• 171月

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    皆さんは、日本に暮らす難民の方たちについて、
    何をどれくらい知っているでしょうか。

    私たちは、今から7年前の2014年に、あるきっかけからNPO法人PEACEと
    出会い、ミャンマーの難民の皆さんの日本語教室に関わることになりました。
    日本語を学ぶために集まってきた皆さんと初めて会った日に、
    日本にきてから20年もたつのに、日本語が十分に話せず漢字も全く読めない
    という人がたくさんいらしたのは大きな衝撃でした。

    それから、毎週日曜日、夕方6時からの日本語教室が始まりました。
    授業の中に、年賀状や暑中見舞いを書くという課題があります。
    私のところにもハガキが届くのですが、ある年に、
    「漢字がじょうずになったので、まちをあるいていても
    そこに書いてある漢字をさがしてよむようになりました。」
    と書かれたハガキが届きました。そのときに感じたことばの力の大きさが、
    今日のテーマ「日本語の学習が人生を豊かにする」につながっています。

    以上が、私が冒頭にした挨拶の中で話したことです。
    そして、以下は今、日本語教員養成研究所のFacebookに載せた文です。

    【生活者としての難民の皆さんと共に〜日本語の学習が人生を豊かにする〜】
    自ら難民支援を牽引するNPO法人理事長のマリップさん、
    政策面で支援を続ける中川先生、
    「難民ナウ!」をはじめ情報発信を通して支援活動をする宗田さん、
    日本語教室で指導にあたる寄田さん、そして、
    ウガンダから逃れてきたご両親のもと日本で生まれ育ったマシュー君。
     1. 日本語(教育)との出会い
     2. 基礎知識の確認「難民」「ミャンマー」
     3. 実際に関わって
     4. 「家庭」の観点から
     5. 日本語教室と日本語教育
     6. 「日本語の学習が人生を豊かにする」
    登壇者の皆さんの一言一言が視聴する私たちの心に響き、時に胸に刺さりました。
    日本がこれから本格的に迎える多文化共生社会、
    その社会を皆で共に作っていく…今日の機会が前に進む一歩となったら嬉しいです。
    この活動、私たちはこれからも続けていきます。

  • 161月

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    土曜日の朝9時半。
    生活者としての外国人のための日本語教師初任研修の
    オンライン講座を視聴しています。10月からほぼ毎週、
    土曜日の朝からPCの前に座って受講している方が、
    私のほかに50人以上。萬浪先生のお話のあと、皆さん、
    今はオンライン上でグループに分かれてディスカッション中。

    写真は、この研修を共同担当しているブロックの一つ、
    沖縄の国際言語文化センター附属日本語学校代表の金城先生。
    研修の一環でする5回シリーズの公開セミナー、沖縄担当は
    3月6日で、テーマは日系人とアイデンティティなのですが、
    オーストラリアのSBSラジオがその紹介をしてくださいました。
    来週の木曜日まで聴くことができるそうです→こちら

    私たち、東京担当の公開セミナーは明日です。
    難民の方々とその支援をする皆さんと一緒に行います。
    zoomのウェビナーでの開催、お申し込みはこちらから。
    ※前回の就労者のセミナーに参加してくださった方も、
     別途申し込みが必要です。

    どんなことでもまずは「知る」ことからかなととても思います。
    コロナのために、生き方変わった、変わりそう、変えなくちゃ、
    と思っている人も多いと思います。
    そのきっかけが「知る」ことから見つかるということ、
    ありますきっと。

  • 111月

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    左上から時計回りに、
    沖縄のチャンプルー、長崎のチャンポン、
    インドネシアのチャプチャイ、韓国のチャプチェです。

    偶然なのか、なんなのか、みんな頭にチャがついて、
    どれも様々な具材が、言ってみればごちゃ混ぜの料理。
    前からずっと、チャは偶然じゃないと思っています。

