• 062月

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    名古屋と言ったら味噌カツ。
    今まで何度か、味噌カツを食べに一人新幹線に乗って。
    こういうの、なんとなく贅沢でしょ。

    なぜ味噌カツかというと、向田邦子のエッセイで読んだから。
    そこに書かれていたのは岐阜羽島の駅の味噌カツで、
    その、なぜか中学の修学旅行のときに降り立った岐阜羽島に、
    最初のうちは食べに行っていました。

    で、あれ?もしかしたらと思って「向田邦子 味噌カツ」と
    googleで検索したらやっぱり、私のブログが上から二番目に。

    で、話は味噌カツではなく、
    文化庁事業の一環で行う「多文化共生社会を考える公開セミナー」、
    明日は東海ブロック、名古屋の皆さんが主催するセミナーです。
    毎回「生活者としての」という視点で考えてきていますが、
    就労者、難民に続いて、今回のテーマは外国人児童。

    申し込み、今からでも間に合います。どうぞご参加ください。
    →詳細もこちら。今もうすでに400名近い方が参加予定です。

  • 281月

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    今日は日振協のトップセミナー、オンライン開催。
    …ですが、私はちょっと出番があって、品川の会場で参加。

    入管庁と文化庁からのお話、特別講演の前駐ベトナム日本国大使のお話、
    最近、こういう機会があまりなかったので、なんだかちょっと新鮮な気分。
    そして、国立社会保障・人口問題研究所の是川夕さんのお話、
    タイトル「新型コロナ・パンデミック、及びグローバルな人の移動を
    踏まえた日本語学校の今後の役割」、特別真剣に聴き入りました。

    日本語学校や外国人、
    ごくごく一部の非常に目立つよくない部分だけがクローズアップされて、
    あたかもそれが全てであるかのような悪い印象を世に植え付けられることが
    不条理に多い。多くはマスコミによって。
    しかし、一つ一つの事実を数字の裏付けをもって読み解いた結果のお話、
    なんだかとても強い力を得たような気持ちになりました。

    奇しくも昨日、
    勘ではなく実際の数字で算出しておくことが重要であること、
    そうすると、力の入れどころが明確になる、と言われて、
    なるほどそうだなと思ったばかりだったので、なおさら強く納得。

    勘と勢いで生きながらえてきた私としては、遅ればせながらですが、
    少しでも数字でものが言えるようになれたらいいなと。

    写真は今日、いきなり喋り出した私のアップルウォッチのSiri。
    決断力じゃなく、疲れて思考力があまりありません、なので、
    今日の是川さんのお話の反芻はまた日を改めて。

  • 251月

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    今日の会議は第二回でしたが、
    新たな議題が加わったため、ある意味キックオフでした。
    我がスマホにたまった写真、
    さすがにキックオフで検索しても写真は出てこず、
    ボールと入れたら、ほかのボールに混ざって金の卵が。

    今日も一日お疲れ様でした。なんだかほわんと疲れました。

  • 241月

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    「業態」という言葉について、
    今までかなり無造作に何も考えないで使ってきたなと、今朝、気づきました。

    「業態」とは「小売業や外食産業などの商業で使われる、顧客のセグメント・
    対象とする生活場面・その来店頻度などによる分類」とネット上にあります。
    「例えば小売業の業態には小売店・コンビニエンスストア・スーパーマーケット
    ・百貨店・セレクトショップ・ネットショップなど」がある。なるほど。

    小売業や外食産業でなくても、
    どのような戦術や戦略、営業方法でビジネスを展開するか、利益を上げるか…と
    考えることは、とても重要なことですよね。

    日本語学校における「業態」。
    いやいやそもそも、と教育をビジネスの線上で考えることに否定的な方もいる
    かと思いますが、教育もビジネスの視点を持たなかったら、自己満足に陥る危険、
    さらには、自分のしていることの淘汰に自ら進んで出るようなものだと思います。

    タイの長谷川さんのブログから、勝手にバトンを受け取って書いています。

    >「いかに我々は「業態」に対して試行錯誤してこなかったか」
    >「語学だけでなく、すべての勉強は、もっと美味しくなる必要がある」

    これらに大いに賛同しながら、敢えて異を唱えるなら、
    食べ物の目的は、腹を満たす
    ことばの目的は、身につける
    料理と語学、いや、食べ物とことば、目的はこれなのかなあと。

    ことばを身につけることはゴールではなく、ゴールはその先にある。
    次のステップに進む、願いや希望に近づく、人生を豊かにする。
    そう、それが美味しさで、そのために学び、我々はそれを提供する。

    そうか、その美味しさの分類が日本語学校の「業態」?? ん?

