写真上段真ん中のおじさん、朝、私の駅着が通常通りだと、
必ずエスカレーターの私の前に立って、腰をさすっていて、
商店街の途中まで背中を見ながら歩いているのだけれど、
いつも、いつの間にかいなくなっています。
リーマンショックや震災、入管の審査厳格化といった時、
正論を言うと「何きれいごと言ってんの」と言い返されたこと、
何度もあります。今よりずっと若い頃、業界の主たちに、
「背に腹は替えられぬ(せにはらはかえられぬ)だよ」と。
でも違う。正論が通らなくなったら私たちに明日はない思う。
しかし、今また究極の事態。
ただ収束を待つだけで生き残れるような甘い状況ではない。
手は打てるだけ打ち、弾はありったけ撃つつもりだけれど、
失敗したら後がない「背水の陣(はいすいのじん)」です。
しかし一体どうしたらいいんだろう…が誰もの本音ですよね。
回りくどくてまるで効果のないことを、
「月夜に背中あぶる(つきよにせなかあぶる)」と言うそうです。
そんな状況に対して、国や地方自治体のやり方間違っていると、
テレビやネット上では派手な批判合戦ばかりに見えます。
確かにとは思うけれど、それじゃあ解決にならない。ため息。
ところで、ゴールデンウィークですが、基本インドア派だから、
ステイホームは苦ではありません。なので考えます。
「人間は一本の葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。
だが、それは考える葦である」(パスカル)。
写真、ほかにもいろんな背中。思い出はあったりなかったり。