    日本語教育機関はチャです。
    玉石混交なんていう言い方もあるとは思うけれど、
    そうじゃなくて、それぞれ、特徴、目的、役割が違う。

    そして、一つのお皿もしくはお丼の中に、団体が6つ。
    日本語教育推進議連や関係省庁の皆さん、そして自らも、
    6団体と呼ぶことに違和感がないように思える、今です。

    日本語教育推進法の附則に示された類型化、
    日本語教師の資格化、そういうことを共に話し合う中で、
    日本語教育機関の水準、質の維持向上に、
    自然と、いや必然として、話が及んでいるのがいいなあ
    …なんて感慨に耽ってる場合じゃないです。

  • 101月

    ⬛︎オンラインセミナー 2021/01/17(日) 13:00-15:00
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    日本に暮らす難民の方について、私たちは何をどれくらい知っているでしょう。
    ミャンマーの少数民族を支援するNPO法人PEACEのマリップ・センブ理事長、
    長年にわたって政策面で難民支援をする中川正春衆議院議員のほか、
    日本語を学ぶ人、教える人、支える人と共にこれからの共生社会について考えます。

    テーマは「日本語の学習が人生を豊かにする」。
    日本語教育に携わる人だけでなく、広く日本中の皆さんに参加していただきたいと
    思っています。

    令和2年度文化庁「日本語教育人材の研修プログラム普及事業」の一環で行う、
    今回は東京ブロックの私たちが主催するセミナーです。
    開催が1週間後に迫りました。zoomのウェビナーでの開催、
    現在、200名を超える様々な立場の方々が参加申し込みをしてくださっています。

    お申し込みはこちらから。私も、最初と最後に登場します(挨拶担当)。

  • 1512月

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    明るいニュースに乏しかった今年、
    一昨日の福島でのセミナーの登壇者&スタッフの皆さんの
    写真の赤が目にしみます。無事終わった感、いいですね。

    ずっと閉塞感と共に寝起きしていたので、久々の開放感、
    来年はきっと良き年に、と思えてきました。

    チームfmf=ふくしま多言語フォーラムの中川先生はじめ皆さん、
    東京からの助っ人のお二人、そしてそして誰よりも、
    ゲストの山口千秋さん、未来への道筋をありがとうございました!

  • 1212月

    明日、12月13日の「外国人就労者」を皮切りに、
    来年1月は「難民」、2月は「外国人児童」と「留学生」、
    3月は「日系人」と、それぞれ、「生活者」という視点での
    セミナーを、全国5ブロック協働で開催します。

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    セミナー第一弾、「外国人就労者と日本語教育」は、
    福島ブロックのふくしま多言語フォーラムが主催します。

    JITCOで、技能実習生の監理団体・受入れ企業を対象とした
    日本語セミナーの企画、教材開発、言語ニーズ調査などに
    携わってきた山口千秋さんをゲストに迎え、一緒に考えます。

    参加申し込みは、昨日の夕方時点で250名を超えました。
    zoomのウェビナー開催なので、今からでも申し込みできます。
    ※追記:2020/12/12中で締め切りだそうです。

    第5弾までの参加登録者は、今、トータル700名に迫り、
    それは国内だけでなく、海外のあちこちからも。
    皆さんに興味を持っていただけてとてもありがたいのと同時に、
    あらゆるところにいる人が、一つの機会をごくごく自然に
    共有できる時代になったのだと、改めて実感しています。

  • 2811月

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    「多文化共生社会の実現を考える公開セミナー」を開催します。
    文化庁日本語教師初任研修普及事業の一環で、
    福島、東京、名古屋、久留米、那覇ブロックそれぞれが企画した、
    セミナーの協働プロジェクトです。
    右側の写真に、企画内容、趣旨、思いが書かれています。

    ご興味のある方、ぜひご参加ください。
    日本が今まさに迎えようとしている多文化共生社会を実現していく
    一人として、ご参加いただけましたら幸甚に存じます!

