「教育とは、火を灯すことであり、器を満たすことではない。」
と、ソクラテスは言ったそうです。
“Education is the kindling of a flame,
not the filling of a vessel.”
テストの点が悪いとか、宿題やってこないとか、
授業中にスマホ見てるとか、母語で話してるとか、寝てるとか。
そういう声を、内外問わず時々耳にするのだけれど、
それって、学生のせいなんだろうか。
よそのセミナーに参加していて、思わずこっくりしてしまうこと、
あります。でも、その時思うのは、話がおもしろくないから。
スマホは今や、わからないことを調べる時の必需品。
母語で話しているのは、今先生が言ったことの意味教えて…では?
学生にちゃんと理解させて、いい成績とれるように教えているか、
やってちゃんと力がつく、する意味のある宿題を出しているか。
「自律的な学び」は今、日本語教育でもキーワードの一つです。
火を灯すというのは「学び方」や「考え方」を教えるということで、
1から10まで教え込むってことじゃない。
学び方がわかったら、おそらく俄然楽しくなって、そこから自然と
主体的、自律的に身につけていけるようになるのではないか。
紀元前470年生まれの人が言ったことに、今頃「御意」と言うのは、
なんだけれど、本当にその通りだと思ったので書きました。
写真は、今日もまた2015年の、これは台湾での留学フェア。
私が話しているのは、サマーコース参加の、確かゴさん。
ブースに遊びに来て、そのまま手伝ってくれたのだったか。
台湾事務所の孫さんも、若いです。