• 044月

    新入生を迎える準備をしていたスタッフの作業テーブルの上に、
    安全な留学生活のために』。
    イラストだけでなく、デザインも、書かれた内容も、構成も、
    こういうのを作ろうという企画も、思いそのものも、
    昨年末に亡くなった新宿日本語学校校長の江副先生。
    これは、日振協に、日本語学校に残してくださった作品で、
    この冊子が初めてできた頃のいろいろを思い出しています。

    やっぱり、ものすごく偉大でした。江副先生。これも足跡…。

  • 034月
    created by photogrid

    先日、ひつじ書房から出版された、
    外国人受け入れへの日本語教育の新しい取り組み』(田尻英三編)
    という本の第8章を担当させていただきました。
    「認定日本語教育機関・登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関における
    「日本語教育」と「日本語教員養成」─新たな実施申請にあたって認識して
    おくべきこと─ 」という長いタイトルなんですが、
    これから申請を!という機関に向けて、制度の建て付けやポイントをまとめた
    パートです。

    ほかにも、明治書院の『日本語学』ー「日本語教育の資格と専門性」の号に
    書かせていただき、
    ココ出版の『日本語学校物語』には、・・・書いていただきました。

    実は、私の日本語教育人生もいよいよ集大成かと、くらっときたのですが、
    まだ、あともう少し、いや、それ相応に続きそうな感じです。
    まあ、マグロだから(泳ぐのをやめたら死んじゃうから)、
    その日のぎりぎり前日まで泳いでいるのですよね、きっと。あと100年くらい。

  • 283月
    created by photogrid

    新制度の下で始まった「登録実践研修課程 45単位時間教壇実習コース」、
    その記念すべき第1期生の一人は、マレーシアのAtoZ Language Centre
    校長の西尾亜希子さんでした。
    西尾さんは、インターカルトの教師養成修了後マレーシアへ。学校設立。
    AtoZは、インターカルトの文化庁受理養成講座のマレーシアサテライト。

    海外で教える教師には経過措置がないので、試験ルートでの受講でした。
    去年11月の日本語教員試験の基礎試験と応用試験(合格率8.7%)に合格、
    だけでも偉いのに、コースを受けるためにマレーシアから来てくれました。
    でも、来なかったら国家資格取れない、登録日本語教員になれないのだから。

    前にも書きましたが、お初のものは“まず私が”のマイルール。
    現職日本語教師、それも20年以上の経験という人たちに向けての授業は、
    担当した私たちの方こそ“勉強になりました”でした。

    そういうことをしながら、祝日も土曜日も日曜日も返上して。
    西尾さんたち、登録日本語教員、おめでとうございます!
    お疲れ様でしたー! 受講ありがとうございました。

    コースが終わったと思ったら、すぐにISOの定期審査受審。
    ふう。ということで、
    私は、無事駆け抜けましたでしょう!で、いろいろ振り返りながら、
    いろんな人に会いにあちこちに行ってきまーす。

  • 152月

    IMG_1871

    文科省「令和6年度「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修」の
    事業報告会、アルカディア市ヶ谷からのオンライン配信、無事終了しました。
    写真は、地域日本語教育の専門家、北海道、東北、東京、中部、九州各ブロック
    の皆さんと、事業評価委員の西原鈴子先生、そして精神的伴走者!の私です。

    去年から始まった研修を走り抜けた受講生の皆さん、ようやくゴールです。

    IMG_0761

    国の方針としての外国人労働者の受け入れが、非常な勢いで進む中、
    直接的な受け皿は企業ですが、ご本人も家族も地域の住人となっていくので、
    そこでの様々なサポートが、自ずとものすごい勢いで必要になっていきますね。

    IMG_0734

    2008年に私たちが初めてこの生活者事業を受託してから早17年。
    日本語教育の来し方行く末を思いながら、アルカディア市ヶ谷から臨む川、
    ではなく外濠を眺めた今朝でした。

  • 102月

    IMG_0797

    今日は一日、文科省。
    午前中は、5年ぶりの対面開催という日本語教育大会、
    午後は、日本語教師養成・研修推進拠点整備事業の全国協議会。
    大講堂で一堂に会した、何年ぶりかに会った懐かしい方、
    オンラインでしか会ったことのなかった方、
    …コロナ前はこんなだったなと、妙な感慨でした。

    国家資格となった登録日本語教員の活躍の場への期待が
    語られました。心からそれを願いたいです。
    と、同時に思い起こす。
    日本語教育推進法曰く、そのための能力と資質の向上、そして、
    見逃してはならない処遇の改善。

    【日本語教育の推進に関する法律(令和元年法律第四十八号)】
    (日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上等)
    第二十一条 国は、日本語教育に従事する者の能力及び資質の向上
    並びに処遇の改善が図られるよう
    、(略)国内における日本語教師
    (略)の資格に関する仕組みの整備(略)を講ずるものとする。

    日本語教師を「職業」にしなければ。
    大学卒業後の就職先として選ばれる企業と同じように、
    日本語教員という仕事が、それらと遜色ない条件での選択肢と
    ならなければ。

