• 291月

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    昨日ここに「勘と勢いで生きながらえてきた私…」と書きましたが、
    「生きながらえる」の『大辞林』の例文がふるっていて、
    「生きながらえて老醜をさらす」。私、大丈夫か。

    5年ほど前に、内部の先生たちの勉強会「語りを聴く」というのに
    呼んでもらったときに、話しながら引用した我が拙歌、
    2015年前後に詠んだのを並べます。

    22歳、新卒で就職した職場時代
    ・百歩前いでてゴールで一等賞取ってようやく男と並ぶ
    ・課長いる?男はほかに誰かいる?その要件をなぜ吾に言わぬ

    日本語教師初期、インドネシア時代、ビジネス部門時代
    ・はしたない仕事の対価言うなかれ女の前に女はだかる
    ・呑み食いで仕事はせぬと電話切る打ちっぱなしも三度でやめる
    ・ニッポンの女は凄いとサムスンの男言いしをしかと受け取る

    そしてごく最近
    ・第一線退いたならこの鎧シールを貼って火曜に出すべし
    ・引き時と言いつつ我は澱のごと瓶底にあり時に漂う
    ・棺まで持ちゆくことの随分とたまれり春の還暦間近

    今もこれからも
    ・隔てなきたった一つの太陽を七十億の民が眺むる

    生きながらえて老醜をさらすことのないように、
    願わくば、さりげなく生きていきたいと願っているのだけれど、
    さりげなくって、それは無理か。

    写真は今朝の朝焼け、うちのベランダから。

  • 271月
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    威張れる話ではないですが、見切り発車が得意で、
    かなしいかな、さっさと見切るのも得意です。
    短歌もその一つで、2012年ごろ勢いよく始めたものの、
    数年前に断念し、さっと身を引きました。

    365日毎日一首詠むぞと決めて成し遂げたのは、
    今、毎日書くぞと決めてこれを書いているのと同じですが、
    生き方が短期決戦だから、燃え尽きるのも早いのでしょうね。

    しかし、華々しいことがなかったわけではなく、
    2015年に、近藤芳美賞という短歌の賞に入選しました。
    一つのタイトルで十五首詠むというものです。よかったら以下。

    「余瀝飲み干し…」
    ・図に乗って昨日は少し飲み過ぎた朝のトイレにニッカが香る
    ・呑み食いで仕事はせぬと電話切る打ちっぱなしも三度でやめる
    ・大事なる和なれど和のみで成り立たぬ組織もビールもまとめて苦し
    ・神谷バー寄りて求めし電気ブランノスタルジアが味覚鈍らす
    ・「おお!さすが獺祭」などと言うてみて名に呑まれたと顔赤くする
    ・賀茂鶴は戦艦大和とうんちくを言いて止まらぬ蕎麦屋の酔漢
    ・奈良漬けで酔いし父より生まれたる我は好んで酒の歌詠む
    ・遺言にあらねど父の通夜振る舞い酒なきことをいかに思いし
    ・爪先に心臓ありと思ゆほど我を酔わせし初コークハイ
    ・ビール壜片手に勝手にシンドバッド居酒屋清瀧今もあるらし
    ・巫女にまだ注がれぬうちに盃の余瀝飲み干し妻となりにし
    ・味噌汁を小鍋に分けて酒粕を落として溶かすわたくし用に
    ・雨の日はマッコリですと教え子が言っていたなと棚に手延ばす
    ・上海で好かぬ人よりもらいたる紹興酒の瓶捨てずに飾る
    ・イスラムの教えによりて飲めぬ国だからなおさらビンタン旨し

    写真は、私が好きなお酒、東の横綱の紹興酒です。

  • 261月
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    誘惑に勝てないもの。東の横綱、歌舞伎揚(写真)、
    以下順不同で、干し柿、漬け物一般、ナッツ類、オリーブ…。

    夫は三つ上で、ということは引退に片足突っ込んでるってことですが、
    数年前から料理にハマり、その上達の勢いとどまるところを知らず。
    好きでやってくれているので、恩着せがましく言われることもなく、
    ただただよかったよかったです。

    昔、誘惑の横綱だった脂身の多い肉、私も年をとってきたので、
    前頭くらいに降格して、毎食毎食、肉肉言ってないんですが、
    いいか悪いか夫と食べ物の好みが似ていて、油/脂の登場回数多し。
    ・・・よって、コルステロールたまるたまる。

    ふう。
    プライベートの話をするのはあまり好きではないので、
    普段、ここには実家の母くらいしか登場しないのですが、
    書くことに事欠いて、夫と歌舞伎揚まで登場させてしまいました。

    継続は力なり、だけれど、継続は大変。だから力になるんですね。
    以上、どうでもいい話でした。失礼しました。

  • 231月
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    左上から、東京kの主婦会館、
    その右、インドネシアのメダン、
    下のは、ミャンマーのヤンゴンの、足跡です。

    タイトルの『地に爪跡を残すもの』は、
    佐々木邦という人が昭和9年に書いた小説で、
    亡き父がよくこの本のことを話していたのは、おそらく、
    「地に爪跡を残せ」と言いたかったからだと思います。

