去年の卒業式に「元気玉」と称して皆に向けて投げた、
「散らからない投げテープ」。
よし、これやろう!と思いついて、Amazonで買いました。
インターカルト、自由人の集まりだからできるこんなこと。
でも、私が一番好きなのは、この8年前の。
卒業式や入学式、海外での留学フェアで、
着物を着なくなって久しいです。
いつしかと吾の卒業の日を思う過ぎゆく時に手を伸ばしつつ
作家の童門冬二さんが、一年前に亡くなっていたことを
昨日のニュースで聞いて、少なからずショックを受けました。
童門さんの小説で上杉鷹山を知ったのだったか、
上杉鷹山を知ろうと童門さんの小説を読んだのだったか、
よく覚えていないのですが、
『小説 上杉鷹山』は、何度も読みました。
元気とかパワーとかそんな派手なものではなく、
小さな火種を後に続く若い人たちの心に残せたら、
なんて上杉鷹山を真似たようなことをよく思います。
鷹山の如く火種を残したし危なき火種持つ我なれど
上杉鷹山の「してみせて言って聞かせてさせてみる」を、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、
人は動かじ」とした山本五十六のこれもまた我が人生訓。
子に母語を継承したる親たちの一人ひとりの想いをつなぐ
夏バージョンの私たち。カルダー淑子先生と椿さんと私。
季節を超えて今日、気温零下というワシントンのカルダー先生から
この写真が送られてきたので、このお話を。
カルダー先生は、「日本語教育推進法に「海外に移住した邦人の子孫等
への日本語教育の支援」を」という世界中の関係者の声を国に届け、
2019年に実現に導いた方です。
この間、登録認定を受けた私たちの日本語教員養成課程の特徴の一つは、
「目的・対象別日本語教育」という科目の充実で、
留学、生活、就労、児童生徒、難民等、海外という6つの分野の事例が、
溢れるほどに盛り込まれていることです。
そのうちの一つ、分野「海外」の中の「継承日本語」というカテゴリーで、
カルダー先生が、アメリカ、スイス、フランス、韓国、南米で日本語を
継承する先生たちの生動画制作をコーディネートしてくださいました。
去年の夏のこの写真は、東京での、その小さな慰労会。