こんな、ぐじゅぐじゅに熟れた柿が好きです。
熟柿(じゅくし)というそうです。すごく懐かしい味。
懐かしいという感情は、精神的な安定をもたらす・・・
って思いませんか。
今日は、20年くらい前からある時期まで同じ時を過ごした
懐かしい方たちと会って、ご飯を食べて、たくさん喋って、
ものすごく幸せな時間でした。
が、その時間が終わった瞬間、なんとも言えぬ寂寥感。
懐かしいって思うのは、今それがないから懐かしい。
だから、懐かしいと感じる時間が終わったら、いきなり、
もうそれはないんだということを再認識させられる。
今年も、福島の友だちが送ってくれた柿。
熟柿と干し柿、カロリーがとても高いというので、
一日一個だけと決めて、最後の一つ、熟柿を今朝食べました。
懐かしい幸せな気持ちはまた来年まで。
熟柿には「熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、
気長に時機が来るのを待つこと」という意味もあるそうです。
熟柿は熟柿でも、食べられない熟柿は性格的に合わない、かな。
「思い立ったが吉日」、泳いでいないと死んでしまうマグロ族
なのでね。