    すみません、夜も更けてまいりました。今夜はこの辺でお開きということで。
    明日は重要な会議に出席することになっています。
    公認日本語教師の資格と、日本語教育機関の類型化とその範囲を話し合う
    文化庁が主催する調査研究協力者会議。

    奇しくも、(いや、ふと思っただけですが)、
    この会議の二つ目の議題と、長谷川さんが提起したここでのこの話、
    とっても近いことなんじゃないかと。
    ああ、私の思考回路ではそれこそ同じ線上にあります、これとこれ。

    上の写真は2020年2月、コロナ渡航制限ギリギリのところで行ったバンコク。
    2020年最初で最後の出張、そして最後の海外での会食…です。

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    ついでに、インターカルト日本語学校の創立40周年記念大同窓会の動画
    ここに載せてほんとにお開きに。長谷川さんも出ています。
    この40年の積み重ねの過程で、私たちは私たちの業態を模索してきた、
    今目指そうとしている私たちの形、コロナを経たことでさらに明確になった、
    それが、ああ、そういうことかもしれないと、今思いました。

  • 211月

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    「さむ〜い死語なら『もんじろう』」というサイトにあるので、
    「頭がウニ」は、今の言葉ではないのかもしれないけれど、
    今日の脳みその状態がまさにそうだと思ったので、頭がウニ。

    今、日本語教育の世界は大きく変わる可能性の真っ只中、
    日本語教師も日本語教育機関も。
    そしてアフターコロナ、日本語学校はどうなっていくのか、
    誰がどうまとめていくのか、というのも大きな課題。
    さらに、まさに私たちの学校の新しいコースやプログラム、
    ちゃんと軌道に乗せなくちゃ。

    そういうことの全てとちょっとずつ関わっているため、
    今日はそれらに追われて、それで頭がウニです。

  • 171月

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    皆さんは、日本に暮らす難民の方たちについて、
    何をどれくらい知っているでしょうか。

    私たちは、今から7年前の2014年に、あるきっかけからNPO法人PEACEと
    出会い、ミャンマーの難民の皆さんの日本語教室に関わることになりました。
    日本語を学ぶために集まってきた皆さんと初めて会った日に、
    日本にきてから20年もたつのに、日本語が十分に話せず漢字も全く読めない
    という人がたくさんいらしたのは大きな衝撃でした。

    それから、毎週日曜日、夕方6時からの日本語教室が始まりました。
    授業の中に、年賀状や暑中見舞いを書くという課題があります。
    私のところにもハガキが届くのですが、ある年に、
    「漢字がじょうずになったので、まちをあるいていても
    そこに書いてある漢字をさがしてよむようになりました。」
    と書かれたハガキが届きました。そのときに感じたことばの力の大きさが、
    今日のテーマ「日本語の学習が人生を豊かにする」につながっています。

    以上が、私が冒頭にした挨拶の中で話したことです。
    そして、以下は今、日本語教員養成研究所のFacebookに載せた文です。

    【生活者としての難民の皆さんと共に〜日本語の学習が人生を豊かにする〜】
    自ら難民支援を牽引するNPO法人理事長のマリップさん、
    政策面で支援を続ける中川先生、
    「難民ナウ!」をはじめ情報発信を通して支援活動をする宗田さん、
    日本語教室で指導にあたる寄田さん、そして、
    ウガンダから逃れてきたご両親のもと日本で生まれ育ったマシュー君。
     1. 日本語(教育)との出会い
     2. 基礎知識の確認「難民」「ミャンマー」
     3. 実際に関わって
     4. 「家庭」の観点から
     5. 日本語教室と日本語教育
     6. 「日本語の学習が人生を豊かにする」
    登壇者の皆さんの一言一言が視聴する私たちの心に響き、時に胸に刺さりました。
    日本がこれから本格的に迎える多文化共生社会、
    その社会を皆で共に作っていく…今日の機会が前に進む一歩となったら嬉しいです。
    この活動、私たちはこれからも続けていきます。

