• 136月

    日本語教師ってどんな仕事?(沖縄/那覇)
    沖縄で実習ができます♪ いいですよねー。
    養成講座受け直すフリして、私も行きたいくらい。
    主催のICLCさんは、元々沖縄で老舗の養成講座です。

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    日本語教師という仕事(福岡/久留米)
    「日本語教師って知っとぉ?」
    「どげな仕事ね? 英語はできんばってん。」
    まずはご参加を!久ゼミの先生方がお待ちしています。

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    国家資格化?どうなる、これからの「日本語教師」
    (福島/郡山)公認日本語教師の対象は、
    留学、就労、生活の三分野。
    そのすべての活躍の場が福島にはあります。

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    現時点では、法務省告示校の教師資格が得られる、
    420時間の日本語教師養成講座(※学士要件あり。)、
    その通信コースは、WEB、オンラインで学べるコースですが、
    実習(最低120時間分)は「対面授業」で行われることが、
    文化庁から示されているきまりです。
    この実習を、沖縄で、久留米で、福島で、そして東京で!

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    30数年前に日本語教師になったときからずっと、
    日本語教師の社会的地位、待遇の改善を見届けてから、
    次の世代にバトンを渡したいと考えてきました。
    しかし、それはそんなに簡単なことではなく、もしかしたら、
    その道半ばで現役を退くという結果になるかもしれませんが、
    それでも今、なんとかその道の貫通に近づけるべく・・・。

    次回の日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議は、
    6月の末に開催される模様です。

  • 305月

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    アメリカのカルダー淑子先生のところは朝で「おはよう」、
    ギリシャのズルディス智子さんのところは夕方で「こんにちは」、
    日本の椿さんと私は夜なので「こんばんは」のミーティングを
    日本時間の昨日の晩、10時からしました。

    6月5日から連続4回行う継承日本語のセミナー
    実は、継承日本語という分野、自分にとっては遠い存在でした。
    ですが、こうして準備を進める中で、日本在住だからとか、
    国際結婚じゃないからとか、そんな狭い考えではなく、
    日本語教育を専門とする者は、当然知って考えるべきことだと、
    改めて強く思うようになりました。

    私たちがずっとしているミャンマーの難民の皆さんへの日本語クラス、
    それと並行して行われている子供たちへのミャンマー語クラスも「継承」。
    この間出展した教育ITソリューションEXPOでブースを訪ねてくださった
    多くの方々から相談のあった、国内の外国人児童生徒への日本語教育。
    そこには、家庭内での親御さんの国の言葉の「継承」が。

    そう、無関係ではないんです。
    本セミナーの初回と最終回に登場してくださる、継承日本語の専門家、
    カルダー先生は、2019年に成立、施行された日本語教育推進法に、
    「日本にルーツを持って海外に永住する子供たちの母語教育に対する支援」
    を盛り込むため、世界中の該当の方々の声を日本語教育推進議連に届けた、
    その運動の中心的役割を果たされた方です。

    時差を超えて、世界中の人と普通にミーティングをするという新常識を、
    奇しくもコロナがもたらしてくれたおかげで、私もこんなわかった風な
    文章が書けるくらいの知識を得ることができました。でももっともっと。

    ご興味がある方はもちろん、
    今はない方も、ぜひこの知る機会をご活用ください。

  • 255月

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    苦手なこと、見ざる、言わざる、聞かざる。
    見てられない、聞いてられない、と思った瞬間、飛び出している。
    む!と思ったら黙っていられない、そういう性分。

    そういうわけか、どういうわけか、そういう用事でここのところ、
    ちょっと忙しいです。自分の頭の上にも蠅がぶんぶんなのに。
    でも、人の蠅を追うより己の蠅を追え、ではないです。
    今、蠅はみんなの頭の上でぶんぶんだから、皆で一緒に追い払い、
    それから改めて、競合、ライバル、商売敵。

    日本語学校も、日本語教師養成講座も、
    業界そのものに力がなかったら、個の力もへったくれもない、
    疫病、枠組みの変化、…世の中にはもっと強い力があるから。

    委員を務める「日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」、
    いよいよ終盤、第6回の傍聴登録→こちらです。

    とかなんとか言って、忙しぶってる自分、
    こんなこと言いながらまた一つ、年をとっていくのです。

  • 154月

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    Content is not the problem. Learning how to learn is the future of education.
    コンテンツは問題ではありません。学び方を学ぶことが、教育の未来なのです。

    IEEFの堀江さんがシェアしていた「University World News」の記事
    以下、私が考えたこと。※記事の内容とは一致していません。

    「コンテンツ」の意味は「中身」。
    たとえば、私たちのような語学教育だったら、なんだろう。
    文法や語彙そのもの?、もしくはその解説や説明? 

