• 203月

    一般に、すごい!と喜んで受け入れられるニュースは、
    ノーベル賞とオリンピックくらいで(…でもないが)、
    たいていは良くないことの方がニュース性があるということらしい。

    外国人留学生や日本語学校に関する昨今のニュースはその最たるもので、
    良くない、それも相当に良くない例ばかり連日流していたら、
    あなた、世の中の人はみんなそうだと思うじゃないですか!

    そこに本日、真正面から書かれた記事(おそらく)。
    日本経済新聞の今日からの新シリーズ「外国人材と拓く」、
    初回の今日は一面トップで、
    「精鋭が選ぶ国へ実力主義 国境越える/多様性 活力の源泉に」。

    その本文に「なぜ高度人材は日本に根付かないのか」。
    「制度的な障壁は日本にない。明日にでも採用しようと思えば採用できる」
    のだそうです。しかし、
    「問題は制度ではなく言葉の壁と職場慣行だ」。

    なんだ、だとしたら、まさに私たちの出番ではないですか。
    言葉は専門、ちょうどこんな書籍も出したところだし。→こちら

    関連記事の見出しは「モテモテの海外IT人材」。
    一例ですが、私たちの学校のこの4年間の卒業生のうち、
    就職した学生42名の半数近くがIT関連企業です。

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    (各国の大卒の学生を受け入れ、日本語力をつけ、就活のサポートを
    しっかりして企業に送り出す。これ、効率的な人生のスキームです。)

    日経新聞のこのシリーズ、この後どう展開されるのかわかりませんが、
    私たちは粛々とゆくのみ、ですよね。志を同じくする他校の皆様も。

  • 153月

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    (出張ネタは今日も続く)
    300数十枚撮った中で一番好きな写真。
    ヒューストンで二晩お世話になったMr.&Mrs.ベイカーの
    5歳の御曹司の「仕業」。私が帰った後、彼が、
    「加藤先生がいると毎日楽しいから、すぐ帰ってきてほしい」
    と言っていると、Mrs.から連絡がありました。

    そんな彼を振り切って日本に帰ってきたら案の定、変化あり過ぎの毎日。
    昨日、改めて書くと言った会議、
    超党派の議員による日本語教育推進議員連盟の総会の記事、こちらに。

    昨日のテーマだった日本語学校の現状と課題について話した、
    数で言うと4団体だったのですが、
    その総体としての日本語学校のパフォーマンスに対して、
    外側にいる方たちから賞賛の声がちらほら。

    でもこれ、意外じゃないです。
    立派な肩書きがあっても大きな組織の中の一人、
    というのでは私たちはなく、
    学校、学生、教師、それらはもちろん研究対象でもなく、
    まとめて全部、組織も人も背負って生きているのだから、
    歩調を乱してる場合じゃない。(腐っても)一国一城の…。

    結果は、おそらくオーライ。I hope so…。
    この記事にあるように、
    日本語教育を所管する省庁を定めること、教育の機会を確保すること、
    日本語を教える指導者の育成をし、教育水準を向上させること、
    それらを盛り込んだ法案の本格的な検討を始めることを確認…。
    なんであれ、一歩踏み出したと。

    ところで、私が子供の時に大事にしていたのはピンクの熊でした。
    名前は、くまちゃん。
    どうしてそんな芸のない名前をつけたか…不明。
    そして、どうしてこんな理屈っぽい大人になったかも不明。

  • 013月

    私にとっての市ヶ谷の一番の思い出は、
    15年前の創立25周年パーティー。会場が市ヶ谷のホテルでした。
    私が今の立場になって2年目の年で、
    集まってくださった過去の教職員の皆さんに向かって、
    「これからは私たちにお任せください」宣言をしました。

    30周年記念は九段会館で、「私たちのこれから」のプレゼン。
    その九段会館の天井が、4年後の2011年の震災で崩落したという
    ニュースは、学生が見せてくれた携帯の画面で知りました。
    避難していた先の学校の近くの公園で。

    さて、今日の午後は市ヶ谷でした。
    かつて集まっては語り合った人達が、再び集うの図。
    ここ、レストランですけれど、ここの前は会議室にいました。

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    私たちを取り巻く環境、本当に次から次へと色々色々ですが、
    環境に呑み込まれるか、自ら次の一歩を踏み出すか。
    一人で行くか、最大公約数をもって共に行くか。それも色々。

