日本語教師になるための資格取得費用はどれくらい?
日本語教師になるためには必須となる資格はありません。しかし、独立などではなく、どこかの日本語学校に所属して働くことを希望している場合には、「大学で日本語教育の主・副専攻を学んだ修了者であること」、「日本語教育能力検定試験の合格者であること」、「日本語教師養成講座420時間コースの修了者であること」といういずれかの条件を満たしている必要があります。ここでは、それぞれのパターンにおける費用相場について解説します。
日本語教師になるための資格相場について
大学で日本語教育の主・副専攻を学ぶ場合
まずは大学で日本語教育を主・副専攻として学ぶといった方法です。特に大学や大学院、公的機関で働くことを希望しているのであれば、必要とされる経歴になるので覚えておきましょう。この場合、国公立大学か私立大学かにもよりますが、4年間でおよそ220~400万程度の学費を考えておいてください。しかし、すでに社会人として働いている場合、今から大学に入学するのは時間的にも金銭的にも厳しいでしょう。強い意志を持つことが重要であることは留意しておいてください。
日本語教育能力検定試験の場合
日本語教師としての専門的な知識が身についているかを検定する日本語教育能力検定試験。毎年10月に実施されていて、受験資格における制限はありません。もし独学でこの試験を受けるのであれば、勉強の際に使う書籍などの購入費と検定試験の受験料(約15,000円)のみになります。もしテキストの購入に数万円がかかったとしても5万円程度に抑えることができるでしょう。ただし、決して簡単に合格できる試験ではありません。合格率は毎年25%前後になりますので、独学で合格するには相当な努力と覚悟が必要です。さらに、独学で合格できたとしても、教え方について学んでいないので実際に現場で働く際に苦労するかもしれません。日本語教師として働くことまで考えると、やはり教え方も同時に学ぶべきなのです。そのため、次にお伝えする養成講座を受講することが望ましいでしょう。
日本語教師養成講座420時間コースの場合
日本語教育に関する知識だけでなく、日本語の教え方についても学ぶことができる方法です。そのため、多くの教育機関において採用条件として定められています。実際に420時間養成講座を修了して日本語教師になるケースは非常に多いです。この方法の場合、平均して40~70万円程度の費用になります。当然のことながら独学と比べれば費用は高くなりますが、計画的・効率的に勉強ができるだけでなく、常にサポートしてくれる講師や同じ志を持った仲間がいることは大きな魅力です。
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以上、日本語教師になるための費用について見てきました。日本語教師になる方法が1つではないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。そして日本語教師の資格を得るための費用も様々です。ただし、どんな状況においても能力の高い日本語教師は重宝されるもの。日本語教師としてキャリアアップしていくためには学ぶことはたくさんあります。日本語に関する知識はもちろんですが、同時に教えるスキルについても勉強しなければなりません。インターカルト日本語学校では、現場で活躍できる日本語教師の育成に力を入れています。詳しく知りたいという方はこちらのインターカルト日本語学校をチェックしてみてください。