• 228月

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    昨日のN局、朝のニュース「ここに注目!」というコーナー。

    「街にたくさんの日本語学校があります。
    確かにここ数年、……看板を見るようになりましたね。」
    「……7月現在で747校。ここ5年で1.5倍に急増しています。」
    「ところが入管庁によれば、……」

    ところが??

    「ところが入管庁によれば、
    中には出稼ぎ目的の外国人留学生の名目で入国し、
    その「受け皿」になっているところや、教育の質が伴わないところも
    一部あるそうです。」

    あるそうです??

    あたかも日本語学校が自然発生的に増殖したような。
    それを側から、どうしたものかと見ているような。
    でも、日本語学校設立の審査と認可の主は、
    まさにその入管庁が属するところの法務省ですー。

    誰の調査不足か認識違いか、まさか意図的にではないと思うけれど、
    しかし、天下の公共放送が発信元だということは大きい。
    言葉を発する者、伝える者の責任は大きい。

    外側から見えるものだけを伝えるなら、
    万人の目を引くだけのひどいマイナス情報だけを伝えるなら、
    ただのゴシップ記事や噂話と変わらない。

    この局に限らず、報道に携わる優秀な皆さん、
    世の中を、日本をどうしたいのか、どうならなければと考えているのか、
    そこで学ぶ外国の人たちとどう生きていこうと考えているのか。
    そういった思いや未来構想に全く立脚していないようにしか見えないのが、
    本当に、残念以上です。

    参考

  • 217月

    全国技能実習生弁論大会の審査委員長をさせていただきました。
    お声をかけてくださった主催者の皆々様に感謝です。

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    所属会社の方、実習生仲間、協同組合の皆さん300人が見守る中、
    21人の精鋭たちが次々とスピーチ。
    皆さん、お仕事しながらの原稿書き、練習、全文暗記。
    そして今日の本番では、身振り手振りを交えて表情豊かに発表。

    こういう技能実習生の皆さんの姿を、日々様々な報道に接している
    全国の皆さん、特に日本の人々に見てほしいと思いました。
    これから、彼らの国と日本の架け橋になるのは、
    彼らだけでなく、日本の私たちも共に、本気で橋を架けなかったら、
    それは本当の橋にはならないのだと改めて思いました。

    今日の会場、日本科学未来館、未来ホール。
    彼らと私たち、双方にとってのあるべき未来に向かって。
    今年のこの弁論大会第13回は、これで、名古屋、東京と終わり、
    これから大阪、広島、福岡と続くそうです。

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    平成30年度の日本語能力試験合格者の数がプログラムに記されています。
    (N1)7人、(N2)113人、(N3)363人、(N4)228人、合計 711人。
    今日の主催者の協同組合連合会に所属する会社の実習生の皆さんですよね。
    彼らはもちろん、彼らを雇用し支援する企業の皆さんも、本当に素晴らしい。

    今日、最優秀賞を受賞したフィリピンの方のタイトルは、
    「1095日の砂時計」でした。1095日、3年間。責任があります。

  • 235月

    昨日、衆議院文部科学委員会での、
    「日本語教育の推進に関する法律案」の審議を傍聴。
    賛成の方、ご起立願います。…だったかな?
    目の前で一斉に起立!全会一致で可決。
    日本語教育の歴史的瞬間に立ち会った気分でした。

    ・国内、海外における日本語教育の機会の拡充
    ・日本語教育の水準の維持向上
    ・日本語教育に従事する者の能力・資質の向上
    ・国の責務、地方公共団体の責務、連携の強化、・・・
    ・外国人雇用主は日本語学習の支援に努力
    :
    :
    これから、衆議院本会議で可決・成立後、参議院で審議され、
    今国会で成立する見通しとのことです。

    今まで、文科省、外務省、法務省などに所管が細分化され、
    法的な拠り所なくやってきた私たちに、ようやく。
    ○○党に拠ることのない、
    それを超えた超党派の議員連盟が引っ張ったからこそ叶った
    全員起立なんだと思いました。

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    夜は、日振協の東京・関東甲信越地区情報共有連絡会。
    ・日本語教育機関の告示基準の改正について
    ・新たな抹消基準としての日本語能力に係る試験の合格率等
    ・規制改革推進会議「就労のための日本語教育」の枠組み整備
    :
    今まさに「動」のとき。
    自分の頭の上のハエを追いながら、あっちこっち。

