今年、父の年を超えました。
27の時に父を亡くしてから、父の年に追いつく日が一つのゴールでした。
そして、年を重ねるごとに強烈な父の血を感じながら今まできました。
今日、送り盆。
三人姉妹の、こんな時しか登場しない長女の仕事(かな?)を終えて、
今、東京に戻る電車の中です。
次のゴールに向かって走り出した、ここ数ヶ月のことを、
10代の頃を共に過ごした人と話す機会などもあり、
それなりに自分のこれからの生き方を思い描けたような気もし、
お盆休みっていいなと思いながら、次はお正月休み。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちさせた父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
<高村光太郎>
父が興した会社の廃業手続きが先月末に完了。
ごめんねと言うにはあまりに遠いところにあった仕事。
やめることは続けることよりもっと難しい。と思った。
私の前に道はない。私の後ろに道を作る。
ゴールまでの間に私のタイムリミットがきませんように。