(YouTube ことばの教育にかかわる人へのインタビュー)
昨日、早稲田の細川先生から、
「こんなのもあります。よろしく」とYouTubeのリンク先がポンと
送られてきました。細川先生、久しぶり。
日本語教育学会のホームページによると2004年、
会員研修と実践研究発表会が統合されて、実践研究フォーラムが
初めて行われた年の委員会が、細川先生との初めての出会いでした。
前年度までで委員を退任された京都日本語学校の西原先生から
(義務やルールではなく、日本語学校の存在感を示すという意味で)、
「日本語学校の人が委員として入っていなければいけないの」
と言われて、ほとんど何も考えずに引き受けたのでしたが、
「おお、久しぶり」「ここでも一緒になったわね」等々と言いながら
委員会の部屋に入ってらした大学の先生、関連機関の方たちを見て、
え?私、誰も知らない! とんでもないところに入ってしまった、
と思っても後の祭りの、その委員会の委員長が細川先生でした。
感想の観点が違うかもしれませんが、細川先生の深く熱い思いを受け、
反論も含めた議論をしながらそれに応えていた委員の皆さん、
その中で生まれ、育っていったように見えた一体感、
委員としては超微力ながら、そこに自分がいたという経験は、
その後の私の組織への臨み方に多分に影響を与えた…と思っています。
まさに先生がおっしゃる(…でいいですか?)対話の中で考える。
昨日のYouTubeでのインタビュー番組では、
細川先生の、変わることのない生き方、考え方に久しぶりに触れました。
ソクラテスが言った、well-being=善く生きるとは、
善と書くけれど悪の反対ではなく、十分に、十全に生きるということと。
あの頃はこういう、新たな第一歩がたくさんあったのだったなあ、
ということを思いがけず思い出させていただきました。
嗚呼、初心忘るべからず。今も変わらず熱い細川先生に感謝です。
今、自分がしようとしている、人と人、人と社会をつなげるということ、
そして、言葉を学ぶことが人生を豊かにするんだ、という信念、
それらを大事に、私はこれからも粛々と生きていこうと思います。