• 1310月

    腰の不調を訴えて以来、しばらくブログの更新をしていませんでした。
    身体は日にち薬、学校近くの整形外科のリハビリも悪くなく、ほぼほぼOK。

    この連休中に穴埋めをと思っていたら、
    数十年に一度のこれまでに経験したことのないような大きな台風19号。
    一夜明けた今日、台風一過で快晴かつ猛暑の中、被害が段々明らかになり、
    ただただ、おののいています。

    安否を尋ねてくれるメールやメッセージが何件か。
    出産前に会ったきりのタイの卒業生の子供がもう8才になったと聞き、
    平常時にも連絡をとり合おうと思いました。
    反対に、ニュースで流れる被害の土地の名前から、そういえばと思い出し、
    昔の友だち何人かに連絡したところ、皆さん無事でした。

    被害に遭われた皆々様には心よりお見舞い申し上げます。
    川の決壊、家屋の浸水、水に浸かった北陸新幹線、まだまだこれから。

    ところで、更新を怠っている間に、日本語教師養成講座の開講式。

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    日本語学校の入学式も、同日午後に。

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    今、日本語教師養成講座も日本語学校も、業界内ではホットな話題。
    いや、ホットじゃなくて、ハードな話題か。

    写真を見ていただければおわかりいただけるように、
    人生経験の種類、期間様々の精鋭たち。→今期はまた特別に凄い人揃い。
    さらに今期から、福島サテライトでのオンライン受講生たちも!
    この皆さんが日本語教育のノウハウを身につけ思いを持って、
    教師として架け橋として世界で活躍することに大きな意義があると思います。

    そして、日本語学校10月生は世界25の国と地域から。
    言葉も育った文化も、留学のきっかけや目的、進路も様々。
    それこそが語学学校。誰もが1年生から始まる公教育とは違うのです。

    っていうこと、また改めて続きを書きます。

  • 0210月

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    「もしもし、○○ですが、△△さんいらっしゃいますか」
    「あ、△△は今、出かけてるんですが」
    「ああ、そうですか。じゃあ…」
    と言って、続けて伝言をお願いするという会話の練習が、
    私が日本語教師になった頃は、“ふつうに”ありました。

    今は、誰も伝言しない。家に電話しない。みんな携帯に直接かける。
    だから今、こんな会話の練習はしていない。

    今日、新しい形態の教材を作るための打ち合わせ中に、
    ファックスと公衆電話と、ラインとチャットの話になりました。
    前者は、これもうなしだよね。後者も、これもいつかなくなるよね。
    ああ、年を経るって。

    歳も経ます。我が身も。
    実は、日本列島西西西出張から帰った翌日、起き上がれない悲劇に。
    要は腰痛で、コルセットしてよたよた(しかし毎日7000歩以上^^;)
    三日たっても良くならないので、今日、整形外科に行きました。
    背骨はまっすぐ歪みなし、でもお腹と背中の筋肉が固まって腰を圧迫
    してギックリ腰のような…というお医者さんとリハビリ師さんの見解。

    経年劣化だと思います。でも、
    教わったストレッチしたらきっと元に戻るでしょう。I hope so…

    ※写真は公衆電話の時代の、でも今の私のラインのプロフィール写真^^

  • 299月

    無事、福岡→東京です。

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    ラグビーワールドカップ2019、日本大会公式キャッチコピー、
    「4年に一度じゃない。一生に一度だ。-ONCE IN A LIFETIME-」。
    写真左は、福岡で見かけた「一生に一度が福岡へやってくる!」。

    今回の3泊4日の出張は、
    大阪、教育IT教材開発事業、
    広島、教育IT教材開発+日本語教育事業、
    福岡(久留米)、日本語教師養成事業、と、
    一応、インターカルトが展開する事業を追いかけて西へ西へ西へ。

    もちろん元々関連のある事業なのだけれど、
    そこに改めて横軸を通したのが、キーワード「人材としての外国人」。
    〜の受け入れ、〜の教育・育成、〜との共生、でした。