    「目に見えないから希望と呼ぶのだ」とキリストは言い、
    ルフィは「つまらない冒険なら、俺はしねぇ!」と…。
    (ルフィは、漫画『ONE PIECE』のルフィですね。)

    学校は40周年。自分自身は30周年の今年、日々是冒険。
    希望はもちろんあり。冒険は、困難だから楽しいということも。

  • 252月

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    おそらく工事中だから、これ、新しいホームの壁に変わる前の状態。
    一番歴史の長い銀座線だから、このままでいいようにも思いました。

    昨日は、午後から夕方までの’外であり内である’皆さんとの会議に出て、
    その後そのまま中央線と銀座線と東武伊勢崎線に乗って実家に。
    一泊して、今、明日の仕事のために戻る途中です。

    今までしてきた歴史と、その途中の色々と、そして次なる時代と、
    それらをスムーズに繋げることは、そんなに簡単じゃないですね。でも、
    誰のどんな想いや感傷があっても、地下鉄神田駅の壁は変わります。
    私たちも今こそ変わる時だと思うのです。

    『為せば成る為さねば成らぬ何事も』です。『成らぬは人の為さぬなりけり』 です。

  • 201月

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    今朝の代々木オリンピック記念青少年センター。
    地は曇り空、柄は葉なき新芽を抱く枝。
    こんな生地があったら浴衣を作りたいなあと思いながら。

    ちらつく雪を窓の外に見ながら、
    日本語教育機関トップセミナーの分科会。
    学校は40周年、私は30周年と、
    予定していたわけではなく口から出た自己紹介での一言。
    わっと笑いが起こったのですが、
    そう、もうそんなに長いのです。学校も私も。

    私が今の立場になったのは41の時です。
    それを遠くで伝え聞いた人が、え?あの加藤先生が?
    あの歴史とあの規模のインターカルトの?と、
    要は違和感…だったのだと思いますが、そう思ったと
    この間、十何年ぶりに会った人から聞きました。
    (まあ、それは正しい。教師上がりの女じゃ危ういね
    という噂が立った国も…。←このやろー!と思った~_~;)

    でも、41でも何でも、結局は何となく今日に至る、なので、
    やらせてみたら、できちゃうのだから、
    若い人にどんどん任せたらいいのだと、浴衣の柄とは別に、
    今と未来のことをたくさん話しながら思ったのでした。

  • 2012月

    「あんたねえ、そんなきれいごとばっかり言ってたら学校潰れるよ」
    と真顔で言われたことがあります。
    当時、私は公の会議にデビューしたての若輩者、
    なので、業界のドンのようなその方に言い返すことはできず、
    「ありがとうございます」と一応お礼を言いました。

    が、その数年後、その方が経営する学校がなくなりました。
    もう10年以上前のこと。
    当時、その話で持ちきりになるほどの大きな出来事でした。

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    こちら、先週の土曜日に行った、中学の同級生、
    鈴木君の巣鴨のお店のトイレにかかっていたカレンダー。

    相田みつをさんは同郷で、
    私の父はご本人の後輩、母は妹さんと同級生、
    私も高校時代に娘さんが同学年にいた、という、そういう存在。
    で、この足利弁で書かれた詩で言いたいこと、よくわかります。

    しかし!我らが生業としているこの仕事、きれいごとが通らなくてどうする。
    私たちがしているのは「教育」なのですよ!
    金儲けをしたかったら、もっと儲かる他の仕事をしてください!
    という台詞を今まで何度言ってきたことか。

    年取ったので、誰からも「あんたねえ」とは言われないけれど、
    心の中で思われてるな、と思うことはよくあります。

    —–
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  • 1012月

    本日、二度目の投稿です。

    学校でオリエンテーションをした後、新宿で、あいうえおの会。
    1900年代の最終盤、日本語学校数校でしていた、
    留学生の進学を考える研究会がきっかけで知り合い、
    その後、飲み仲間になった5つの学校の方たちとの会。
    あいうえおは、いつも集まる新宿のお店の名前です。

    20近く上、15くらい上、10くらい上の皆さん…で、私は最年少。
    引退ほかの理由で日本語学校に籍を置くのはもう二人だけですが、
    会えばやっぱり昔のまま(私も30代)で、とっても心地よいです。

    今では、年にやっと一度会うくらい。。
    でも、いつも何かこれからへのヒントみたいなものをもらいます。
    なんと、今日も! 行ってよかったo(^▽^)o