  • 161月

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    土曜日の朝9時半。
    生活者としての外国人のための日本語教師初任研修の
    オンライン講座を視聴しています。10月からほぼ毎週、
    土曜日の朝からPCの前に座って受講している方が、
    私のほかに50人以上。萬浪先生のお話のあと、皆さん、
    今はオンライン上でグループに分かれてディスカッション中。

    写真は、この研修を共同担当しているブロックの一つ、
    沖縄の国際言語文化センター附属日本語学校代表の金城先生。
    研修の一環でする5回シリーズの公開セミナー、沖縄担当は
    3月6日で、テーマは日系人とアイデンティティなのですが、
    オーストラリアのSBSラジオがその紹介をしてくださいました。
    来週の木曜日まで聴くことができるそうです→こちら

    私たち、東京担当の公開セミナーは明日です。
    難民の方々とその支援をする皆さんと一緒に行います。
    zoomのウェビナーでの開催、お申し込みはこちらから。
    ※前回の就労者のセミナーに参加してくださった方も、
     別途申し込みが必要です。

    どんなことでもまずは「知る」ことからかなととても思います。
    コロナのために、生き方変わった、変わりそう、変えなくちゃ、
    と思っている人も多いと思います。
    そのきっかけが「知る」ことから見つかるということ、
    ありますきっと。

  • 111月

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    左上から時計回りに、
    沖縄のチャンプルー、長崎のチャンポン、
    インドネシアのチャプチャイ、韓国のチャプチェです。

    偶然なのか、なんなのか、みんな頭にチャがついて、
    どれも様々な具材が、言ってみればごちゃ混ぜの料理。
    前からずっと、チャは偶然じゃないと思っています。

    日本語教育機関はチャです。
    玉石混交なんていう言い方もあるとは思うけれど、
    そうじゃなくて、それぞれ、特徴、目的、役割が違う。

    そして、一つのお皿もしくはお丼の中に、団体が6つ。
    日本語教育推進議連や関係省庁の皆さん、そして自らも、
    6団体と呼ぶことに違和感がないように思える、今です。

    日本語教育推進法の附則に示された類型化、
    日本語教師の資格化、そういうことを共に話し合う中で、
    日本語教育機関の水準、質の維持向上に、
    自然と、いや必然として、話が及んでいるのがいいなあ
    …なんて感慨に耽ってる場合じゃないです。

  • 101月

    ⬛︎オンラインセミナー 2021/01/17(日) 13:00-15:00
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    日本に暮らす難民の方について、私たちは何をどれくらい知っているでしょう。
    ミャンマーの少数民族を支援するNPO法人PEACEのマリップ・センブ理事長、
    長年にわたって政策面で難民支援をする中川正春衆議院議員のほか、
    日本語を学ぶ人、教える人、支える人と共にこれからの共生社会について考えます。

    テーマは「日本語の学習が人生を豊かにする」。
    日本語教育に携わる人だけでなく、広く日本中の皆さんに参加していただきたいと
    思っています。

    令和2年度文化庁「日本語教育人材の研修プログラム普及事業」の一環で行う、
    今回は東京ブロックの私たちが主催するセミナーです。
    開催が1週間後に迫りました。zoomのウェビナーでの開催、
    現在、200名を超える様々な立場の方々が参加申し込みをしてくださっています。

    お申し込みはこちらから。私も、最初と最後に登場します(挨拶担当)。

  • 1512月

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    明るいニュースに乏しかった今年、
    一昨日の福島でのセミナーの登壇者&スタッフの皆さんの
    写真の赤が目にしみます。無事終わった感、いいですね。

    ずっと閉塞感と共に寝起きしていたので、久々の開放感、
    来年はきっと良き年に、と思えてきました。

    チームfmf=ふくしま多言語フォーラムの中川先生はじめ皆さん、
    東京からの助っ人のお二人、そしてそして誰よりも、
    ゲストの山口千秋さん、未来への道筋をありがとうございました!