2017年秋から2020年春まで籍を置いていた、
北陸先端科学技術大学院大学(知識科学)では、正副2本の論文が
必修で、私の副テーマの方のタイトルは、
「多文化共生社会における異文化間コンフリクトに対する
日本人の思考の転換・発展をサポートする仕組みについて」でした。
その過程で行った外国人就労者を受け入れる企業へのインタビュー、
外国人社員と日本人社員と社長さんの、見事な成功事例と、
初年は順調だったのに、次年度で歯車がずれてしまった事例、等々。
それぞれの今に至るまでの分析はとても興味深いものでした。
写真は、その中の一社、福島県郡山市の東栄産業株式会社さん。
福島サテライトの佐藤さんが、その前から日本語教師として授業を
していた会社です。
技能実習生たちの明るい笑顔、会社全体の和気藹々の雰囲気、
会社が日本語の先生を雇って定期的に行う日本語クラス。
メディアは、問題事例ばかりじゃなくこういうところを報道してよ、
と強く思いました。
ところで、
私たちの日本語教師養成講座の福島の拠点が福島市から郡山市に。
この東栄産業さんとの連携で、ここが福島サテライトになります。
日本語教師の活躍の場は、文化庁が報告書に示しただけでも、
生活者、留学生、児童生徒、就労者、難民等、海外・・・。
佐藤美華先生を中心としたこの教室から、多文化共生社会における、
外国人と日本人両方の「人財」がたくさん生まれる予定です^^