    コロナビールは今日ではありません。
    対面の大会に戻ってコロナ前を思い出し、その条件反射で。

  • 131月

    空港で博多ラーメン完食し羽田経て今もう我が家かな

    この不思議、自分の中では、
    昨日の福岡でのセミナーで山田智久先生が話された、AIの進化と
    似たものがあります。

    IMG_0470

    写真は、福岡ではなく、その前日の熊本でのシンポジウム終了後。
    核の、東京(軽井沢?)から神吉宇一先生と、福岡の深江新太郎先生、
    聴衆として!秋田から伊東祐郎先生と、島根の仙田武司さん、
    宮崎からファシリテーター高栁さん、東京、福島からスタッフ一同。

    タイトルに「行脚」と書きましたが、空港、会場、ホテル、×2です。
    熊本も福岡も、明日以降、報告がじゃーんと出てくると思います。

  • 2712月

    本日、2024年の仕事納め。
    納めるとは、終わりにするという意味です。

    私が日本語教師になって、
    皆さんより少し遅れて外界デビューした時からずっと、
    年齢も経験も何もかも、私よりずっと大先輩なのに、
    いつも、同じ志を持つ者として付き合ってくださった
    江副先生が、10日前、私たちにとっては突然の、
    ・・納め。

    私が好きな、思い出の写真。

    1999/7/11
    新宿日本語学校で、日振協の実践研修プロジェクト。
    江副先生と山本先生と。

    IMG_8727

    たぶん2002年春。
    だとするとお茶の水女子大学…での日本語教育学会。
    全養協開設メンバーでのパネルディスカッション。

    IMG_0787

    2014/12/17
    確か、新宿のサザンテラス…じゃなかったかな、会食後。
    江副先生とジョエルさんと山本先生と木内さんと。

    IMG_0346

    2018/5/26
    東京外国語大学での日本語教育学会。
    江副先生と山本先生と。

    IMG_2269

    心からご冥福をお祈りいたします。
    ありがとうございました。感謝の気持ちだけです。

  • 3011月

    IMG_4144

    今日は仙台。
    普段接点のない方たちと、たくさん話をして、刺激を受けて、
    頭の中のもやもやの霧の隙間から少し晴れ間が見えたような気分。
    わざわざ新幹線に乗って来た甲斐があったってもんだ、
    ・・・の一日でした。

    IMG_4188

    駅前の道のイチョウ。

    IMG_4192

    IMG_4193

    東北大学の壁沿いの紅葉。
    短い秋からはみ出てそのまま冬の中にある景色。

    仙台駅に着いてすぐに牛タンを食べました。
    仙台の駅前には数軒おきにあるように見える牛タンの店。
    日本中の牛のベロがここに集合。

  • 219月

    IMG_9211

    「出過ぎた杭は打たれない」と言われたときは、
    むっ!とするより先に、うまい!と感心しました。
    思い先行、まず飛び出して、走りながら考える。

    しかし、昨日は、
    「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行することが、
    物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。」
    という稲盛さんの言葉を聞いて、素直に自らを省みました。
    構想と実行の楽観的は合格だけど、計画もかなり楽観的だなあと。
    ・・・。

    IMG_3958

    先日の福島でのシンポジウムを、記事にしていただきました。
    改めて登壇の皆様にありがとうございます、です。
    これも、経団連の脇坂さんと話しているときに、閃いて、
    その場でお願いしました。・・・は、いいのだけれど、
    制度のこと、私、ちゃんとわかってる?と、当日まであたふた。

    冒頭の写真は、クロストークにご登壇の東栄産業の会長さん宅の
    畑一面に植えられた、インドネシアからの実習生たち用の唐辛子。
    こういう会長さんの「思い」が制度を成功に導くのだと思うのです。
    思いはすべての基本、・・・が、私の思い。ときに杭も高く聳える。

  • 019月

    IMG_9204
     ↑
    こちら香港での大型日本留学フェア。

    IMG_9206
     ↑
    こちらタイでのバンコク日本博。

    どちらも今週末、香港は土曜日、タイは金土日曜日に開催、
    彭さんと辻本さんがそれぞれ出張して、パートナーたちと
    学校の紹介をしてくれました。

    パートナーは、卒業生たち。
    ブースのお手伝いとか、通訳とか、そんな風に呼んできたと
    思うのだけれど、今回の香港の出張申請書には、
    「ブースパートナー」と書いてありました。まさに、です。
    ありがとう、多謝、コップンカー。

    で、この週末、私はと言えば、オンライン三昧。
    土曜日の午前中は、インターカルトの文科省生活者事業の初日、
    西原鈴子先生の講義を視聴。
    午後は、日振協の文科省初任研修のワークショップを覗き、
    今日、日曜日のお昼からは、日振協の文科省主任研修の、
    「先輩に聞いてみよう」というコーナーで、調子づいて喋る^^;

    三昧とは、一心不乱にそのことをすること。
    語源は(仏教で)精神を集中し、雑念を捨て去ること、だそうで、
    そ、一心不乱にオンライン・・・三昧の週末でした。気づけば9月。