32のときにインドネシアに単身赴任しました。
その出発の日、成田まで見送りに来てくれたのは、
舅と姑という、おそらく一般的には珍しい光景でした。
私はちょっとかっこいいビジネスバッグを提げていて、
それで颯爽とと思っていたところ、お義母さんが
袋いっぱいにお煎餅を持ってきてくれていて、
まいったなぁと思ったのが一番の思い出です。
いくら成田からそんなに遠くない婚家とはいえ、
一年もの間、自分たちの息子を置いて留守にする、
この不肖の嫁(←世間一般の常識では)のために、
空港まで来てくれたなんて!と、今さらながら
感謝しかありません。
その義父母が立て続けに亡くなり、今日は舅の七回忌。
義妹と義弟がこれまたいい人たちで、楽しき法事でした。
コロナで短めにしたお経のあとのお坊さんのお話は、
一休さんの遺言。
「大丈夫。心配するな。なるようになる。」
ちょっと気分転換になった今日。