日本語の先生になろうと思った三十数年前に、
まずは海外の語学学校の学生を体験してみようと思い、
イギリスに短期留学、いえ、遊学しました。
その時、ホームステイした家に、イタリアの男の子がいたのですが、
この間テレビで、彼の出身地トリエステを紹介する番組を見て、
彼を思い出し、そうだ!トリエステ料理だ!という流れで、
インターカルトの日本語教師養成講座修了生の平井さんが幡ヶ谷で開く、
イタリア・トリエステ料理のレストランに、昨日の晩、夫と。
いつもほぼすれ違い、一日に2時間くらいしか顔を合わせない夫とは、
18の時からの知り合い!?で、その頃からの懐かしい思い出話が、
美味しい料理とトリエステのワインと相まって、楽しいひと時でした。
イギリスのブライトンで一緒にホームステイしていた、
イタリアのマリオと、スペインのフェルナンドと、タイのシャムナン、
当時のそんな子たちと同じ国、同じ年頃の子たちが、
今、自分のまわりにたくさんいるという現実が不思議です。
一度は海外に出て、そこで異文化体験をし、外から日本を見ることは、
その後の人生のためにとっても良いことだと思います。
最近、外に出たがらない若者が増えていると聞くけれど、
一度は出て生活してみたらいいですよね。日本の外で。
平井さんのお店「al mulon」
昨日いただいたもの :
ナスづくしの前菜、ルッコラとトマトとバルサミコ酢を被った肉の一皿、
殻が薄青い濃厚な黄身の卵で作ったカルボナーラ、トリエステのクレープ。