    全セミナー無料、
    【 】から、それぞれの申込ページ(こくちーず)に飛びます。

    ■12月13日(日)「生活者としての外国人就労者と日本語教育」〜わかりやすい日本語でコミュニケーションを〜(企画:福島)
    オンライン】【会場参加
    ■1月17日(日)「生活者としての難民の皆さんと共に」〜日本語の学習が人生を豊かにする〜(企画:東京)
    オンライン
    ■2月7日(日)「生活者としての外国人児童と人生の選択肢」〜機会と可能性を広げる学習の役割〜(企画:名古屋)
    オンライン】【会場参加
    ■2月20日(土)「生活者としての日本で学ぶ留学生たち」 〜共生社会を担うグローバル人材〜(企画:久留米)
    オンライン
    ■3月6日(土)「生活者としての日系人と“Nikkei‟」 〜アイデンティティと生活基盤を求めて〜(企画:那覇)
    オンライン

    オンライン開催です。※一部、会場でも開催します。
    日本列島津々浦々、海外でも家でも電車の中でも、どこからでも。
    便利な世の中になったなあと我が身も実感する今日この頃です。

  • 239月

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    子供の頃、家の庭にイチジクの木があり、
    イチジクは木からもいで(白い汁が出た)食べるものだったので、
    お金を払って買うことにとても抵抗があります。
    けれど今、私の身の回りにイチジクの木はないので、
    季節を感じるために年に一度だけ買います。
    今日は2020年のその日で、今年は「博多とよみつひめ」。
    この間、その方面からいただいた小鉢に入れて記念撮影。

    イチジクを漢字で書くと「無花果」で、
    花を咲かせずに実をつける、というように見えますが、
    じつは花だけの果実、このイチジクの果実が「花」なのだそうです。

    今日は、朝刊の一面トップに、
    「全世界から入国 来月再開」「留学生は全面解禁」の文字踊る!
    久しぶりにめでたい気分の朝でした。
    焦らず慌てず一歩一歩。待ちに待った皆さん、お待ちしてます〜。

  • 168月

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    前に、台湾の孫さんにもらった、
    枸杞の実と、龍眼と、棗を煮出したのを飲みながら、
    渡哲也のスーパーベストというのを聴いています。

    明日からまた新しい週。
    いろんなことを引き寄せようとしているのか、
    引き寄せられているのか、どっちもなのか、
    なんであれ、心身ともに忙しないなと思っています。

    私のフィギュア。
    3年前に日本留学30周年を迎えた香港の卒業生たちが
    作ってくれました。
    留学が人生に与えるものの大きさを、ずっと見てきました。

    4月から止まってしまっている日本留学をどうするか、
    コロナ後にどう引き継ぐか、
    想定不可能かもしれないけれど、要想定、想定必須、
    だと思います。それぞれが。

  • 257月

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    4連休、進行中。2日目の昨日は、
    不要不急ではなく、有要で急を要する会議を久しぶりの対面で。
    席を離して、マスクをしたままする話、
    元々聞き取りにくい話し方をする方の発言を、
    元々ちょっと耳が遠くなりかけている方が聞くのは、かなり大変。
    やっぱり話は顔見てしなくちゃが持論の方も、
    次回はやっぱりzoomですかねと言って解散。ちょっと哀しい。

    帰りのエレベーター、皆ちゃんと足型の上に立って偉い。
    けれど立つ向きが違う。あい向かいで喋ってしまってました。

    連休3日目、土曜日の朝、
    コロナで人間が夏らしい夏を過ごしていないことを知らず、
    ミンミンゼミが、毎年のいつものように元気に鳴く声がします。
    私も私で、コロナ禍中ということを忘れて、
    いや、渦中だからこそ浮かぶあれこれを人に話すのに忙しい。
    嘆いてばかりいても仕方ないでしょ…という生き方か。
    これが結構楽しいのだから、得な性分だなとつくづく思います。

    今日はこれから私部屋の片付け。この手のことが最も苦手な仕事。