• 175月

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    好きな写真。
    イタリアでのイベントにでたとき。
    もう10年以上前なのだと思うとなんとも言えない感慨。
    提携校の、IL MULINOの皆さんと一緒に撮りました。

    私の右側のもう一人の着物の人、Yoshieさんは、
    今度の土曜日の日本語教育学会での私たちの発表、
    海外における継承日本語」の事前動画に出て、
    問題提起をしてくださっている、
    海外(イタリア)で娘さんに日本語を継承している、
    お母さん、そして日本語の先生です。

    海外における継承日本語は、
    国内の外国籍の子どもとその親御さんにも通じる課題です。
    ただ、海外のそれは遠い他所のことで、日本の私たちの
    課題になり得ていないことが問題という課題意識です。

    2019年の日本語教育推進法成立にあたって、
    海外での日本語教育が含まれていなかった法案に、
    海外のその立場の方々がたくさんの署名を集めて、
    「在留邦人の子等に対する日本語教育」という一文を
    盛り込むことができました。
    その先頭に立って動かれたのが、5/21(土)に
    私たちのブースに登場してくださるアメリカ在住の
    カルダー淑子先生です。

    去年から様々してきたセミナーのおかげで、
    様々な方と知り合う機会を得ました。
    カルダー先生はその中でも最も嬉しい出会いとなった方です。
    …まだ一度も、直にお目にかかったことないんですが。

  • 155月

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    次はこれです。

    結婚して、ギリシャとイタリアに住む日本語教師の方たちと
    仕事やら何やらの話をする中で発せられた、
    息子さんや娘さんに、どう日本語を伝えていったらいいのか、
    という迷いとも悩みともいえる一言が発端でした。

    私の“ことば”を子どもたちに伝えたい。

    日本語教育学会春季大会の賛助会員ブースを、
    日本語教育でも国語教育でもない「海外における継承日本語」
    について知って、一緒に考える場にします。

    事前に公開されている17分の問題提起の動画→
    大会初日、5月21日(土)日本時間16:50からの30分間、
    アメリカ在住の専門家、カルダー淑子先生から、事前動画を
    受けてのお話を聴き、そして…という流れです。

    こちら、ニュースリリース
    事前動画は日本語教育学会のサイト上にリンク先があるので、
    インターカルト日本語学校の「録画」というところから。

    自分の子どもに自分のことばを教える、伝えるという、
    当たり前のことが当たり前じゃない日本の方が世界中のあちこちに。
    その方たちの気持ちを、わかったように言っている自分。
    歯痒さと申し訳なさがあるのですが、せめて知らせる場をという、
    そういう気持ちでします。

  • 145月

    是川先生と一緒に食べた、小倉トースト。

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    なごのキャンパスと名づけられた、
    廃校になった小学校の校舎を使った施設で行ったセミナー、
    『検証!日本はもう「目指されない国」なのか?』、
    講師の是川先生に、データによるたくさんの実証結果を示して
    いただけた、本当にものすごくおもしろい時間でした。

    日本にとって、日本語教育に携わる者にとって、
    そうかそうなのかと納得、勇気をもらえた実証結果でした。

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    2時間近くした振り返りの後の記念写真。
    左から、東京の椿、加藤、是川先生、名古屋の都築、久我。
    東京からサポートしてくれたのは谷口、辻本でした。
    先生、ありがとうございました。みんな、お疲れ様でした。

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    そしてこれは、今日の会場参加者のお一人と。
    一昨年の文化庁『「生活者としての外国人」に対する日本語教師
    初任研修』に参加してくださった方で、
    名古屋にインターカルトのサテライト?と来てくださいました。

    研修受講後に、生活者として外国人のための日本語指導者として、
    ボランティアではなく、有償の教師として採用されたそうです。
    嬉しい報告。

    日本語教師を職業に!を悲願に、今日まできました。
    若い人たちに目指してもらえる職業に、日本語教師を。
    完全成就できなくても、架けかけた橋に足跡くらい残したい、
    残せるかもと思うことがぽつぽつある今日この頃です。

  • 274月

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    「そうきたか」という登場のされ方が好きです。
    今日のそれはこの本
    凡人社から届いた封筒に入っていました。

