• 152月

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    文科省「令和6年度「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修」の
    事業報告会、アルカディア市ヶ谷からのオンライン配信、無事終了しました。
    写真は、地域日本語教育の専門家、北海道、東北、東京、中部、九州各ブロック
    の皆さんと、事業評価委員の西原鈴子先生、そして精神的伴走者!の私です。

    去年から始まった研修を走り抜けた受講生の皆さん、ようやくゴールです。

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    国の方針としての外国人労働者の受け入れが、非常な勢いで進む中、
    直接的な受け皿は企業ですが、ご本人も家族も地域の住人となっていくので、
    そこでの様々なサポートが、自ずとものすごい勢いで必要になっていきますね。

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    2008年に私たちが初めてこの生活者事業を受託してから早17年。
    日本語教育の来し方行く末を思いながら、アルカディア市ヶ谷から臨む川、
    ではなく外濠を眺めた今朝でした。

  • 102月

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    今日は一日、文科省。
    午前中は、5年ぶりの対面開催という日本語教育大会、
    午後は、日本語教師養成・研修推進拠点整備事業の全国協議会。
    大講堂で一堂に会した、何年ぶりかに会った懐かしい方、
    オンラインでしか会ったことのなかった方、
    …コロナ前はこんなだったなと、妙な感慨でした。

    国家資格となった登録日本語教員の活躍の場への期待が
    語られました。心からそれを願いたいです。
    と、同時に思い起こす。
    日本語教育推進法曰く、そのための能力と資質の向上、そして、
    見逃してはならない処遇の改善。

    【日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第四十八号)】
    (日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上等)
    第二十一条 国は、日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上
    並びに処遇の改善が図られるよう
    、(略)国内における日本語教師
    (略)の資格に関する仕組みの整備(略)を講ずるものとする。

    日本語教師を「職業」にしなければ。
    大学卒業後の就職先として選ばれる企業と同じように、
    日本語教員という仕事が、それらと遜色ない条件での選択肢と
    ならなければ。

    コロナビールは今日ではありません。
    対面の大会に戻ってコロナ前を思い出し、その条件反射で。

  • 131月

    空港で博多ラーメン完食し羽田経て今もう我が家かな

    この不思議、自分の中では、
    昨日の福岡でのセミナーで山田智久先生が話された、AIの進化と
    似たものがあります。

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    写真は、福岡ではなく、その前日の熊本でのシンポジウム終了後。
    核の、東京(軽井沢?)から神吉宇一先生と、福岡の深江新太郎先生、
    聴衆として!秋田から伊東祐郎先生と、島根の仙田武司さん、
    宮崎からファシリテーター高栁さん、東京、福島からスタッフ一同。

    タイトルに「行脚」と書きましたが、空港、会場、ホテル、×2です。
    熊本も福岡も、明日以降、報告がじゃーんと出てくると思います。

  • 2712月

    本日、2024年の仕事納め。
    納めるとは、終わりにするという意味です。

    私が日本語教師になって、
    皆さんより少し遅れて外界デビューした時からずっと、
    年齢も経験も何もかも、私よりずっと大先輩なのに、
    いつも、同じ志を持つ者として付き合ってくださった
    江副先生が、10日前、私たちにとっては突然の、
    ・・納め。

    私が好きな、思い出の写真。

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    新宿日本語学校で、日振協の実践研修プロジェクト。
    江副先生と山本先生と。

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    たぶん2002年春。
    だとするとお茶の水女子大学…での日本語教育学会。
    全養協開設メンバーでのパネルディスカッション。

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    確か、新宿のサザンテラス…じゃなかったかな、会食後。
    江副先生とジョエルさんと山本先生と木内さんと。

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    東京外国語大学での日本語教育学会。
    江副先生と山本先生と。

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    心からご冥福をお祈りいたします。
    ありがとうございました。感謝の気持ちだけです。

