• 084月

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    今、色々なことを同時進行でしているんですが、
    その中の一つが、来月の日本語教育学会の春季大会、
    賛助会員ブースでの発表の準備(※オンライン開催)。

    去年したのは「脱・日本語学校」でしたが、今年は、
    「日本語教育でも国語教育でもない海外における継承日本語」
    をテーマにします。詳細は追って教育学会から。

    上の写真は、私たちがこのテーマに関心を持つきっかけを
    作ってくれたロドス島(ギリシャ)のズルディス一家。
    Mr.ソティさんはインターカルトの卒業生、
    Ms.ともこさんはインターカルトの元先生。
    そして息子のしんじ君。

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    その一家が今、一時帰国中で、昨日学校を訪ねてくれました。
    しんじ君への日本語継承が、私たちのテーマ、
    日本人が数人しかいない、おばあちゃんも皆もギリシャ語だけという
    ロドス島で育っているしんじ君、普通に日本語を話していました。

    でも、今、ギリシャ語だけの幼稚園に通い始めて、彼のことばはどう
    変化していくのか。さらに、課題の提起はイタリアからも。
    日本語教育学会でも、そして新たに始まる文化庁委託の普及事業でも
    このテーマを追いかけていくつもりです。よかったらご参加を!

    ・・・それより何より、
    ともこさん、ソティさん、しんじ君、来てくれてありがとう。

  • 074月

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    2年ぶりの新入生受け入れです。
    今日は、2022年4月の入学式でしたが、
    本当は2020年4月に新入生だったはずの人たちも。
    入学おめでとう!と言うより、入学ありがとう!
    すでに入国している人たち、これから来日する人たち、
    28ヶ国から270人余りの新入生たちです。

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    私の挨拶のとき、毎回、それぞれの国の有名な建物や自然と共に
    新入生の出身国・地域の紹介をしてきたのですが、
    戦場と化している国からの学生もいる中、それはできず。
    今のこの状況下、そもそも国の紹介をするべきか否か皆に相談。
    スタッフの皆は、いやいや今まで通りにするのがいいという意見。
    で、それを入れつつ考えに考えて、写真を料理に替えてしました。

    写真を拡大して見ていただけたらおわかりのように様々な国から。
    でも、ここにいるのは国ではなく、一人一人の人です。
    インターカルトは小さな地球というを今日の入学式でもしました。

  • 034月

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    5年前の2017年は、インターカルトの創立40周年で、
    1年間、さまざまな記念行事をしました。
    登場してくださった、がーまるちょば(のケッチ)、
    春風亭小柳さん、吉野家の安部会長、
    神吉先生、石井先生、皆さんとの縁は今もこれからも。

    45周年最後の記念行事は、大同窓会でした。
    日本語学校と日本語教師養成講座。
    海外から海を越えて参加してくれた卒業生たち、
    創設当初の先生たち、職員の皆さん、創設者の奥様も
    いらしてくださいました。

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    で、気づいたら今年はあれから5年。なので創立45周年。
    大きな行事はしないと思いますが、感謝の何かは。
    そして、あと5年たったら創立50周年、なんと半世紀!!
    その年の想像、できるような、できないような。。

  • 253月

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    私はインターカルト日本語学校は小さな地球だと思っています。
    それは、ここに世界中の違う文化やことばがあるからです。
    皆さんはここで、日本や日本語だけでなく、
    地球上のたくさんの国と、ここに集まった一人一人の友達の、
    様々な考え方や価値観に触れることができます。

    と、こんな話をいつも入学式でします。
    今年の春は、いつも以上の思いを持った、いつも以上の数の
    新入生たちがやってきます。
    私たちもまた特別の思いを持って受け入れ準備をしています。

    このように、「いつも以上の」「特別の」なのだけれど、
    でも、いつもと同じなのは、世界中の様々な国から学生たちが
    来ること。もちろん日々ニュースで報道されている国々からも。

    私たちの小さな地球が受け入れているのは、
    「国」ではなく、一人一人の「人」です。この環境だからこその、
    ことば以上のことを、学生たちには学んでほしいと思っています。

  • 223月

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    卒業生たちはそれぞれのクラスの教室にいて、
    卒業証書は代表者に私が渡し、他の皆は教室で先生から。
    そして、皆勤賞、精勤賞、インターカルト賞の学生たちが、
    代わる代わる、私たちがいる1階のラウンジに来て、
    賞状を受け取って、また教室に戻って行きました。

    コロナのための特別措置でビザが延長され、
    3年間在籍した学生の中の3人が精勤賞を受賞しました。
    1年半在籍で皆勤賞だった学生より、実はすごかった出席率。

    日本のインターカルトに一日も来ずに、最初から最後まで、
    オンラインで国から授業を受け、そのまま進学が決まった
    学生も何人かいて、彼らも卒業式に参加してくれていました。
    卒業生一人一人のスピーチで、学校への感謝の言葉を言って
    くれて…涙涙です。

