• 2812月
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    この仕事を長くしていると、いろんな相談や問い合わせがきます。

    たとえば、海外で日本語学校をしている人からこんな相談。
    その人の学生さんが日本留学を希望、しかし経済的な問題あり。
    当然、私たちの学校では受け入れられず。
    そうしたら、その学生さんが、
    経費支弁者がいなくても留学資金が不十分でも受け入れてくれて、
    仕事も紹介…(唖然として中略)…という学校を見つけてきて、
    ここどう?と聞いてきたのだけれど、どうでしょうという相談。

    で、知り合いを介してそこの情報を聞いたら、想像以上の・・・。
    相談してくださった方と、やっぱりねえと話したのですが、
    同時に、なんともやり場のない憤り。さらに、
    その学校を彼の地の在外公館で紹介している(おそらく掲載名簿が
    置いてある)という現状。非常にまずいです。

    10年、20年前から、こういう発言をすると、必ず、
    「加藤さんはきれいごとばかり言ってる」と言われたのですが、
    その度に、教育にきれいごとが通用しなくてどうするんですか!と。

    ああ、年末に、何思い出して、何言ってんでしょう。ふう。

    あと四つ寝るとお正月です。
    載せる写真に事欠いて、京王ストアで買った生菓子の写真。
    丑年の来年も、牛歩ではなく猪突猛進するのでしょうか、ねえ。

  • 2612月
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    このブログを始めて17年と10ヶ月。
    ブログという言葉の意味がまだわからない頃に、
    ブログを始めたらいいと言われて始まった、このブログです。

    その間に、「毎度毎度の…」と何度となく書いています。
    年末といえば「毎度毎度のお誘いに いやだいやだとほほほいのほい」
    (※忘年会続きという意味です)。
    ですが、いやだいやだも、ほほほいのほいも、どちらもない今年。

    写真は、東京駅で買える深川めしの駅弁。
    新幹線にもだけれど、飛行機にも乗らずに終わった今年でした。
    (タイ一往復だけ。)

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    しかし朝日はいつもの冬とおんなじように。明けない夜はない。
    が、28日から1月末まですべての国の新規入国拒否検討というニュース。
    いつ明けるんだろう、この、コロナという名の夜は。
    ※追記:新規入国拒否、朝起きたら、検討→決定に >_<

  • 2512月

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    コロナ対策でサンタクロースも外出できないのではないかと
    不安がる子供たちに向けて、イタリアのコンテ首相は、
    「サンタは、世界中を移動する許可証を持っているから、
    どこにだって行けるし、世界中の子どもにプレゼントを届ける
    ことができると言っていた」とFacebookに投稿したそうです。
    (2020/11/13 JIJI.COM

    今朝の読売新聞「編集手帳」には、・・・

    フィンランドの外務省の発表によると、
    サンタが外交ルートを各国に確認したところ、オーロラ近くの
    空を飛ぶトナカイは、新型コロナウイルスによる旅行制限が適用
    されないと判明した、と。

    世界保健機構(WHO)によると、
    感染症の専門家が、「サンタは免疫を持っているからプレゼントを
    無事に届けられます」とほがらかに笑顔を見せた、と。

    こんなセンスを持って生きていけたらいいなと心から思います。
    こんな切ないクリスマスの今年だからこそ。

  • 2312月

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    東京は東京でも、
    学校がある台東区台東(通称 秋葉原^^;)ならいざ知らず、
    天下の新宿で、こんなに自転車に乗っている人がいるんだ、
    というのが意外でした。今朝の西新宿。

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    で、さすがの台東区台東、佐竹商店街。
    八百屋さんで、こんな泥つきの長ネギ売っています。
    この間の葉っぱが立派だった大根に続く、野菜の投稿・・・。

    日本語学校の学生は、今日が授業の最終日でした。
    帰国できず、外出も制限される年末年始なのに、
    なんだかものすごく元気に「良いお年を!」みたいなことを
    言って手を振って帰って行く学生が何人もいて、
    おかしかった。元気をありがとうです。

  • 2212月
    Categories: tanka, 雑感 Comments: 0

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    2014年から担当している、
    ミャンマー少数民族の難民の皆さんの日本語教室。
    そのご縁で知り合った、難民ナウ!代表の宗田先生が出演されると知り、
    国境なき子どもたち(KnK)主催の番組、
    「今からつくるシリアとの関わり」を視聴しました。

    聞きながら、シリアについて文章を書いたことを思い出しました。
    今日はそれを以下に転記します。
    2015年、当時参加していた短歌結社の歌誌に掲載された文章です。

