• 276月

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    子供の頃からの自分の目標に従って100まで生きるとしても、
    もう折り返し地点を過ぎてゴールに向かっている私の人生、
    いくら[したい]ことがあっても、すべてのことを[できる]
    だけの十分な時間があるわけでない。これ、否めず。

    たとえば、海外での継承日本語。
    これからこれを専門に研究[したい]と思っても、無理。
    でも、皆がもっとこのことを知る場、海外と日本を繋げる場、
    日本の政策にちゃんと海外の継承日本語を入れていくための
    発信の場を作ることは、私が[できる]ことだと思います。

    2018年末に成立した日本語教育推進法。
    セミナー第1回と最終回の第4回を担当してくださった、
    カルダー淑子先生が中心となって、世界中の同じ立場の方たち
    から集めた署名活動によって条文に組み込まれた、
    「海外に在住する邦人の子、海外に移住した邦人の子孫等への
    日本語教育」ですが、
    法律に書かれてそれで良かったじゃない、その後どう進むのか、
    内外の皆さんと繋がりながら関わり続けること、
    それを未来に向けて、学校として、していけたらと思いました。

    個人の時間は有限だけれど、組織の時間、可能性は無限と信じて。

    企画の最初から、私たちを導いてくださったカルダー先生は、
    とても優しい口調の中に、強く深く太い信念がずんと通っていて、
    私も真に、こんな風にあれたらと、無理かもしれないけれど、
    思いました。人生の復路での心構えと挑戦として。

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    今回のセミナーに登壇、ご協力くださった先生方、
    世界各国から視聴、参加してくださった皆さんに感謝です。
    自分自身の前進をちょっと実感できたような気がしています。

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