2015年の明日、載せてました。
蝉の声はまだまだですね。
いやしない、じゃなく、いやさない。
でもなく、癒やしてほしいですね。鳴き始めたら。
こっちが本気で泣き始める前に。
墨でも、硯でも、半紙でも、短冊でも、
(すみでも、すずりでも、はんしでも、たんざくでも)
何でも準備しておくので、
彼らに続くみんなが早く来られますように。
そういえば、もうすぐ七夕。
今日はワクチン接種、第一回です。
雨ですねえ。
「鳩小屋」って知ってますか。
建築用語で、陸屋根の屋上に設ける配管ダクトの通気のために作る
小さなボックス。凸状の箱型で、鳩小屋に似ていることから
鳩小屋って呼ばれているそうです。
それを知らずに、マンションを買うときに図面を見て、販売業者に、
「どうして屋上に鳩小屋作るんですか!」と電話。
恥はかきませんでしたが、無知が恥ずかしかったです。
こういう日本語、日本人にも難しいですよね。
◯◯小屋、ほかに、
豚小屋にぶち込むぞ!の豚小屋。
日本人の家はかつて兎小屋と言われた、の兎小屋。
キリストも聖徳太子も馬小屋で生まれた、は…違うか。本当の馬小屋?
写真は学校。
鳩のフン避けの工事をしていただいています。
本当に皆様に助けていただいています。心から感謝…です。
フンには参りますが、鳩はやっぱり幸せを運んでくるのだと思います。
子供の頃からの自分の目標に従って100まで生きるとしても、
もう折り返し地点を過ぎてゴールに向かっている私の人生、
いくら[したい]ことがあっても、すべてのことを[できる]
だけの十分な時間があるわけでない。これ、否めず。
たとえば、海外での継承日本語。
これからこれを専門に研究[したい]と思っても、無理。
でも、皆がもっとこのことを知る場、海外と日本を繋げる場、
日本の政策にちゃんと海外の継承日本語を入れていくための
発信の場を作ることは、私が[できる]ことだと思います。
2018年末に成立した日本語教育推進法。
セミナー第1回と最終回の第4回を担当してくださった、
カルダー淑子先生が中心となって、世界中の同じ立場の方たち
から集めた署名活動によって条文に組み込まれた、
「海外に在住する邦人の子、海外に移住した邦人の子孫等への
日本語教育」ですが、
法律に書かれてそれで良かったじゃない、その後どう進むのか、
内外の皆さんと繋がりながら関わり続けること、
それを未来に向けて、学校として、していけたらと思いました。
個人の時間は有限だけれど、組織の時間、可能性は無限と信じて。
企画の最初から、私たちを導いてくださったカルダー先生は、
とても優しい口調の中に、強く深く太い信念がずんと通っていて、
私も真に、こんな風にあれたらと、無理かもしれないけれど、
思いました。人生の復路での心構えと挑戦として。
今回のセミナーに登壇、ご協力くださった先生方、
世界各国から視聴、参加してくださった皆さんに感謝です。
自分自身の前進をちょっと実感できたような気がしています。
「前提を疑え」は、
誰か有名な人の言葉かもしれないけれど、
私にとっては父が遺した言葉です。
私が頻繁に「そもそも」という言葉を使うのは
その影響だと思います。
どうして今、この話を持ち出したかというと、
昨日「日本は物価が高い国じゃない」という話を、
聞いたから。いや、「安い国」と聞きました。
外食チェーン、回転ずし、百均・・・。
それに比して、上がらない賃金。隣国より低い。
なるほど。
いろいろが不安になる、昨日のそもそもでした。
選ばれる国であり続けなければならない。…です。
日本は物価が高いから外国人は大変。
学生たちが払えないから授業料を上げられない。
そもそもそれ、前提が違う。
と、つぶやきここまでで、これから出勤。
9:30、日本語教師養成講座通信コースの対面実習授業。
10:00、短期講座「継承日本語」最終回のオンライン配信。
11:30、インドネシアJCCとの合同留学説明会。
二番目と三番目に登場します。
写真は初心にかえって、昔々のインターカルト日本語学校。
インテックス大阪。
入場門の手前でzoomミーティング。
土曜日にする「継承日本語セミナー」の最終回、
アメリカから講師のカルダー淑子先生と、
東京の学校にいる椿さんと、大阪の私。便利な世の中。
10時から5時まで立ちっぱなしの2日目終了。
スーパー英語&日本語チーム。
これを貼ったくらいでは…なのだけれど、
貼らないよりはいい。
本日、3日目。最終日。
二人を置いて、私は一足先に東京に戻ります。
(ただ今、新幹線車中…)
大阪です。
会場の隣がコロナワクチンの大規模接種会場で、
いやでもコロナ禍にあることを認識します。
今回も、スーパー日本語のパートナーの、
エル・インターフェースのTANAKAさんにおんぶして、
ブース、ご一緒しています。
在関西、大阪、神戸、京都…の旧知の皆様が来ブース。
写真は、いの一番で現れてくださったYASUDAさんからの
差し入れ受領の図?です。ありがとうございました!