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    その中のお一人が詩集を出しました。
    私の信条。難しいことをいかに分かり易く言うか。(重要!)
    ここにある詩はまさにその実践版…が、私の読後感。深いです。

    などなどの本日、11,502歩。(凄いけどその分食べてる。。)

  • 0412月

    昨日の「日本語教師採用合同フェア」、
    第1部のパネルセッションで、学生たちが話したこと。
    忘れないうちに、メモしたことをここに。

    セッションのタイトルは「こんな先生に習いたい」でしたが、
    「よくない先生」というところで、MEMO欄にささっとメモ。

    ・自分のペースで授業を進めてしまう先生
    ・外国人留学生の気持ちを理解できない先生
    ・はっきり説明できない先生
    ・学生に甘すぎる先生
    ・学生にきちんと注意できない先生
    ・学生のそれぞれの個性を考慮しない先生
    ・言葉だけ教える先生

    文字にしてみると、当たり前のことのように見えるけれど、
    厳しくしてますか? きちんと説明できていますか?
    言葉以上のものを提供していますか?
    学生たちはちゃんと見るとこ見てるなあと改めて。

    学生に対して、子供の対応をしないで、
    授業の内容ももっと大人向けのものを…にも、なるほどでした。
    司会の中村先生が、会場のこれから日本語教師を目指す人達に、
    文型とか導入とかドリルとか、それとは別の大事な部分が見えた
    のでは、というようなことをおっしゃっていましたが、
    そうですよね。

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    ところで、今改めて、昨日のフェアの冊子を見て初めて、
    我が沼田先生がフェア実施委員長であったことを知りました。
    見習いたい、その謙虚さ。もう、ほんとに私はどすこい!です。

  • 0312月

    いろんな感動があった土曜日。
    いきなりの写真、手前が本日最初の感動、許ぺシュンさん。
    with 高橋さんと私。

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    今日は、日振協主催の「日本語教師採用合同フェア」。
    その第1部の「パネルディスカッション」にペシュンさん。

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    カイと新宿と青山国際の学生さんたちと一緒に、
    思わず_φ(・_・ メモメモの話の数々。…それは後日書きます。
    ※彼らの前に登場したという、委員の沼田先生のお話は、
    ちょっと遅刻したため聞けず。残念。

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    このフェア、今回は第1回の開催。
    この、学生たちによるパネルディスカッションは特に、
    日振協ならではのとっても良い企画だったと思います。

    第2部は「個別相談」。
    インターカルトもブースを出し、島崎先生と佐々木先生と、
    途中から(学校での文化庁の講座を終えて来た)田栗先生が。
    ※私としたことが三人の写真、撮り忘れました。。

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    お腹が空いて、会場をふらっと抜けて、一人で吉野家の牛丼。
    並盛Aセット。生野菜と、みそ汁をとん汁に変更。
    3時近くという中途半端な時間、お客は私を含め全員女性。
    最近、一人で入るのに躊躇ない…。女性対応の成果ですね。

    フェア第2部の成果は、
    私はふらふら隊で他校の人たちと会っては喋りしていたので、??。
    帰りの道々聞いた話では、テーブルに座ってくださった方たちと、
    実りあるお話ができたようです。

    終了後、両国へ。相撲見物ではなく(これ、両国駅です)、

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    こちら。雷ストレンジャーズ。
    イプセンの「フォルケフィエンデ―人民の敵―」。
    上演台本・演出の小山ゆうなさんがお友達なんですが、
    作品、この前見たのもその前見たのも、そして今回もまた脱帽。

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    いい仕事。
    とても重く自分にズシンとくるものを抱えて、
    (これもいつか書きます)
    電車に飛び乗り、帰ってきました。一日、終了。

  • 0811月

    毎年、この時期になると蘇る、
    ♪毎度毎度のお誘いにいやだいやだとほほほいのほい♬
    昔々の、年末に流れた胃薬のTVコマーシャル。

    まだ11月になったばかりなのに、
    今年は、先週からぽつりぽつり、今週からは本格的に、
    ほぼ毎夜毎夜、いやだいやだ、ではなく、ほほほいのほい。

    今日のお店。

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    日本語教育の世界、今うねうねと動く。
    超党派の国会議員が「日本語教育推進議連」を発足
    文部科学省が法務省告示の日本語教育機関の状況を公表

    私のほほほいのほい、もちろん仕事の方たちと…。