    編者の田中祐輔さんは、今や著名な田中先生なのだけれど、
    院生時代から知っているご縁で、永遠の田中さんです。

    『日本語で考えたくなる科学の問い』
    このタイトルに、「そうきたか」と思いました。

    自分がしてきた日本語教育に科学の裏付けをしたくて、
    数年前に、先端科学技術という名がつくところの
    院生になった自分は、科学で物を語れるほどには
    まったくなれなかったけれど、たくさんの「未知」という
    名のカードの何枚かを裏返してもらって、
    それが「知」になりました。

    「そうきたか」。
    何がどうきたかをちゃんと知るために、読みます。

  • 084月

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    今、色々なことを同時進行でしているんですが、
    その中の一つが、来月の日本語教育学会の春季大会、
    賛助会員ブースでの発表の準備(※オンライン開催)。

    去年したのは「脱・日本語学校」でしたが、今年は、
    「日本語教育でも国語教育でもない海外における継承日本語」
    をテーマにします。詳細は追って教育学会から。

    上の写真は、私たちがこのテーマに関心を持つきっかけを
    作ってくれたロドス島(ギリシャ)のズルディス一家。
    Mr.ソティさんはインターカルトの卒業生、
    Ms.ともこさんはインターカルトの元先生。
    そして息子のしんじ君。

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    その一家が今、一時帰国中で、昨日学校を訪ねてくれました。
    しんじ君への日本語継承が、私たちのテーマ、
    日本人が数人しかいない、おばあちゃんも皆もギリシャ語だけという
    ロドス島で育っているしんじ君、普通に日本語を話していました。

    でも、今、ギリシャ語だけの幼稚園に通い始めて、彼のことばはどう
    変化していくのか。さらに、課題の提起はイタリアからも。
    日本語教育学会でも、そして新たに始まる文化庁委託の普及事業でも
    このテーマを追いかけていくつもりです。よかったらご参加を!

    ・・・それより何より、
    ともこさん、ソティさん、しんじ君、来てくれてありがとう。

  • 263月

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    日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成
     野田尚史・中尾有岐 編 ひつじ書房

    郵送された包みの表に「著者献本」とありました。
    文化審議会国語分科会日本語教育小委員会や、
    日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議で
    ご一緒させていただいた野田先生より。ありがとうございます。

    日本語コミュニケーションのための聴解教材作成の基本方針は、
    日本語学習者が実際に聞く必要がある日本語や聞きたいと思う
    日本語聞いて、その意味を理解できるようにするための教材

    と、最初の章にありました。

    聞く必要がある日本語、聞きたいと思う日本語。
    それが学ぶ必然、モチベーションの大元。聞くことに限らず、
    それが基本だと教えられ、ずっとそう思ってきたけれど、
    決められたカリキュラムやテキスト“で”教える場面では、
    なかなか難しいという状況(言い訳?)の下、それができず、
    結果的に、本当に力をつけられているのかなと思うことが、
    先生たち、きっとあるんじゃないかと思います。

    日本語学習者の多様化が進んで、今までよりもっと、
    それぞれに合わせた日本語教育の提供が必要になってきています。
    「文型」から出発して教材を作成するのではなく、日本語に
    ついての調査や学習者を対象にした調査をもとに教材を作成すること
    を方針にしている
    」ともありました。
    これは、教材だけでなく、学校も同じことですよね(肝に銘じる)。

  • 143月

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    改めて、大きな会場だったなと思いながら、
    シンポジウムの写真、おそらくこれで最後です。
    明日、事業評価委員会をして、
    来週、全ブロックが集まる最後の全体会。
    それで、今年度の文化庁生活者事業は終了です。
    (報告書担当の皆さんはまだ少し続くのかも。)

    来年度、どうなるのかはわかりませんが、
    またいろんなことを一緒にできたら嬉しいです。
    組織を超えた連携、ほんとありだなと思いました。

    本日、夏日。このまま夏になっちゃいましょう。
    ※タイトルが内容と無関係すぎて浮いてます^^;

  • 133月

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    文化庁の生活者初任日本語教師研修事業の東北ブロック、
    メンバーの永島恭子さんが、
    去年の東京オリンピックで務めた聖火ランナー。
    その時のトーチとユニフォームを持参してくださったので、
    (国際競技場で記念撮影をしていらしたとのこと…)
    エンディングで、聖火/成果をつなぐことを宣言!しました。
    その後、皆で着て、持って、ポーズをとって記念撮影。
    伊東先生も!