    ——-

    隔てなきたった一つの太陽を七十億の民が眺むる

    去年の夏の全国大会で第四位に推していただいたこの拙歌を含む
    六首を賀状に書いて送ったところ、内戦が始まる前年までの二年間、
    青年海外協力隊の日本語教師としてシリアに派遣されていた教え子
    から封書が届きました。

    この「隔てなき」で始まる歌を読んで驚いた、それは彼女が日々
    強く思っていることと同じだったからだとありました。

    2008年にシリアに派遣された彼女は、日々の様子を頻繁にメールで
    送ってくれました。日本で人気の歌手や、韓国や中国のドラマが
    テレビで見られること、派遣された学校では、愉快で明るいシリアの
    学生さんたちからエネルギーを与えてもらいながらも、慣れぬ授業や
    テスト作りに四苦八苦している様子などが事細かく送られてきました。

    派遣されて一年たった時には、学生たちやシリアから離れるなんて
    考えられないと書いてありました。シリアで自分が無事に過ごせるのは
    シリアの人のおかげ。たとえば、隣の文房具屋さんは「〜がほしい」
    と言うと、あちこち問い合わせてその場所をメモに書いてくれる、
    タクシーの運転手さんにそれを見せると連れて行ってくれる、
    タクシーがつかまらないときは、警察に頼めばつかまえてくれる。
    シリアの人は本当に親切です…と。メールにはクラスや日本フェアなどの
    写真が、よく添付されてきました。
    彼女は、こうした良い思い出だけを胸に、任期を終えて日本に帰って
    きました。

    そして翌年、シリアに内戦が起こりました。かつて私が見た写真、
    彼女と一緒に写っていた若い学生たちのうち、今、何人が生きているか
    わからないと、かけてきた電話口で彼女は声を詰まらせました。

    内戦は今も続き、彼女も未だ失意の中にいます。しかし、大学、高校、
    小中学校、町、色々な所で、かつての平和で良きシリア、人々の優しさ、
    温かさを、講演してまわっているそうです。

    手紙には、去年の夏に機会があって詠んだという彼女の歌も書かれて
    いました。

    はらからをあまねく照らし高光る つゆへだてなき日こそ尊し

    偶然にも、ここに「へだてなき」という私が詠ったのと同じ言葉が
    ありました。
    いつかきっと、いや、彼女がいる間に行きたいと何度も書いていながら
    結局行けなかったシリア。今の状況からは、おそらく私がシリアに行く
    機会はもうやってこないと思います…。

    「先生、いつも輝く光でいて下さい!」その手紙はそう締めくくられて
    いました。私自身は決して輝く光などではないのですが、でも、短歌が、
    そこに流れる思いが、彼女にそう思わせたのだと思いました。
    かの国々に隔てなく日が照り続け、平和な日々が戻ることを願って
    やみません。

    ——-

    こういったことに、どのように関わったらいいかを見つけたくて、
    番組を視聴しました。録画はここで見られます

    私たちが年明けに企画しているセミナー、
    生活者としての難民の皆さんと共に」〜日本語の学習が人生を豊かにする〜
    1月17日(日)、zoomウェビナーによるオンライン配信です。
    まず知ることから、と思っています。よかったらご参加ください。

  • 2012月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    今、マレーシアに行っていない。
    西尾さんに会っていない。
    コロナ飲んでいない。…けど、この写真。

    今、コロナビールだけじゃなく、アルコール全般、
    帯状疱疹の薬のために、9月から飲んでいません。
    日常的に晩酌していたわけではないのだけれど、
    飲めないと思うと、飲みたくなるものですよねえ。
    今、飲む機会がほとんどないのは、不幸中の幸い。

    飲むのが習慣の人、
    こんな状況になったとき、我慢できるんでしょうかね。

  • 1712月

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    福島の友達が送ってくれた自家製の干し柿と市販の干し芋。
    昔、子どもの頃、干し芋のことは乾燥芋と呼んでいて、
    色は濃い灰色で白い粉がふいていて、結構硬かったような。
    長く東京に住んでいるというだけで、都会人ではないため、
    私は、小洒落た洋物より、こういうのが好きです。

    ところで、この「小洒落た(こじゃれた)」の「小(こ)」。
    (以下、「大辞林」より)
    (A)意味を和らげたり、親愛感を加えたりして、主観的な感じ、
    印象を添える。どことなく…の感じだ。
    「━粋」「━憎らしい」「━ざっぱり」「━しゃく」
    (B)一人前ではない、大したものではないの意を表す。
    また、卑しめる意を表す。
    「━坊主」「━ざかしい」「━才」「━面」「━役人」