  • 3011月

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    今日は仙台。
    普段接点のない方たちと、たくさん話をして、刺激を受けて、
    頭の中のもやもやの霧の隙間から少し晴れ間が見えたような気分。
    わざわざ新幹線に乗って来た甲斐があったってもんだ、
    ・・・の一日でした。

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    駅前の道のイチョウ。

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    東北大学の壁沿いの紅葉。
    短い秋からはみ出てそのまま冬の中にある景色。

    仙台駅に着いてすぐに牛タンを食べました。
    仙台の駅前には数軒おきにあるように見える牛タンの店。
    日本中の牛のベロがここに集合。

  • 219月

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    「出過ぎた杭は打たれない」と言われたときは、
    むっ!とするより先に、うまい!と感心しました。
    思い先行、まず飛び出して、走りながら考える。

    しかし、昨日は、
    「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行することが、
    物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。」
    という稲盛さんの言葉を聞いて、素直に自らを省みました。
    構想と実行の楽観的は合格だけど、計画もかなり楽観的だなあと。
    ・・・。

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    先日の福島でのシンポジウムを、記事にしていただきました。
    改めて登壇の皆様にありがとうございます、です。
    これも、経団連の脇坂さんと話しているときに、閃いて、
    その場でお願いしました。・・・は、いいのだけれど、
    制度のこと、私、ちゃんとわかってる?と、当日まであたふた。

    冒頭の写真は、クロストークにご登壇の東栄産業の会長さん宅の
    畑一面に植えられた、インドネシアからの実習生たち用の唐辛子。
    こういう会長さんの「思い」が制度を成功に導くのだと思うのです。
    思いはすべての基本、・・・が、私の思い。ときに杭も高く聳える。

  • 019月

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     ↑
    こちら香港での大型日本留学フェア。

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     ↑
    こちらタイでのバンコク日本博。

    どちらも今週末、香港は土曜日、タイは金土日曜日に開催、
    彭さんと辻本さんがそれぞれ出張して、パートナーたちと
    学校の紹介をしてくれました。

    パートナーは、卒業生たち。
    ブースのお手伝いとか、通訳とか、そんな風に呼んできたと
    思うのだけれど、今回の香港の出張申請書には、
    「ブースパートナー」と書いてありました。まさに、です。
    ありがとう、多謝、コップンカー。

    で、この週末、私はと言えば、オンライン三昧。
    土曜日の午前中は、インターカルトの文科省生活者事業の初日、
    西原鈴子先生の講義を視聴。
    午後は、日振協の文科省初任研修のワークショップを覗き、
    今日、日曜日のお昼からは、日振協の文科省主任研修の、
    「先輩に聞いてみよう」というコーナーで、調子づいて喋る^^;

    三昧とは、一心不乱にそのことをすること。
    語源は(仏教で)精神を集中し、雑念を捨て去ること、だそうで、
    そ、一心不乱にオンライン・・・三昧の週末でした。気づけば9月。

  • 258月

    自分のこれからと重ね合わせて、
    深く考えさせられることの多かったこの週末、金曜と土曜でした。

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    金曜日の18:30から、
    国立社会保障・人口問題研究所の是川夕さんが編集長を務める
    『日立財団グローバル ソサエティ ジャーナル』が関わる、
    「Journey to be continued-続きゆく旅-」の上映会に。

    これから日本で生きていく人誰もが、つまり、まずは日本人が、
    こういうもの・ことに触れて、知って、考えてほしい。
    今、私は、持ち歩いている名刺に、
    「「人と人、人と社会を言葉でつなぐ」をライフワークに。」
    というメッセージを記し、おそらく息巻いているのだけれど、
    根本から覆されたような、複雑な気持ちに襲われました。
    これは、誰よりもわかっていると自負しているであろう、
    日本語教師や日本語支援者の方にも見て、そして自らの
    振り返りをしてほしい映画だとも強く思いました。

    是川さんが編集長を務める、
    『日立財団グローバル ソサエティ ジャーナル』Vol.2の、
    「個から考える多文化共生」と題された星野ルネさんへの
    巻頭インタビュー記事の中で、是川さんがルネさんの漫画から
    引用したセリフ「子どもが泳ぐには多様性の海は深すぎる」は、
    直前に見た映画にそのまま重なり、ぐさっときました。

