• 168月
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    今年、父の年を超えました。
    27の時に父を亡くしてから、父の年に追いつく日が一つのゴールでした。
    そして、年を重ねるごとに強烈な父の血を感じながら今まできました。

    今日、送り盆。
    三人姉妹の、こんな時しか登場しない長女の仕事(かな?)を終えて、
    今、東京に戻る電車の中です。
    次のゴールに向かって走り出した、ここ数ヶ月のことを、
    10代の頃を共に過ごした人と話す機会などもあり、
    それなりに自分のこれからの生き方を思い描けたような気もし、
    お盆休みっていいなと思いながら、次はお正月休み。

    僕の前に道はない
    僕の後ろに道は出来る
    ああ、父よ
    僕を一人立ちさせた父よ
    僕から目を離さないで守る事をせよ
    常に父の気魄を僕に充たせよ
    この遠い道程のため
    この遠い道程のため
    <高村光太郎>

    父が興した会社の廃業手続きが先月末に完了。
    ごめんねと言うにはあまりに遠いところにあった仕事。
    やめることは続けることよりもっと難しい。と思った。

    私の前に道はない。私の後ろに道を作る。
    ゴールまでの間に私のタイムリミットがきませんように。

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