    今(個人的に)地味に進めている外国人受け入れ企業へのインタビュー。
    その中で、成功例と思われる会社の社長さんたちが異口同音に言うのは、
    「せっかく来てくれたんだから」、
    「「来て良かった」と言って帰ってほしい」。

    来てくれる外国の人にとっては、もしかしたら一生に一度の日本かも。
    「もう二度と来るものか」と思わせて帰られてしまったら、
    それが世界中に広まってしまったら、その後どうなる日本。

    しかし。
    冒頭の写真の右、ホテルのチェックインとアウトを人を介さずする機械。
    今回の、大阪、広島、福岡、すべてこれでした。
    一番最近インタビューした社長さんが言っていた、
    「これから10年たったら、世の中変わっているかもしれない」。
    省力化、自動化が進んで、歴史家が今の時代を振り返って語る。
    「2019年、2020年は、一番人間が足りない時代だった」と。
    うーむ、それも、なるほどなのだ。。

  • 219月

    ラグビーW杯開幕戦。歓喜の様子をテレビで見て、事の重大さを知る。
    うちから会場の東京スタジアムまで一里(約4キロ)!
    …なんて全然自慢になりませんよねー。
    京王線特急がスタジアムのある飛田給(とびたきゅう)にも臨時停車、
    混雑を逃れる方に関心大の昨日の夜でした(-。-;

    午後からは日本語教育小委員会。傍聴者の非力を知る。
    「日本語教師の国家資格を創設へ 試験や教育実習条件(朝日新聞)
    思うところあまたありましたが、手は挙げられないのですよねー、あの席では。

    >詳細を詰めて今年中にもパブリックコメント(意見公募)をし、立法を目指す。

    とのことなので、皆さま、
    ぶつぶつ言っていても何も変わらないので、冷静にしっかり意見を言いましょう。
    己の利益誘導では物事は絶対に動きません。これ、「制度」なのです。
    未来の日本語教育、未来の日本社会につなぐ重要な制度を作る任を、
    自分が負っているのだという強い意思を持って。

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    数日間、夜間行われていたうちのそばの道路工事。
    どでかい重機が何台も、道路工事人、交通整理人が何人も、
    それらが何のために毎晩アスファルトをきれいに剥がしているのか。
    翌朝見ると、きれいに元通り。翌日また違うところを剥がしている。
    目的と目標とスケジュール、きっとポストに入っていたのだろう。きっと。

    先が見えないのは不安を募らせるだけ。
    自分の原動力は怒りだなと、今朝起きて振り返ってまた思った諸々諸々。
    でも、無力ではなく、非力というところがミソです。
    (道路工事じゃなく、日本語教育の未来。)

  • 089月

    昨日の郡山でのシンポジウム。
    fmfふくしま多言語フォーラムの中川先生、永島さん、佐藤さん、
    クロストークでご一緒したハノイ在住、LACOの山ノ内さん、
    そしてそして、郡山市国際政策課の皆々様、お世話になりました。

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    今までに知り得たこと、自分の経験、あちこちから集めたデータ、
    そして、外国人人材を受け入れている企業の社長さんたちと、
    日本と外国人とを繋ぐ仕事をしている方々へのインタビュー、
    それらを経て、湧いて沸いた私の思いを交えながらの私の一時間。

    続いてクロストーク。技能実習を中心とした話題の中で、
    送り出し機関、受け入れ企業、実習生の日本語支援をする皆さんと
    向かい合って話しながら、ああ私、まだまだ浅いなと。

    インタビューで出会った、受け入れ企業の社員さんと和気藹々の
    底抜けに明るかった技能実習生の彼らの声も皆で聞けたら、
    さらに、こんなはずじゃなかったという逆の例、
    実習生の皆さん、受け入れ企業の皆さんにも声を出してもらって、
    何が問題なのかを明確にして、皆で次の一歩に進めたら…。
    そんなに簡単なことじゃあないけれど。でも。

