23のときの仙台のホッケは、これよりずっと大きく、
頭と尻尾が大きなお皿から完全にはみ出ていました。
それを人数分、確か7人か8人全員に一皿ずつ注文したため、
テーブルの上がホッケだけでいっぱいになりました。
注文したのは私。
新卒で就職した大学の教務課の課長と主任と一緒に行った
仙台出張で、訪問先の人と食事をすることになり、
その仙台の年配の方に「お嬢さん、注文してくれますか」
と言われてした注文。※お嬢さんは私です。
18で東京に出て、コンパ(って今言いますか?)で初めて、
ホッケというものを見て食べて、美味しい!と思いました。
何度か食べたけれど、注文はいつも他の誰かだったため、
いくつ頼むのが普通なのか知らず。
お金がない学生だから一匹を皆でつっつくのではなく、
とても大きいから、お金がある社会人も皆でつっつくのだ
ということはその後知りました。
が、仙台のときはまだ、それを知る前。
お店の人、それ多すぎるよって言ってよー!と思ったけれど、
言ってくれなかったからホッケだらけ。
皆さん、(苦笑)だったと思うけれど、覚えているのは、
ホッケだらけのテーブルまでです。
先々週の福岡、先週の札幌の出張先でもホッケが出てきて、
たて続けにこの数十年前のことを思い出したので書きました。
こうやって人は大人になっていくのですよね。
(PhotoAC)