    いや違うでしょう。っていうことですよね。
    どうやって学んだら、未来に繋がるような力を身につけられるか、
    と、そういうことを教える。それを本来は中身と言うんじゃないか。
    学び方を学べたら百人力。当然モチベーションも上がるはずです。

    「学び方」を教えるって、言うは易し。できてますか?
    私自身はその実例をこの間、海外でのオンライン授業で体感したばかり。
    2時間×10日間、言葉がわからないのに授業に入り続けて体感したことを、
    まずは自分自身で体現してみたいと、計画を練ってるところです。

    しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、
    教育の未来を考える前に、目先、足元を真剣に考えないと、という現実。
    この業界のインフラ自体が崩れてしまそうな今です。
    能天気な私も、4月中旬になっても学生来ないじゃ、さすがにまずいな…
    と思い始めているところです。

    攻めと守り、同時進行でいくのだけれど、トンネルの先、見えず。
    散って地べたで朽ちる花にはなりたくなく。

  • 313月

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    ここ数日、スマホの画面がすり減るんじゃないかと思うくらい、
    いろんな人と電話で話しました。

    他の業界がそうであるのと同じように、
    春なのに新入生が入国してくる見込みが立っていない私たち、
    日本語学校も究極の事態です。

    今日の写真のテーマは、暗がりではなく、その先の光です。

  • 253月

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    去年の秋から、ほぼ毎週土曜日、全16回の文化庁普及事業、
    「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修、
    先日の評価委員会を経て、今日は振り返りの会でした。
    福島、東京、名古屋、久留米、那覇の5ブロックに所属する
    中枢メンバー、共に研修の運営をした23人合同の会。

    半年前までお互いに名前も顔も知らなかった人たちが、
    カリキュラムやら広報やら当日の運営やら事務管理やら
    ポータルサイト制作やら、混じり合い協働して成し遂げた
    成果が、今日の和気藹々の雰囲気だったと思います。

    講座の受講生142名、
    事業の一環で行った各ブロックが主催したセミナー、
    生活者としての就労者、難民、外国人児童、留学生、日系人を
    テーマとしたセミナーには、日本国内外、様々な立場の方々が
    のべ1851名も参加してくださいました。

    そのまますっぽりコロナ禍の中にあった2020年に、
    暗くなることなく、絶望感にも苛まれず、前を向いて忙しく
    していられたのは、この事業のおかげだったと思います。

    どうもありがとうございました。どうか引き続き…です。

  • 063月

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    今日の沖縄での講座とセミナーに、私が着て臨んだかりゆし。
    かりゆしはこのシャツのことで、沖縄の正装、
    言葉そのものは「めでたい」とか「縁起がいい」という意味
    なんだそうです。

    日本中、世界中がコロナ禍で超最悪なこの一年ですが、
    けれど、この文化庁の普及事業とその一環でしたセミナーの
    おかげで、今まで以上にたくさんの方たちと知り合い、
    繋がることのできた貴重な一年ともなりました。

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    登壇者のアルベルト城間さん(ディアマンテスのボーカル)の
    素晴らしい歌声が、国内外で視聴する皆さんの心に響き渡って、
    福島、東京、名古屋、久留米、那覇という連携した地域ブロック、
    就労、難民、児童、留学生、日系人という生活者のカテゴリー、
    それぞれの役割を担い去年の12月から5回にわたって開催してきた
    セミナーが無事に終了しました。

    皆皆皆皆皆皆皆さん、ありがとうございました。
    今日は、新しい明日の始まりです。

  • 053月

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    明日開催するセミナーのために、沖縄に来ました。

    1年ぶりの、ちょっとドキドキしながらの遠出、
    飛行機、好きじゃないのに、
    離陸して、ぐうんと上昇するときの窓からの景色を見ながら、
    ああ、私はこれがしたかったのかもと、なぜだか思いました。
    1年365日のうちの3分の1くらい、
    あちこち飛んでいた生活から一転しての巣篭もり生活。

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    明日のセミナーは「生活者としての日系人と“Nikkei”」
    13:40から、zoomのウェビナーでの開催です。
    が、その前の午前中、私は、
    「「生活者としての外国人」に対する日本語教師初任研修」
    の最終回、90分×2コマ、沖縄からお送りします〜。

  • 043月

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    (旧 台湾事務所のカウンター)

    猫たちは何を招き入れようとしているのか。
    オリンピック選手? 留学生? 働く人? 観光客?

    私たちに、継続的、恒常的な安定はありません。
    不安定と不安定の隙間にたまに安定があるって、そんな感じ
    じゃないかと確信したくなるほどの、特にこの一年です。

    あの新聞どこにしまってあったっけ?と思って探したら、
    本棚の本と本の間に、他の新聞と一緒にがさっとありました。
    「日本経済新聞」2002年4月10日の夕刊。
    ドキュメント挑戦 日本語教育の新世紀…⑧
    「新校長、世界にらむ」というタイトルの脇に私の写真。

    探していたのは「ドラスティック」という言葉です。
    「・・・日本語の需要が政治、経済の変化でドラスチックに
    変わることを身をもって学んだ」と記事にありました。
    学んだのは私です。
    1996年のあのときは、アジアの通貨危機でした。

    今また、政治でも経済でもないものから学んでいます。
    学ぶのもう十分、もう結構なんですが。
    「ドラスティック」(記事ではドラスチック)という言葉、
    この、取材を受けたときの記事で初めて知りました。
    ドラスティック:徹底的で激烈なさま。(大辞林)

    記事を書いたのは、当時、日本経済新聞の編集委員で、
    現在は、国際教養大学名誉教授の勝又美智雄さんです。
    日振協でご一緒する勝又さんとの出会いもここからです。

    記事の最後に、
    「「日本語人口を世界に増やしたい」と構想を練っている」
    とあります。練っていたのは私です。

    今も練っています。
    練っているのですが、嗚呼、寝落ち寸前zzz… また明日。

  • 033月

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    今日の文は少し長いですが、
    これからの日本語教育どうなるの? 国はどう進めていくの?
    文化庁の協力者会議って何なの? どうなるの?と思っている方は、
    最後まで読んでいただけるとありがたいです。
    いえ、読んでください。ぜひ。

    まず、タイトルの「留学」「就労」「生活」は、
    今、文化庁が設置する協力者会議で話し合われている
    日本語教育機関の類型化の「案」として示された三分類です。

    元々この会議は、日本語教師の資格(公認日本語教師)について
    を検討項目として、去年の7月に始まりました。
    そして第2回が、その後半年の期間をおいて開かれ、そこで新たに
    日本語教育機関の類型化という検討項目が加わりました。

    なぜ項目が追加されることになったのか、というのが疑問として
    浮かぶのではないかと思います。それについて書きます。

    それは、公認日本語教師という新たな資格創設にあたっては、
    公認日本語教師とそれに付随することの定義が必要となるからです。
    そもそも公認日本語教師って何の仕事をする人なの?
    公認日本語教師が働く場にはどういうところがあるの?
    そして、働く場となる日本語教育機関って具体的にどこどこなの?
    と、そういうことを明らかにする必要があるということになって、
    それでこの項目が追加された、という経緯です。
    (そう、そう簡単に法律を作るってあり得ないのですよね。)

    この、公認日本語教師が働く場が、
    例えば留学、例えば就労、例えば生活者を対象とした機関です。
    では、それらを明らかにすると、どういうことに繋がるのでしょうか。

    まず、それぞれの機関の目的別分類が見える化されます。
    それによって、日本語を学びたいと思う人が、
    自分が必要とする学習の場や機会を適切に選択できるようになります。

    では、見える化させるものは何か。というと、それは当然のことながら、
    提供される教育の内容ということになります。
    しかし、ただ何でもかんでも内容を並べればいいというものではない。
    並べる教育がちゃんとしたものだという「質の保証」が必要になります。

    以上のような流れで、
    日本語教育機関の範囲と評価、日本語教師の資格の論議を合わせて、
    この会議で話していきましょう、ということになったという流れです。

    話を元に戻して、留学、就労、生活という分類についてですが、
    私たちが担う留学は、ビザという在留資格を伴うため、すでに法務省の
    告示基準等の法律と共に在るけれども、
    就労や生活は、その基準の中で考えるられるものではなく先例もない。
    だったらまずは留学から考えるのがいいのではないか。

    …というのが、前回、第3回までの流れです。

    今、決めるべきことは決める。進めるべきことは進める。
    だけれど、コロナ禍で先の見えない今、
    拙速に事を進めるべきではないということも同時に強く思っています。

    以上が、先週の金曜日に、改めて書きますねと言ったことです。

    写真は2011年、東日本大震災の数日後の卒業式。
    ほとんどの学生が母国に緊急帰国する中、
    親御さんからの「帰ってきて/きなさい」という声を振り切り、
    卒業式まではと残ってくれた学生たちと一緒に撮りました。
    泣く泣く国に帰った学生たちのことも頭に置いて臨んだ卒業式でした。

    留学という人生の一大事に関わる私たち、
    日本を選んで学んでくれる留学生たちのために、必要なことは何か、
    どうあるべきか、ということをまず考えたいと思います。
    協力者会議の今までと今後の行方、こちらで見られます。