    メディア、新聞社3社、テレビ局1社がいらしていたそうです。
    残暑厳しい九月の土曜日に、遠くから時間かけて来た人たち含め、
    それぞれの立場で、日本の現状に立ち向かっている皆さんの姿を
    ちゃんと正面から報道してほしいです。

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    郡山市役所の中の、広くてきれいな会場でした。
    右端に、fmfふくしま多言語フォーラム理事のお三方。
    fmfよ、大志を抱け!…というように手をかざしてますね。
    誰よりもサポーター…のつもりで応援しています♡

    …と書いていたら、今日の毎日新聞の記事
    見られる人、見てみてください。
    「外国人を支援するだけでなく、お互いに学び合い、
    共に生きていく姿勢が大事」と私が述べたと書いてあります^^

  • 069月

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    家に帰ったら、この間受けた人間ドックの結果が。
    目を引いたのは、心電図「反時計方向回転」。
    なんだこりゃ。早速検索。

    反時計方向回転とは、心臓を心尖部からみて時計方向と反対方向に
    心臓が向いている状態をいいます。
    (なるほど)
    やせていて、横隔膜が下方に下がっているときによくみられますが、
    (やせていて??…なはずない)
    電気的な現象ですので、やせていなくてもみられる場合があります。
    (ん?結局どっちだ)
    いずれもともに問題にならない心電図上の所見です。心配は無用です。
    (よくわからないけど、よかった)

    でも、お前は心臓反対回りのひねくれ者と診断された気分。

    その他。胆嚢腫大というのが初顔、たんのうひだいと読むらしい。
    胆嚢が腫れた状態。そして胆石症、これは前から。

    ほかにも色々。
    色々色々、やせてない系の皆々様も結果表に書かれる諸々。
    やせれば数値が下がるあれこれ。

    やせていたのは過去の栄光。
    向日葵(ひまわり)が目標だけれど、実はなかなかそうはいかない。
    それと同じで、なかなか難しいのだ。やせるのも、常に前向きも。

    明日は、福島の郡山でこれ。
    インターカルト日本語学校 × ふくしま多言語フォーラム、
    「共生社会と日本語教育ー令和時代の日本語教育を考えるー」

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    中川先生はじめ、皆様よろしくお願いいたします。
    心臓の回転整えて^^; 参ります。

  • 318月

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    一昨年のタイ/バンコクでの「JAPAN EXPO」。
    〜AKB48の姉妹グループ、BNK48のお嬢さんたちと。
    この中のお二人は日本人、一人はAKBからの移動だそうです。
    JAPAN EXPO歓迎レセプションパーティー進行中〜
    と、当時の私のキャプションに。

    今年も、昨日と今日と明日、
    「バンコク日本博」と一新された名前で開催中、
    インターカルトからはMr.高橋さんが行っています。

    そして今日は、香港でも日本留学フェアです。
    こちらはヴィンセントさん、かえでさん、タイガーさんという、
    毎年ブースを仕切ってくれている強力な卒業生軍団が学校紹介。
    実は、今の現地の状況から熟慮に熟慮を重ね、
    日本からのスタッフ出張は見送りという苦渋の選択の結果です。

    世界は遠く海の向こうにあるのに、ものすごく近くにいる私たち。
    だから感じる、だからわかることがたくさんあるのだと思う。
    だからこそ、それをちゃんと発信して、伝えていかなかったら、
    私たちの存在の意味、自らなくしていくようなもの。
    世界がこちらにやってくる時代を迎える日本だから、だからこそ。

    今日8月31日。
    今年の夏、終わりですね。奇しくも外でツクツクボウシの声。

  • 228月

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    昨日のN局、朝のニュース「ここに注目!」というコーナー。

    「街にたくさんの日本語学校があります。
    確かにここ数年、……看板を見るようになりましたね。」
    「……7月現在で747校。ここ5年で1.5倍に急増しています。」
    「ところが入管庁によれば、……」

    ところが??

