• 298月
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    私が育てる葉物の中で一番元気なバジル。
    葉が大きくなったのから少しずつとって、冷凍保存。
    数十年来の元気者、金のなる木は突然一斉に葉を落とし、心配。
    なのだけれど、幹は生きているから大丈夫らしい。

    昨日は、久しぶりに電車の中でマスクをしました。
    帰りの電車で、喉がイガイガしたと思ったら、突然の咳こみ。
    薄目を開けて周りを見回したら、おそらく偶然、皆さんマスク。
    それで、いそいそと私もバッグの中から取り出してかけました。
    今や、マスクの束は必須アイテム。

    今の私しか知らない人は信じられないかもしれないけれど、
    昔、20代の頃は、夏と冬で体重が10キロくらい違いました。
    夏痩せしては(今よりずっとずっとスリムな)元に戻る。
    今年の健康診断後の指導で、3キロでいいから体重落としましょうと。
    あなた、そんな簡単なものじゃないですよ。
    ちょっと張り切って食べたら、日々是自己最高記録更新。

    こんな日常の中で、いまだに日々あくせく。
    今日も長距離通勤。

  • 258月

    自分のこれからと重ね合わせて、
    深く考えさせられることの多かったこの週末、金曜と土曜でした。

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    金曜日の18:30から、
    国立社会保障・人口問題研究所の是川夕さんが編集長を務める
    『日立財団グローバル ソサエティ ジャーナル』が関わる、
    「Journey to be continued-続きゆく旅-」の上映会に。

    これから日本で生きていく人誰もが、つまり、まずは日本人が、
    こういうもの・ことに触れて、知って、考えてほしい。
    今、私は、持ち歩いている名刺に、
    「「人と人、人と社会を言葉でつなぐ」をライフワークに。」
    というメッセージを記し、おそらく息巻いているのだけれど、
    根本から覆されたような、複雑な気持ちに襲われました。
    これは、誰よりもわかっていると自負しているであろう、
    日本語教師や日本語支援者の方にも見て、そして自らの
    振り返りをしてほしい映画だとも強く思いました。

    是川さんが編集長を務める、
    『日立財団グローバル ソサエティ ジャーナル』Vol.2の、
    「個から考える多文化共生」と題された星野ルネさんへの
    巻頭インタビュー記事の中で、是川さんがルネさんの漫画から
    引用したセリフ「子どもが泳ぐには多様性の海は深すぎる」は、
    直前に見た映画にそのまま重なり、ぐさっときました。

    日本語教育機関認定法に重ねて言うなら、留学、生活、就労の、
    留学以外は、知って考える場を提供することしかしてこなかった
    自分には、自ら直接その「海」に手を下すことができないので、
    じゃあ、何をどう。私が名刺のメッセージに近づくための課題です。

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    そして、昨日の土曜日は、
    文科省の委託、現職日本語教師研修プログラム普及事業、
    「生活者としての外国人」に対する日本語教師【初任】研修の
    事前オリエンテーションでした。

    文化庁時代から数えて、この生活者事業の受託は15年目。
    今回は初めて、6名の聾者の方が受講生として参加しています。
    手話通訳の方に入っていただいてしたオリエンテーションは、
    通訳者の交代の切り替えなども問題なく終了したようです。

    手話は独立した言語体系を持つ一つの言語
    2008年に発効された障害者権利条約で「言語」として定義、
    国際的に認知された手話は、日本でも法律にそう示されています。

    詳しいことは、主催する日本語教員養成研究所が発信していくと
    思うので、そちらに譲りますが、法律に定められるずっと前から、
    聾の学ぶ方と聾の教える方がいた。そのことを今、改めて、
    再認識したことに、私自身は小さく小さくなる思いでした。

    以下は、私のスマホのフォルダにあった私が撮った花の写真。
    いろんな国で撮ったいろんな花があるけれど、みんな「花」です。

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    最後に余談。
    上に書いた是川さんの記事の中に、星野ルネさんが、お父さんから
    「見た目が外国人だから、他人の倍、努力して、やっと一人前の
    扱いをされるんだよ」と言われた、ということが書かれていました。
    ここを読んだ時、女である自分もそうだったと思ったことをちょっと。

    人の百倍やってようやく男と同じスタート地点に立てる(かもしれない)
    んだと、就職した時に知ってショックを受けた世代です。
    ついこの間聞いた、私より一つ年上の日本語学校経営者のMs.Y先生の、
    新卒で入った大手ゼネコン企業での、入社の辞令が人事部長名だった、
    という話。同期の男子たちは社長からだったのにと。

    だから私たちは、性別に関係なく実力勝負ができるこの仕事を選び直し、
    そして、こんな強い役回りを担っているのかもしれないなあと思った。
    ・・・ことが余談です。人はその立場になってみないとわからない。

    ・・・以上、今日は話が長かったです。

  • 208月
    Categories: tanka, 雑感 Comments: 0

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    携帯の中に置きたる本を読み本屋まるごと握って歩く

    なかなか物が捨てられない性格なので、
    せめてもと、物を増やさない努力をしています。
    その代表格が本。え?それ?なんですけど、
    これは絶対に手元に置きたい、何かの参考文献として絶対必要、
    等々、明確な理由がない限り電子書籍を買います。

    便利。しかし、買ったことを忘れるのですね。
    Amazonの購入履歴を見て、え?と思って、
    Kindle開いたらあった…ということ、しばしば。

    冒頭の歌は10年前の私のです。
    私に、短歌をせよ(ではなく、歌人になれ)と言って、
    歌会に誘ってくれたのはABKの前理事長の今は亡き小木曽先生。
    「加藤先生、私がいなくなっても短歌やめないでくださいよ」
    と何度か言われたのだけれど、・・・すみません。

