最近、あるものを利用して、家にいたまま買い物ができるように
なりました。あるものとは何でしょう、カタカナ7文字で答えなさい。
……というドリルの問題が「最近」あったという投稿がSNS上にあって、
それに対してその人の娘さんは「ウーバーイーツ」と回答、でも、
出題者側の正答は「インターネット」だったようだ、という話です。
その子にとって、インターネットは生まれる前からあったものだから、
「最近」では全然なく、ウーバーイーツこそ「最近」。
けれど、ウーバーイーツだってあと少ししたら当たり前のもの、いや、
さらに進化したものに取って代わられて、もうないですよね、きっと。
「デジタルネイティブ」、インターネットが生まれたときから身近に
ある世代のことだそうです。1990年以降に生まれた人たちを指すよう
ですが、でも、その人たちももう30才です。近々、全員がネイティブに。
そうしたら特別でも何でもない。
昨日TVで、インターネット上の仮想空間のプロデューサーと、
世界を舞台に活躍する建築家が対談する番組を見ました。
通信の発達を背景にしたバーチャルでの画期的な新しい街づくりと、
リアルの場で進める画期的な都市計画。バーチャル対リアル。
教育でのオンラインとオフライン(対面)については、
コロナ禍を経て、まさに私たちの前に突き出された課題になりました。
私の答えは、それとそれは対立関係ではなく、共存関係。
どっちが優れているかではなくて、
私たちがそれぞれの得意技を使いこなすこと、それがまず、私たちに
できること、するべきことだと思っています。
先のTV番組に出演していたプロデューサーと建築家が、元々友人関係
にあったということだからではなく、お二人は、おそらくこれから
お互いに刺激し合いながらそれぞれ新しい都市空間を創っていくだろう
と想像させたエンディングの通りです。
ふう。デジタルネイティブなんかじゃない、縄文弥生世代の自分には
高い高いハードルだけれど、やるっきゃないですよね。
写真は、2016年2月15日の東京。