昨日のN局、朝のニュース「ここに注目!」というコーナー。
「街にたくさんの日本語学校があります。
確かにここ数年、……看板を見るようになりましたね。」
「……7月現在で747校。ここ5年で1.5倍に急増しています。」
「ところが入管庁によれば、……」
ところが??
「ところが入管庁によれば、
中には出稼ぎ目的の外国人留学生の名目で入国し、
その「受け皿」になっているところや、教育の質が伴わないところも
一部あるそうです。」
あるそうです??
あたかも日本語学校が自然発生的に増殖したような。
それを側から、どうしたものかと見ているような。
でも、日本語学校設立の審査と認可の主は、
まさにその入管庁が属するところの法務省ですー。
誰の調査不足か認識違いか、まさか意図的にではないと思うけれど、
しかし、天下の公共放送が発信元だということは大きい。
言葉を発する者、伝える者の責任は大きい。
外側から見えるものだけを伝えるなら、
万人の目を引くだけのひどいマイナス情報だけを伝えるなら、
ただのゴシップ記事や噂話と変わらない。
この局に限らず、報道に携わる優秀な皆さん、
世の中を、日本をどうしたいのか、どうならなければと考えているのか、
そこで学ぶ外国の人たちとどう生きていこうと考えているのか。
そういった思いや未来構想に全く立脚していないようにしか見えないのが、
本当に、残念以上です。