    で、どうしてこの歌を思い出したか。
    さっきAmazonの購入履歴に『断捨離』と題した本があるのを見て、
    買ったっけ?と思って、見たらKindleにあったからです…。

    あちこちで本屋さんが姿を消しているというニュースを耳にする昨今、
    率先してそれに加担してしまってるのですよね、私も。

  • 188月
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    十連休だった夏休みの最終日。
    なんだかんだでちょこちょこ仕事があったけれど、
    それがなかったら、完全にふにゃふにゃになっていたと思います。

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    昨日の渡良瀬川。灯籠流しがあったそうです。
    母と同じ昭和10年生まれの、三連アーチの中橋は、
    これから数年の年月をかけて架け替え工事をすると、
    お盆に久しぶりに会ったいとこが言っていました。

    母も私も最初の子だったため、母方のいとこ達は皆、ちょっと離れた年下で、
    その子たちがマットレスを三角に立てて基地ごっこなんかしていたのには
    全然加わっていなかったから、いつも私は年の離れたお姉さんでした。
    けれど、このお盆の最中にその中の何人かに会って大人の会話ができて、
    年をとるのも悪いことばっかりじゃないなと思ったのでした。

    いとこ連の親分格だった女の子と当時から体格のよかった男の子、
    今もう還暦間際の背の高いこの二人が、自分たちの肩のあたりまでしかない、
    祖父母が眠る墓石の傍に立つのを見て、え?何これと。墓石がちんまりしてる。
    私の知るそれは見上げるほどに高かったはずなのに。

    …と、なかなか色々に、ほわんとした気持ちに浸ることの多き今年のお盆でした。

  • 128月
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    懐かしいだけでなく、
    今のは甘くてとても美味しいからたくさん食べたいけれど、
    昔、実家に木があって、買って食べるものではないと思っているから、
    年に一回しか買わないいちじく。

    夏休みは、あっという間に三日が過ぎました。
    初日は突然飛び込んできた仕事をして、
    二日目はぐうたらして、
    三日目の今日は、この休み中に絶対するぞと決めていた物の断捨離。

    何十年も、老後の楽しみにと捨てずにとってある、前職時代のノート。
    日本語の先生になってからのは、教案とか自作の絵教材とか学生の作文とか、
    一つ一つ見ていると、その頃のクラスの様子や学生の顔まで浮かんできて、
    ああ、私はいつもいつも、その時その時を一生懸命生きてきたんだなぁと、
    ばかみたいだけれど、自分が愛おしくなって、ぜーんぜん断捨離にならない。

    思い出。年を重ねた分だけどんどん増えるから困る困る。
    自分の心と頭の中でとっ散らかっている分にはいいけれど、
    物理的に場所をとっているものは、ほんと、どうにかしなければ。

    夏休み、残りの日にちもすることがあれこれあって、
    断捨離にどれだけ時間を割けるか。
    ・・・なんて言ってないでやりなさい。←自分に。

  • 068月
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    ばたばたしていることに変わりはないんですが、
    いろんなことがとりあえず一区切りついた感じで、
    気持ちに少し余裕ができたなと思った今日。
    お昼ご飯食べながら話そうと来てくれた人なんかもいて。

    昨日の、日振協の日本語学校教育研究大会でのパネルディスカッションで、
    最後に自分が言った「私たちが描いた地図の塗り残しを塗ってなんていないで、
    そんなもの気にしないで、ちゃんと自分の地図を描いていってください」
    というのは、後に続く人たちへの私の変わらぬ思いなんですが、
    「そういうことはなかなか言えないものだ」と、よその学校の理事長先生が、
    終了後にわざわざ褒めに来てくださいました。いえ、本気の本心ですから。

    この私のセリフを含む、日本語学校を作ってきた人たちのライフストーリーを
    まとめた本が秋に出版されるそうです。

    最近、自分が歴史になりかけてるなと思うことがしばしばあります。
    とほほですが、でも、それでいいんですよねー。

  • 058月
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    職場でも何かの集まりでも、ほぼ確実に年長枠の今、
    今日のように、十も離れて一番年下というのは、
    心地よくないわけがないのでした。

    新卒で就職したとき、まず教務課に配属になり、
    3ヶ月後に課長と一緒に、情報処理センターの前身となる
    準備事務局に異動になりました。

    そんな新人時代から在職中ずっとものすごくお世話になった、
    当時、学長室と庶務課と入試広報課にいらした先輩のお三方と
    会いました。学長室だったHさんのお宅にお邪魔して。
    懐かしい昔のあれこれ、時代と共に変わったあれこれ。
    タイムマシンに乗ってタイムスリップした楽しいひと時でした。

    情報処理センターにコンピューターを使いに来た留学生の
    日本語がとても上手で、あ、この人に日本語を教えた人が
    いるんだと思った瞬間、私は日本語の先生になるぞ!と。
    で、4年1ヶ月で辞めました。

    そこから始まった今までが、その十倍近くの年月になりました。

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    明日と明後日は、日振協の日本語学校教育研究大会。
    初日の午後、私はカイの山本先生と大阪YMCAの亀田先生と
    パネルディスカッションです。
    「これからの学校づくりと学校評価 ー「教育の質」とはー」。
    自分と学校と社会環境の今までの変化を振り返りながら、
    これからを考える、という流れです。(うまくいきますように。)

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    Hさんちで採れた野菜で作ったラタトゥユとパエリアをいただき、
    さらにたくさんの野菜野菜野菜をいただいて帰ってきました、
    ここのところの爆走疲れが吹っ飛んだ、よき一日でした。

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