    皆がそれぞれ係となってした成果発表会。
    ケッチさんも率先して演台を運んでくれたりしました。感謝感謝。
    ケッチ係の二人も頑張りました(サインにそのことが書いてある^^)。

    すべてを終えて家に帰ったら、なぜこんなに!?と思うほどの疲れと
    眠気で、夕方まで爆睡。私は挨拶係、あとは遊軍だったのに。

    半沢直樹の撮影で使われたという会場での昨日の会。
    だだっ広い部屋をこんな風に使うっていうのも、コロナゆえ。
    本当はここに集まるはずだった皆さんはzoom画面の向こうに、でした。
    国内外、あっちこっちからの皆さま、本当にお疲れ様でございました。

  • 123月

    公開シンポジウム、
    「「生活者としての外国人」と共に生きる」が終わりました。
    画面の向こうに120人余り、会場に40人位の人が集まりました。

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    (基調講演のケッチさん、ファシリテーターの仙田さん、
    ゲストの西原先生・伊東先生、全国6ブロック、北海道・東北・
    関東・東海・九州・沖縄のメンバー)

    以下、私の冒頭の挨拶です。

    会場の皆さん、画面の向こうの皆さん、こんにちは。
    私たちは今、ぽかぽかと春の日差しが暖かい、
    東京の多摩市にあるリンクフォレストという会場にいます。

    これから、この1年間、文化庁の委託事業である、
    生活者としての外国人に対する日本語教師初任研修の普及事業を
    一緒にしてきた皆さんと共に、公開シンポジウムを始めます。

    1年間ずっと一緒に活動してきたのに会うことができなかった
    メンバーの中には、今日初めてつながった人たちもいます。
    コロナ禍を経て、
    私たちは、「つながることの大切さ」を知りました。
    同時に、「つながることの難しさ」も知りました。

    つながることができない理由は何でしょうか。
    コロナのような環境による理由ももちろんあります。
    けれど、大きな原因の一つは「壁」だと思っています。
    壁にも色々ありますが、その多くは「見えない心の壁」なんじゃ
    ないかというのが、今日の第一部のテーマです。

    ここからは第一部の担当、総責任者の我らがケッチにつなぎます。
    世界39カ国をまわり、そこでパフォーマンスをしてきたケッチが、
    「見えない壁」について、話してくれます。
    いつもは話をしないパントマイムのケッチが話します。

    では、ケッチの登場です。よろしくお願いしまーす!

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    第二部のシンポジウムについてのご報告は改めていたします。
    今、自分の口から出てくるのは感謝の気持ちだけ。
    みなさんのおかげです。本当にありがとうございました。

  • 192月

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    いつだったか「元気玉」を持って帰れるような講座をと依頼が
    あったと書きましたが、それが今日でした。

    西原鈴子先生の日本語教育研究所が文化庁から受託されている、
    「就労者に対する日本語教師初任研修」の普及事業、
    現地コーディネーターの松浦先生、梶山先生と相談して、
    タイトルを「日本語教師のお仕事再考ーその魅力と可能性ー」
    としました。

    こういった前向きな話がとても好き、というのもありますが、
    今回、私自身が元気玉を持って臨めたのは、今日の研修の
    主催が、北関東甲信ブロック、まさに我が北関東だったという
    こともとてもとても大きかったと思います

    講座をさせていただけたこと、本当によかったです。
    日頃思い続けてきた「日本語の学習が人生を豊かにする」を、
    皆さんのお話からも強く感じ取ることができました。
    ありがとうございました!皆さんの縁にぜひ私も!

    実は今日は普及事業ラッシュでした。
    というのも、私が上の講座をしているその裏側で、私たちの
    講座が二つ、生活者事業の沖縄ブロックと東海ブロックの
    ワークショップが動いていました。そのご報告は改めて。

    そして夕方からは、8年前から関わらせていただいている、
    NPO法人PEACEのシンポジウムを視聴しました。
    ミャンマーの皆さんへの日本語教室、そこで学ぶ方たち、
    教える日本人の先生方、アシスタントのミャンマーの方たち、
    そして教室を主宰するマリップセンブさん、宗田先生の思い、
    すべてが熱くずしんと伝わってきました。

    本日、学びの日。
    コロナ禍を経て、自分のこれからの人生を改めて考える中で、
    元気玉をたくさんいただいた一日になりました。

    冒頭に書いた「日本語教師のお仕事再考」の最後のまとめは、
    「日本語教師のお仕事最高!」、はい、最高で〆…。