本当は、じゃあ今晩どこで?の段取りに移る場面ですが、
それが叶わぬ今のご時世。
飲み食いだけがコミュニケーションではないけれど、
喰ってなんぼ、呑んでなんぼで生きてきた自分にとっては、
残念なこと極まりまい、皆様との久しぶりの再会でした。
でも、1年以上の時を経ての生顔拝見。
マスクで大半隠れていましたが、元気、いただきました。
20数年前の、まだ若手教師と呼ばれていたころに、
校内の教材作成プロジェクトでペアを組んでいたTさんとTさんが、
この度再びタッグを組んで、新たなプロジェクトスタートです。
Mr.Tさんは、自ら起業した会社で教育/学習アプリFinger Boardを開発、
Ms.Tさんは、グローバルキャリア事業部の教務コーディネーター、
日本語教師養成講座の主任教師でもあります。
見た目はほとんど変わらないけれど、着実に20数年の歴史を重ねた二人。
養成講座の受講生時代からの二人を知る私は、目を細めるばかりです。
当時の、そのプロジェクトでは、自作の問題を出しても出してもダメ出し、
やり直しやり直しの繰り返しだったそうです。
でも、そのときに鍛えられた経験が今の自分を作っている・・・
というようなことを思い出話のようにしていた二人です。
今、『巨人の星』の星飛雄馬や、『エースをねらえ!』の岡ひろみのような
根性ものは流行らないのでしょうが、でも、楽して本物なんてあり得ない。
この二人が本気で進める新プロジェクト、その成果に乞うご期待です。
私もね、かなり鍛えられた思い出があるのだけれど…その道極めなかった。
ここのところ、
電子アプリ教材「FINGER BOARD」、それを製作しているセミオシス、
4年前に日本での大会で優勝して行った、アメリカ、オースティンでの
SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)について話す機会がよくある
ので、今日はそのことを。
まず、在名古屋のセミオシスと、在東京の私たちとの縁。
セミオシスの創業者、Mr都築さんがインターカルトの養成修了生という
縁から始まったセミオシスとそのメンバーの皆さんとの深い縁。
都築さんは、インターカルト福島サテライトのMs佐藤さんと同期生で、
セミオシスの皆さんとは、インターカルトが文化庁から受託した、
「生活者としての外国人」のための日本語教育普及事業の東海ブロック
としても一緒に活動し、(※メンバーは全員、日本語の教師です。)
去年は「生活者としての外国人児童生徒」のセミナーを開催、
まもなく発表する、普及事業の成果物としての「ポータルサイト」を
制作してくれた会社・・・と、あっちこっちで一緒の皆さんです。
余談ですが、都築さんと佐藤さんの期の養成修了生たちとは、
私が一番たくさん授業を持っていた期ということもあって、
今でもつながっている元教え子が一番多い、思い出多き期です。
SXSW会場での「FINGER BOARD」のブース。
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2019年12月に文部科学省が発表したプロジェクト、GIGAスクール構想。
小学校の児童、中学校の生徒、1人に1台タブレットと、
全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、
多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想…。
それと共に、この「FINGER BOARD」も…という話は次回。
アメリカに行くと聞いて、私も!と連れて行ってもらったところから、
インターカルトのEdTechセンターという部門が始まっています。
そして今、with「FINGER BOARD」、with「スーパー日本語」も。
昨日は、かねてから時差を超えて準備を重ねてきたセミナー、
「海外での継承日本語を知る・考える」全4回の第1回目でした。
アメリカからカルダー先生、ギリシャからズルディス智子さん、
イタリアから西岡さん、ベトナムから久保さん、
そして国内外で視聴の皆さん、ありがとうございました。
終了後すぐに届いた、海外子女教育専門の方からのメッセージには、
内容、構成、動画の活用、3人のスピーカーのバランス、
zoom恐るべしのこんな国際会議、そして何より、
3人からの課題や質問に対して、専門的見地から理路整然とお答えに
なったカルダー先生の素晴らしさ!・・・と。
ありがとうございました。
結婚=異文化×異文化。
同じ国同士だって、なかなか大変なのに、
国が違う国際結婚、さらに夫婦それぞれの血と文化と言語を継ぐ
子どもまで登場したら…、そりゃあ、はいはいはいとはいくまい。
ところで昨日は私の38回目の結婚記念日でした。
あまりに文化が違いすぎて、ぶつかりようもなかったための
独立独歩、そうこうしているうちに今日、という歴史です。