    「小洒落た」はどっちでしょうね。
    上に「小洒落た洋物」と書いた時の気持ちは?ですよね。
    親愛の気持ちを込めてだったら(A)…、でも、
    「わあ、素敵!小洒落てますねえ」とは言わないから、
    (B)ですよね。ちゃらちゃらした洋菓子なんてという。
    (少なくとも私の上の使い方においては)

    …って、こういうこと考えることが好きな人、welcome!!
    新しいコースのこと、まもなく皆様にお知らせします。

  • 1612月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    上段の真ん中あたり、私の「夢」です。
    2月の中旬に行った、2020年最初にして最後の海外出張、
    バンコク留学フェアの会場で、学生たちに混じって書いたお習字。

    その時はもうマスク着用で、出発の羽田で携帯用の消毒液を買い、
    無事帰国の翌日にタイ政府から日本渡航の注意喚起発表。
    そのとき初めてコロナを本気で身近に感じました。
    私たちも、その1週間後から通学時の感染を避けるため授業の時短。

    そのあとはもう・・・語るまでもなく。

    この間、来年度のことを考えていると書きましたが、
    電卓とExcelがよく働いてくれて、一応どうにか考え終わりました。

    このご時世、近未来のことは誰にもわからないのだけれど、
    2021年はもうコロナを理由に「できない」は、なしだよね、に、
    若干強気に、それはそうだと言ってはいるものの、うーむ。
    アフターコロナって、そういうことなんですよね。

    「夢」、あのとき一体、何を考えながら書いたのだったか。

  • 1412月

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    学校のホームページに載っている、
    単身赴任していたインドネシアから帰ってきた翌々年の写真です。

    南国では、ざんばら髪にバティックワンピースの自由人姿、
    日本語学校の教務に帰任すると思いきや、
    海外企業からの日本研修受け入れ部門のマネージャーになってしまった頃。
    少しでも大人っぽく見えるように、スーツ、パンプス、髪は一つにまとめて、
    年齢も地位もバックグラウンドも、日本語以外はすべて自分よりずっと上の、
    主に韓国の大企業の偉い方たち相手に、日本体験のプログラムを考えて、
    教材作って、東京と大阪を行ったり来たりしながら研修をしていた、
    結果的にですが、自分が一番輝いていたかもしれない30代半ばの時代です。

    人とつながるための言葉。
    心がつながりを求めて、言葉がついていく。

    と、昨日、福島でした公開セミナー、
    「外国人就労者と日本語教育〜わかりやすい日本語でコミュニケーションを〜」
    で、登壇者やまぐちさんがおっしゃっていました。

    関わる人たちの目に見えぬ力を感じ、
    人とも、時代とも、つながっていることを思った昨日でした。
    トップバッター、福島の皆さま、お疲れ様でした。

    次のセミナーは来年1月17日(日)、東京ブロックの私たち担当、
    生活者としての難民の皆さんと共に〜日本語の学習が人生を豊かにする〜
    です。

  • 1312月

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    あっという間の12月、いよいよトナカイの登場。
    イースターのウサギと並んでしまっている、うちの下駄箱です。
    イースターって、確か4月でしたよね。
    ウサギもトナカイも、ヒューストンのTomokoさんからの頂き物、
    とってもお気に入りで、思わず出しっ放し。…じゃないか。

    で、書いてしまってからナンですが、下駄箱って今も言いますか?
    下駄箱で検索したら、シューズボックスって出てきました。
    確かに下駄ではなく靴を入れてるけど、シューズボックスって
    とっても違和感、と思いながら、そういえば昇降口は?と。

    それも調べてみたら、なんだか若い人には通じないらしい。
    昇降口、校舎などの出入り口で、上履きと靴を履き替えるところと
    辞書にはあったけれど、今、もしかしたら履き替えないのかな。

    昔々、小学生のとき、学校の床をまず濡れ雑巾、次はから拭き、
    顔が映るくらいぴかぴかに磨きなさいと言われて、
    本当にそれくらい一生懸命、学校の掃除をしていました。
    今、掃除って誰がするの? 子どもがするとしても雑巾で??

    母校の柳原小学校、
    今は史跡足利学校として整備されたところにあった東小学校と
    統合されて、けやき小学校に。足利市は来年、市制100周年らしい。

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