  • 053月

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    ある人は100年に一度のビッグチャンスと言います。
    今の外国人受け入れの状況。
    私たちの日本語教師養成講座で毎期初日に行う、
    「日本語教育事情」の授業を担当してくださっている先生が、
    4月の頭で色々動きそうだから、配布資料は当日まで確定できないわね、
    とおっしゃっていました。新たな法律、新たな在留資格、…。

    ある人が、完全な追い風!風に乗る体力・地力をつけなければと言うので、
    じゃあ私は風に乗るために体重を減らさなければ!と返したら、
    大丈夫!私たちが神輿を担ぎますからと。ははは!つまり、うーむ^^;

    大丈夫!何でもかんでも乗りには行かないので。乗る風、選びます。

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    一昨年、2017年の今日はFinger Boardチームと一緒にアメリカ到着の日。
    空港に、卒業生のピーターさんとチョウさん夫妻が出迎えてくれて、
    私たちはオースティンでのSXSW(South by Southwest)のフェスティバルに
    参加したのでした。
    考えてみたら、あの時が私の中でのEdTechの本格スタート。

    2年後の今日は、これから台湾へ。
    花粉でくしゃみと鼻水ずるずる、治らぬ風邪で周りが顔をしかめるような咳。
    懸案の声は、日々出るようになってます^^ ではでは行ってきます!

  • 012月

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    学校で豆まきをしている時、

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    私は代々木のオリンピック記念青少年センターで
    昨日からの続きのトップセミナー。

    共通課題は、
    外国人の受入れ・共生のための総合的対応策について。
    選択課題は、
    ✔︎日本語教師の資格について。
    ✔︎日本語教育の推進に関する法律案附則の検討事項について。
    ✔︎「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」を望む新たな
    外国人に対して日本語教育機関は何ができるか。

    日本語学校、今がまさに正念場。歴史的局面。
    うーん、しかしどうなんだろう。
    私がこの仕事に就いた30年前から問題の本質は変わっていない。
    日本語教師の待遇の問題、社会的地位、これは個人も機関も、
    おそらく日本語教育そのものも。

    だからこそ今度こそ。
    今日一日、日本各地の学校を背負っている皆さんの話を聞き、
    私もがががっと意見を言いながら、するべきことが見えてきた
    ような気がしています。
    最前線で真に外国人人材育成の役割を担っているのは誰?

    トップセミナーとしての提言も日をおかず発表の予定です。

  • 311月

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    今日の東京、こんな天気。
    今晩から明日にかけて、雨が雪に変わるとか。

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    今日は、日振協主催の日本語教育機関トップセミナー。
    去年はインフルエンザでドタキャンしてご迷惑おかけしたのですが、
    今年は早めにかかったので(迷惑はかけたけれど)、無事出席^^

    今年のテーマ。
    「新たな外国人」受け入れに日本語教育機関が果たすべき役割とは
    ーー将来の日本を支える日本語教育ーー

    今日は、あらゆる立場の方々があらゆる見方で語ってくださいました。
    それを立て続けに6本真剣に聞いて、今、満腹状態。

    これをちゃんと消化して、2日目の明日はテーマ別の分科会。
    今の日本語教育界はテーマも話題も溢れるほどで、
    脳みその使い甲斐、行動し甲斐、いろんな甲斐があるってことですよね。

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    去年の夏、他校の理事長K先生の写真の個展に伺ったとき、
    撮ってくださった写真をいただきました。
    ああ、やっぱり、こんな服装の季節がいいですよね。
    春よ来い、早く来い。

  • 2612月

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    日本語教育推進法案の早期成立を求める署名の呼びかけです。
    私も呼びかけ人の一人です。
    なぜ早期成立が必要なのか、この呼びかけの文章をご覧ください。

    外国人が住みやすい国、住みたい国であるための人と社会の共創、
    外国人人材育成における日本語教育機関の新たな価値創造が、
    今の私のテーマです。

    今日は、インターカルト日本語学校の教師会、
    長期コースとウィークリーコースの教師55人が一堂に会しました。
    私からは、昨日政府が決定した、
    外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」と
    この「日本語教育推進法案」について話しました。

