1988年か89年、まだ日本語教師デビューして間もない頃、
何曜日だったか、授業後に、音声の勉強会がありました。
学生の声を録音して、それを機械にかけて、発音の特徴を分析、
当時あった早稲田校で、先輩の先生たちに混じって私もそこに…。
その勉強会を主宰してくださっていた水谷修先生の訃報が届きました。
水谷先生とインターカルト日本語学校との縁はとても深く、
1978年開設の日本語教師養成講座の基盤は、水谷先生のご指導の下に。
その後いろいろあった学校のことをいつも気にかけてくださり、
「皆元気にやってる?学校は大丈夫?」とお目にかかったときにはいつも。
生きていることばの学習を目標とした総合的な指導
インターカルトの日本語教育の特色は、生きていることばの学習を目標に
コミュニケーション基盤もがっちり押さえた総合的な指導態勢にある。
そしてそれを30年間たゆまず守り続けてきたインターカルト日本語学校に
絶大な拍手を送りたい。
インターカルト日本語学校30周年のときに先生が贈ってくださった言葉。
「生きていることば」「コミュニケーション」の指導を、
私たちの学校に根付かせてくださったのは、水谷先生です。
ありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします。