年の在学が認められます。留学ビザの発行を希望する場合、出入国在留管理庁へ必要な書類を提出する必要がありますが、提出後に出入国在留管理庁の審査が入るため、発行までには約6ヶ月の時間を要します。
また、日本への留学の意思を測る指標として、留学を希望する人に対して、日本語能力試験でN5相当以上の日本語力を有していることが求められます。もし、日本語学校に留学したいなら、入学時期が1月、4月、7月、10月の年4回と限られてますので、入学時期から逆算し早めにビザ発行の手続きを済ませなければなりません。
留学ビザ申請の流れ
学校によっては方法や手順が異なるケースもありますが、日本語学校への留学を目的とした場合、留学ビザの申請から入学までの流れをまとめると、次のようになります。
入学審査
入学したい日本語学校が決まったら、日本語学校の公式サイトにある申込フォームより入学申請の手続きを行います。申込フォームに記載された項目をよく理解し正確に記入します。未記入の項目があると、学校からの連絡が遅れたり、不合格扱いになったりするケースもあるので注意しましょう。また、学校によっては審査の一環として、対面もしくはインターネットを使ったオンライン面接を行う学校もあります。
入学審査の結果をメールで通知
入学審査を通過すると、学校担当者より、留学ビザ申請に必要な書類がメールで送られてきます。不合格の場合は、連絡が無い場合もあります。
必要書類を準備し学校へ送付
ビザ申請に必要な書類について、学校担当者とメールで確認をしながら書類の準備を行います。全ての書類を確認できたら、担当者より書類を送付してほしいとの連絡がきますので、学校へ送付してください。
留学ビザ申請の書類を出入国在留管理庁へ提出
書類を送付後、学校から出入国在留管理庁へ留学ビザの申請を行います。出入国在留管理庁で審査を行い、約2~3ヶ月後に在留資格認定証明書が学校へ届きますので、学校側より入学希望者へ、その通知がメールで送られてきます。在留資格認定証明書とは、日本に入国・在留しても良いと認める書類で、この書類を現地の日本大使館に提示してビザ申請を行うと、概ね5日以内に留学ビザが発行されます。
授業料と留学生保険の支払い
留学ビザを取得したら、日本語学校への入学金と半年から1年分の授業料およびその他諸経費を一括で支払います。学費等を支払い入金が確認された後、入国後の日程と一緒に「入学許可書」が送られてきます。これで入学が決まりますので、日本での滞在先を決めて、航空券を購入し来日の準備を行ってください。
日本語学校でオリエンテーションを受ける
無事に来日し、日本語学校へ登校すると、たいてい初日に入学オリエンテーションがあります。日本で生活する上での必要な知識や、外国人登録や各種手続きの方法に関する説明を受けましょう。その後、プレイスメントテストを受け、日本語の勉強に必要な教科書を購入し、クラス分けが行われて授業がスタートします。
学業以外のアルバイトについて
留学ビザは、働くことが認められない在留資格ですが、資格外活動許可(アルバイトの許可)を受ければ、1週間につき28時間以内のアルバイトが認められます。(長期休暇の場合は1日8時間以内)
もし、決められた時間以上働くと、在留期間を更新する際に更新が認められず、帰国を余儀なくされる可能性があります。結果として、日本で学業が継続できなくなってしまうため、時間の管理には注意が必要です。というのも、留学生の中には、留学を装ってビザを更新し、日本で労働し続ける「偽装留学生」が増加している問題もあるため、このような厳しい対処がなされています。
大事なのは長く活躍できる日本語教師になること
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