足利から浅草に向かう電車、満席です。
1年半ぶりに帰った実家で、1年半分働いた、かも。
惣領の甚六(そうりょうのじんろく=長男・長女は大事に
育てられるため、弟妹に比べておっとりしている)の通り、
要領よくのんべんだらりんとしているのが常なのですが、
今回はちょっと頑張りました。母の手術後の予行練習。
やり方、物の場所等々、母のルールが興味深かったです。
写真は、父が57才のお正月の書き初めとして書いた字です。
一度しかない一生、このことばをいつも書いていました。
もう体の具合がかなり悪くて、この年の秋に入院、
一年後の58才のお正月、1月1日は意識がなくなった日です。
51だった母は86になり、私は父の年を超えました。
まもなく北千住。一番後ろの席なので、
一番前までの窓いっぱいに、空一面の夕日が見えます。