    マレーシアとタイと台湾の事務所の皆さんもオンラインで参加、
    台湾の孫さんが画面の向こうで撮ってくれた写真です。

    このコロナ下、留学を続けてくれたすべての学生たちへの思いは、
    感謝以外の何者でもありません。

  • 193月

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    何を書こうかなと考えていたら、
    今日、台湾と香港で行われた留学説明会の写真が来ました。
    いよいよ動き出した感じですよね。ありがたいです。

    でも、私はふわふわと浮つかずにいこうと思います。
    地に足つける。考える前に飛び出さない=考えてから飛び出す。

    が、なんであれ、早く、台湾、香港、行きたいです。
    ACD@台湾 謝謝! Hello Japan@香港 多謝!

  • 183月

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    今日は、2021年度の授業最終日。
    ディベートをしたクラスの先生の話を聞きました。
    テーマは?と聞いたら、「ラインの既読機能、必要か不要か」。
    なるほど、今の時代はそうくるのですね。隔世の感でした。
    さらに、教室にいる学生とオンラインの学生をチーム分けして
    ディベートをしたって、少し前まではあり得ないことでした。

    私が日本語教師をしていた20年以上前は、
    「住むのは田舎がいいか都会がいいか」はよく聞いたテーマ、
    私が、好きでよくテーマにしていたのは「整形手術、賛成?反対?」
    夏休みに一時帰国した(多くは隣国の)学生が戻ってきたら、
    うっすら顔が、はっきりくっきり二重瞼の顔に変わっていた、
    というようなことが普通によくあった時代です。

    冒頭の先生はもう一つ、「日本語学校にテストは必要?」も。
    賛成チーム、反対チームに分かれてのディベート終了後に、
    「みんなの本当の気持ちは?」と聞いたところ、大半が必要と。
    「でも、ただ必要じゃなくテストの質が重要って言われちゃって」
    と、その先生。「そりゃ、大人ですもんね」と。
    いや、大人じゃなくても。

    写真の薔薇は、
    コロナ禍の中、日本で勉強し続けてくれた卒業生のため、
    続々と入国してくる、国でずっと待機してくれていた新入生のため。
    卒業式は連休明けの火曜日22日。入学式は4月7日です。
    「留学に価値はあるか」に賛成組の、ありがたいみんな…ですね。

  • 163月

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    2011年の東日本大震災直後の今日、
    3月16日に学生がホワイトボードに残したメッセージ。
    学生たちに国に帰ることを勧めたものの、
    実際にみんなが日本を去って行くのを呆然と眺めていたときに、
    これを見つけた先生から呼ばれて見たメッセージでした。

    あれから11年後の今日、一番長い人は2020年4月から、
    日本に来る日を待ちに待っていた学生たちが、
    ようやく入国し始めました。

    学生がいての学校。それが当たり前のことなのに、
    ときどき、当たり前じゃなくなるのは本当に悲しいです。
    でも、この写真のメッセージを書いて日本を去った彼とは、
    嬉しいことに、その後何度か会う機会がありました。

    悲しいことにも終わりがある。
    そう思わなかったらやってられない。

  • 143月

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    改めて、大きな会場だったなと思いながら、
    シンポジウムの写真、おそらくこれで最後です。
    明日、事業評価委員会をして、
    来週、全ブロックが集まる最後の全体会。
    それで、今年度の文化庁生活者事業は終了です。
    (報告書担当の皆さんはまだ少し続くのかも。)

    来年度、どうなるのかはわかりませんが、
    またいろんなことを一緒にできたら嬉しいです。
    組織を超えた連携、ほんとありだなと思いました。

    本日、夏日。このまま夏になっちゃいましょう。
    ※タイトルが内容と無関係すぎて浮いてます^^;

  • 133月

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    文化庁の生活者初任日本語教師研修事業の東北ブロック、
    メンバーの永島恭子さんが、
    去年の東京オリンピックで務めた聖火ランナー。
    その時のトーチとユニフォームを持参してくださったので、
    (国際競技場で記念撮影をしていらしたとのこと…)
    エンディングで、聖火/成果をつなぐことを宣言!しました。
    その後、皆で着て、持って、ポーズをとって記念撮影。
    伊東先生も!

    皆がそれぞれ係となってした成果発表会。
    ケッチさんも率先して演台を運んでくれたりしました。感謝感謝。
    ケッチ係の二人も頑張りました(サインにそのことが書いてある^^)。

    すべてを終えて家に帰ったら、なぜこんなに!?と思うほどの疲れと
    眠気で、夕方まで爆睡。私は挨拶係、あとは遊軍だったのに。

    半沢直樹の撮影で使われたという会場での昨日の会。
    だだっ広い部屋をこんな風に使うっていうのも、コロナゆえ。
    本当はここに集まるはずだった皆さんはzoom画面の向こうに、でした。
    国内外、あっちこっちからの皆さま、本当にお疲れ様でございました。