食べ物の中で、きゅうりが唯一苦手です。
そのきゅうりが今よりずっと青臭かった高校時代、
鼻で臭いを感じないように、口だけで息をしながら、
きゅうりの薄切りの練習をしました。
普通科と家政科がある女子校の普通科だったんですが、
家庭科検定?を受けるのは普通科の生徒も必須でした。
どうしてこの話題を思いついたかというと、今朝の日経、
「4月1日 高校で新指導要領が始動」という記事を読んで。
IT・投資、実学的学びが拡充されるそうです。
ITは知っていたけど、投資も?? いいな今の高校生。
自分の10代のころは、中学から男女別々の科目ができて、
男子は柔道、木工、女子はダンス、調理実習、といった具合。
柔道やりたい、木工やりたいと、先生に言いに行ったけれど、
認められず。そんなことを単独でしてたのでしたよ。
思い出すと、良妻賢母育成を目指していたのかなと思うような
高校(地方なので選択肢が少ない)での家庭科検定でした。
が、そんな中、倫理社会の課題で書かされた!?作文、
「主婦について」だったか、そんな内容に対する自分の意見。
考えに考えて、主婦は報酬はないけれど立派な仕事、みたいな
ことを書いた私の文に、課題を出した女性の先生は、赤ペンで、
経済的基盤のない自立はあり得ません。
それが今の自分に繋がっているのかどうかはわかりません。
が、事あるごとに思い出す、このO先生の文字です。
その女子校は今年の春、男子校と統合されて校名が変わります。
私の後、何年ごろまで、きゅうりを切る家庭科検定の受験が
必須だったのかは知りません。
写真は今。近未来の!?日本語教育を話し合う次世代の人たち。