    「ところが入管庁によれば、
    中には出稼ぎ目的の外国人留学生の名目で入国し、
    その「受け皿」になっているところや、教育の質が伴わないところも
    一部あるそうです。」

    あるそうです??

    あたかも日本語学校が自然発生的に増殖したような。
    それを側から、どうしたものかと見ているような。
    でも、日本語学校設立の審査と認可の主は、
    まさにその入管庁が属するところの法務省ですー。

    誰の調査不足か認識違いか、まさか意図的にではないと思うけれど、
    しかし、天下の公共放送が発信元だということは大きい。
    言葉を発する者、伝える者の責任は大きい。

    外側から見えるものだけを伝えるなら、
    万人の目を引くだけのひどいマイナス情報だけを伝えるなら、
    ただのゴシップ記事や噂話と変わらない。

    この局に限らず、報道に携わる優秀な皆さん、
    世の中を、日本をどうしたいのか、どうならなければと考えているのか、
    そこで学ぶ外国の人たちとどう生きていこうと考えているのか。
    そういった思いや未来構想に全く立脚していないようにしか見えないのが、
    本当に、残念以上です。

    参考

  • 217月

    全国技能実習生弁論大会の審査委員長をさせていただきました。
    お声をかけてくださった主催者の皆々様に感謝です。

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    所属会社の方、実習生仲間、協同組合の皆さん300人が見守る中、
    21人の精鋭たちが次々とスピーチ。
    皆さん、お仕事しながらの原稿書き、練習、全文暗記。
    そして今日の本番では、身振り手振りを交えて表情豊かに発表。

    こういう技能実習生の皆さんの姿を、日々様々な報道に接している
    全国の皆さん、特に日本の人々に見てほしいと思いました。
    これから、彼らの国と日本の架け橋になるのは、
    彼らだけでなく、日本の私たちも共に、本気で橋を架けなかったら、
    それは本当の橋にはならないのだと改めて思いました。

    今日の会場、日本科学未来館、未来ホール。
    彼らと私たち、双方にとってのあるべき未来に向かって。
    今年のこの弁論大会第13回は、これで、名古屋、東京と終わり、
    これから大阪、広島、福岡と続くそうです。

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    平成30年度の日本語能力試験合格者の数がプログラムに記されています。
    (N1)7人、(N2)113人、(N3)363人、(N4)228人、合計 711人。
    今日の主催者の協同組合連合会に所属する会社の実習生の皆さんですよね。
    彼らはもちろん、彼らを雇用し支援する企業の皆さんも、本当に素晴らしい。

    今日、最優秀賞を受賞したフィリピンの方のタイトルは、
    「1095日の砂時計」でした。1095日、3年間。責任があります。

  • 235月

    昨日、衆議院文部科学委員会での、
    「日本語教育の推進に関する法律案」の審議を傍聴。
    賛成の方、ご起立願います。…だったかな?
    目の前で一斉に起立!全会一致で可決。
    日本語教育の歴史的瞬間に立ち会った気分でした。

    ・国内、海外における日本語教育の機会の拡充
    ・日本語教育の水準の維持向上
    ・日本語教育に従事する者の能力・資質の向上
    ・国の責務、地方公共団体の責務、連携の強化、・・・
    ・外国人雇用主は日本語学習の支援に努力
    :
    :
    これから、衆議院本会議で可決・成立後、参議院で審議され、
    今国会で成立する見通しとのことです。

    今まで、文科省、外務省、法務省などに所管が細分化され、
    法的な拠り所なくやってきた私たちに、ようやく。
    ○○党に拠ることのない、
    それを超えた超党派の議員連盟が引っ張ったからこそ叶った
    全員起立なんだと思いました。

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    夜は、日振協の東京・関東甲信越地区情報共有連絡会。
    ・日本語教育機関の告示基準の改正について
    ・新たな抹消基準としての日本語能力に係る試験の合格率等
    ・規制改革推進会議「就労のための日本語教育」の枠組み整備
    :
    今まさに「動」のとき。
    自分の頭の上のハエを追いながら、あっちこっち。