日経新聞の毎月の連載記事「私の履歴書」、
毎日読んで最終回まで読み切る人と、最初からまったく読まない人と、
途中で読むのをやめる人の回があります。
今月はコシノジュンコさんで、17日現在、毎朝欠かさず読んでいます。
ご本人のことはよく知らず、というか、
身近にいて親しくなるタイプの人じゃないなっていうのが確実な方。
ですが、第一回にあったお母さんが残したという言葉、
「向こう岸見ているだけでは渡れない」が言わずもがなの私路線でした…。
そして、今朝の記事が別の意味で含蓄ありだったので書きますね。
1974年に、コシノジュンコ、松田光弘、金子功、菊池武夫、花井幸子、
山本寛斎の6人でデザイナー集団「TD6」を立ち上げたという話。
「単独では限界がある」
「世界に向けた情報発信力を一気に高めよう」
同じ業界の人が組む意味ってそういうことだと思う。
その会の約束事。まさに。なるほど。
一、会長は置かない
一、会則は定めない
一、事務局は持ち回り
そしてメンバーの記載は五十音順。これ結構重要。というかこれで揉める。
しかし、記事を最後まで読み進めると、さらにまた、なるほど。
…ところが何年かすると結束が乱れ始める。
各自が力を付けるにつれ単独で動きたくなる。組織が足かせになる。
そうして、1981年に発展的解消という話。
こうやって、人や組織はついたり離れたりするものなのだろうと思う。
それでいいのだと思う。
写真は一昨日、大雨の後に現れた虹。電車の中から。
虹といえば「虹をわたって」、天地真理。
♬虹の向こうは 晴れなのかしら
虹の向こう行って見なけりゃわからない。ということでまた。