「あんたねえ、そんなきれいごとばっかり言ってたら学校潰れるよ」
と真顔で言われたことがあります。
当時、私は公の会議にデビューしたての若輩者、
なので、業界のドンのようなその方に言い返すことはできず、
「ありがとうございます」と一応お礼を言いました。
が、その数年後、その方が経営する学校がなくなりました。
もう10年以上前のこと。
当時、その話で持ちきりになるほどの大きな出来事でした。
こちら、先週の土曜日に行った、中学の同級生、
鈴木君の巣鴨のお店のトイレにかかっていたカレンダー。
相田みつをさんは同郷で、
私の父はご本人の後輩、母は妹さんと同級生、
私も高校時代に娘さんが同学年にいた、という、そういう存在。
で、この足利弁で書かれた詩で言いたいこと、よくわかります。
しかし!我らが生業としているこの仕事、きれいごとが通らなくてどうする。
私たちがしているのは「教育」なのですよ!
金儲けをしたかったら、もっと儲かる他の仕事をしてください!
という台詞を今まで何度言ってきたことか。
年取ったので、誰からも「あんたねえ」とは言われないけれど、
心の中で思われてるな、と思うことはよくあります。
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