    「地に爪跡を残すもの」、知ってるような顔して、
    この話をよくしているけれど、実は読んだことがありません。
    それはやっぱり、父に対してもまずいだろうと思って、
    Amazonを見たら、出品者という人から買えるとわかったので、
    さっき注文しました。

    親しくしている人たちが今、様々な足跡を残しています。
    大事に作り上げてきたen塾に終止符を打とうとしている人、
    韓国の『きらめく拍手の音』というドキュメントを翻訳した人、
    ・・・人、・・・人、・・・人。

    僭越ながら自分の人生と重ね合わせて、ちゃんと整理して、
    改めてひとつひとつ、ここに書いていこうと思います。

    ・・・あぶない、またうたた寝。

  • 221月
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    何年か前に、初めてミャンマーに行ったとき、
    「あなたは、おしんですか」と聞かれました。
    たまたま会った日本語ができる人にだったと思います。

    「いいえ、私はおしんじゃありません」なんですが、
    それくらいに、おしんは有名でした。
    ミャンマーだけでなく、アジアのあちこちの国々でも。

    20代のときに行ったイギリスの語学学校では、
    「あなたは、husband(夫)が死んだらハラキリしますか」
    ハ〜ラキ〜リと言っていたのは、腹切り=切腹。
    「いいえ、しません!」どん(机を叩く音)。

    写真はミャンマーのイタリアンレストランで撮りました。

    ・・・ここまで書いたところで、
    テーブルにおでこつけて寝てました。寝ますねーzzz

  • 201月
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    今日の夕方、カバンの中にお財布がないことに気づきました。
    診察券の番号を見ようと思ってお財布を探したんですが…。
    中には、診察券だけじゃなく、もちろんお金もクレジットカードも、
    いろいろ入れているお財布が、ない!

    いつお財布からお金出して使ったっけ?と考えたら二日前の月曜日。
    今日は在宅勤務だったので、学校に電話。
    月曜日に、お客さんと一緒にお昼を食べに行ったときに持参した、
    布の袋の中にありますよ!と。ああ、やっぱり。

    もう何ヶ月も、ほとんどお財布からお金を出していないのです。
    コロナ禍でお金を触りたくないというのもきっかけとなり、
    キャッシュレス社会の一員になったから。
    今、支払いはほとんど腕の時計やクレジットカードをかざして終わり。

    で、どうしてこの写真?
    お財布を持ってお昼を食べに行ったのは焼き肉屋さん。
    そうだ!今日は肉の写真だ!と、スマホの中の「肉」の写真を検索、
    そうしたら2015年のこの写真が「肉筆」というカテゴリーで。
    文明の利器、想定外の行動をしてくれますよね。

  • 191月
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    出勤した昨日は、11,165歩。
    在宅勤務の今日は、2,112歩。
    もちろん座ってぼーっとしていたわけではなく、
    zoomと電話でのミーティングがいくつかずつと、
    あとはメールやメッセンジャーでのやり取りと、・・・。

    写真は、小池さんのマスクと呼んでいるマスク。
    西陣織の少しお高かったマスク、小池さんは小池都知事です。

    仕事は「行ってする」から「居てもする」、
    マスクは「風邪と花粉の時だけ」から「いつもする」に。
    おそらくこのまま当たり前になることと、
    ならないこと、それもあるのだろうと思います。

    横浜市長が帯状疱疹に伴う左顔面まひで再入院という
    ニュース。他人事とは思えません。
    痛いなんてもんじゃないだろうと思います。
    どうかどうかお大事に。一日も早く良くなりますように。

  • 181月
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    不安を煽るわけではありませんが、ほんと、怖いです。
    英変異ウイルス、初の市中感染か。英国滞在歴ない男女3人。

    今日、府中の駅に帰り着いたのは9時過ぎ。
    とにかく誰も歩いていないんです。車もほとんど通ってない。
    お店が閉まっているから道が暗い。まだ9時なのに。

    昨日の大きな仕事の、やり切った感からきた疲労と相まって、
    無造作に積まれた仕事の山を捌き切れない焦りと相まって、
    目に見えぬ敵が怖い。

  • 151月
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    今朝、ふと「お尻は一つしかない」という言葉を思い出しました。
    コロナの感染拡大でトイレットペーパーがなくなる!
    という話が巷に流れ始めたころ、
    買い占めたってしょうがない、お尻はみんな一つしかないんだよ。
    と、あの、台湾のデジタル担当大臣、オードリー・タンさんが言った
    という、その言葉。

    リーダーシップって何だろうと、改めて思う今日このごろ。
    己を顧みつつも。

  • 141月
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    昨日の晩残したエビのお寿司。今朝、冷蔵庫から。
    子どものころは、このエビのお寿司が一番好きでした。
    でも、今はもっと美味しいネタがたくさんあるから、
    こうやって最後の一つになって、食べ切れなくて、
    ラップにくるまれて冷蔵庫で一夜を明かす身に。