    教師会の後はスタッフも加わって、1階のラウンジで忘年会。

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    ここにいる日本語の先生たち、留学生のサポートをするスタッフたちが
    自信と誇りを持って仕事を続けられる未来のためにも、
    私たちが国の定める日本語教育の法律の下に存在し、その法律によって、
    今進められている外国人人材受け入れの基盤が築かれることが必要なのです。

    署名はこちらから。日本語教育関係者以外の方もぜひ。

  • 2512月

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    今年のクリスマス・イブはお勉強。
    明るい時間帯は「未来の教育コンテンツEXPO」。
    EdTechセンター矢口さん登壇のパネルセッション、
    「外国語教育へのAI活用の現場から
    ~サービス開発者とユーザーが語る活用実践報告~」。
    そして、暗くなってからは品川でナレッジマネジメント。

    切磋琢磨(せっさたくま)は、学問・道徳に、励みに励むこと。
    また、仲間同士互いに励まし合って向上することです。

    本日25日確定した、
    外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策のことと、
    日本語教育推進基本法早期成立を求める署名については
    明日ちゃんと文章練って書きますね。
    今はとにかく眠い。

  • 2212月

    初四国は愛媛県、縁は日本語教師養成講座の修了生。
    私が30代半ばのうら若き‘先生’だった頃の教え子、
    まなみさんが副主任を務める日本語学校を訪ねました。

    初めてお目にかかった理事長先生の一貫した溢れる思いが、
    すうっと染み込む水のように
    多忙を理由に乾かし切った我が脳みそのスポンジに染み渡り、
    ああ、ここがまなみさんの活躍する場、来た甲斐あったなと。
    大歓迎の眼差しで乗り出して私の挨拶に応えてくれた、
    教室で学ぶ学生さんたちの様子にも、ああ来てよかったと。

    新居浜市の歴史も初めて知りました。
    (すみません、地理歴史に疎いままの我が人生ゆえ…)
    以下、伺った話をうまく要約できないためWikipediaより。

    江戸時代に開坑された別子銅山で繁栄の足がかりを築き、
    その後非鉄金属・産業機械・化学工業など住友グループと
    その協力企業群により発展を遂げた。瀬戸内有数の工業都市。

    へえへえへえを100回くらい押したかった。
    (古いですね、この感想^^; )

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    ところで、googleカレンダーで母と予定を共有しています。
    それによると、本日、
    「 13:00 – 15:30 慰問 太田 黒Tシャツ スパンコール」。
    太田は群馬県(うちは栃木県、でも隣の市)の老人ホームに、
    仲間と共にスパンコール付きの黒Tシャツを着て大正琴演奏の慰問
    …の模様。聞くところによると、
    慰問される側には母よりはるかに年下の人がいるのだとか。
    そりゃあそうでしょう、母83歳。
    明日は、32年前に亡くなった父との結婚記念日ですよねー。

    訪ねた日本語学校の母体は社会福祉法人。
    今、外国人人材に関わる様々な話題の中に在る私にとって
    とても貴重な機会に。ありがとうございました!

  • 1512月

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    足利大学2018日本留学アワーズ大賞殿堂入り記念祝賀会。
    アファンの森主宰、C.W.ニコルさん講演のタイトル、
    「心に木を植える」。

    森は光が通らないと、下で花が咲かない。
    木のことを考えたら水が良くなる。森は水の母。
    いい木を育てるために森は健康的でなくてはならない。
    間伐は森を生かすために必要なこと。
    SHINRINYOKU(森林浴)は今、外国で通じる言葉だそうです。

    足利大学が貢献してきた地球温暖化防止と通じる、
    人生論とも、はたまた組織論とも思えるお話でした。

    風力発電エネルギーの大家、牛山理事長、
    そして今日の、いや、殿堂入りの立役者、佐々木さん。

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    東京から大使館関係者、日本語学校の人たちもたくさん来て、
    足利で学ぶ数十ヵ国の元気で明るい留学生たちの姿を見て、
    思わずうるっときた留学生代表のスピーチを聞いて、
    我が故郷、足利を誇らしく思えたひと時でした。

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    足利よいとこ、一度はおいで。本日、神本先生と。

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