昭和3年生まれだった父は正真正銘の昭和の父で、 父がいる時の家の空気は父の機嫌の良し悪しと正比例。 そして、なのか、でもなのか、変な組み合わせなのだけれど、 受験の願書や就職する時の履歴書の「尊敬する人」という欄に、 私は「ヘレンケラー、父」と書いていました。
昭和62年の今日、父は肺気腫で亡くなりました。 母が父と知り合った頃、父は結構かっこよかったみたいです。 でも私が物心ついてからはとても太っていて、晩年は痩せました。
そして今仏壇の父は若返り我らが知らぬ凛々しき頃の