    日本語教育機関認定法に重ねて言うなら、留学、生活、就労の、
    留学以外は、知って考える場を提供することしかしてこなかった
    自分には、自ら直接その「海」に手を下すことができないので、
    じゃあ、何をどう。私が名刺のメッセージに近づくための課題です。

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    そして、昨日の土曜日は、
    文科省の委託、現職日本語教師研修プログラム普及事業、
    「生活者としての外国人」に対する日本語教師【初任】研修の
    事前オリエンテーションでした。

    文化庁時代から数えて、この生活者事業の受託は15年目。
    今回は初めて、6名の聾者の方が受講生として参加しています。
    手話通訳の方に入っていただいてしたオリエンテーションは、
    通訳者の交代の切り替えなども問題なく終了したようです。

    手話は独立した言語体系を持つ一つの言語
    2008年に発効された障害者権利条約で「言語」として定義、
    国際的に認知された手話は、日本でも法律にそう示されています。

    詳しいことは、主催する日本語教員養成研究所が発信していくと
    思うので、そちらに譲りますが、法律に定められるずっと前から、
    聾の学ぶ方と聾の教える方がいた。そのことを今、改めて、
    再認識したことに、私自身は小さく小さくなる思いでした。

    以下は、私のスマホのフォルダにあった私が撮った花の写真。
    いろんな国で撮ったいろんな花があるけれど、みんな「花」です。

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    最後に余談。
    上に書いた是川さんの記事の中に、星野ルネさんが、お父さんから
    「見た目が外国人だから、他人の倍、努力して、やっと一人前の
    扱いをされるんだよ」と言われた、ということが書かれていました。
    ここを読んだ時、女である自分もそうだったと思ったことをちょっと。

    人の百倍やってようやく男と同じスタート地点に立てる(かもしれない)
    んだと、就職した時に知ってショックを受けた世代です。
    ついこの間聞いた、私より一つ年上の日本語学校経営者のMs.Y先生の、
    新卒で入った大手ゼネコン企業での、入社の辞令が人事部長名だった、
    という話。同期の男子たちは社長からだったのにと。

    だから私たちは、性別に関係なく実力勝負ができるこの仕事を選び直し、
    そして、こんな強い役回りを担っているのかもしれないなあと思った。
    ・・・ことが余談です。人はその立場になってみないとわからない。

    ・・・以上、今日は話が長かったです。

  • 147月

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    昨日、台北で乗ったウーバーで、
    こんなものを初めて見たので、感動して撮りました。

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    車の前後?にカメラが8台付いているそうで、
    周りにいる車やバイク、人の状況を映していました。

    こんなのがあったら、ゴールド免許歴半世紀近くの私も
    安心して乗れるかな?とか。(乗れまい…。)
    しかし私は、何より、自動運転の車が普通になることを、
    心から願っているのです。
    ますます加速する高齢化社会、特に地方で免許を返納して
    移動の足を失い、買い物にすら行けなくなっている人たち
    のために、なんとか。

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    台北での日本留学フェアは順調に進行中です。

    コロナを経て、色々が普通を取り戻しているけれど、
    一方で、根底の常識が大きく変わったことも実感しています。

    そんな中、
    会場に集まった全国からの他校の皆さんとの挨拶代わりの合言葉は、
    「認定、出しました?」。そう、これが目下の一大事。

  • 315月

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    OECDからの報告でも、5人のパネリストの発言でも、
    当たり前に「語学学校」「日本語教育」という言葉連発。
    私たちは何ができているのか、どこの誰と何をすべきなのか、
    ・・・頭を巡らせながら。

    ハイブリッド開催。会場に行って参加しました。
    旧知の人々含め、多方面、多分野の方々で会場はいっぱい。

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    帰りの内幸町あたり。
    本来の私にとって、とてもとても有意義な時間でした。

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