訪ねた先にサンタクロース。
去年飾ったのか、コロナ前の一昨年からずっと置かれたままなのか、
わからないけれど、何かのメッセージなのかもと思いました。
東京に、最初の緊急事態宣言が発令された去年の4月7日、
私たちは感染の恐怖に怯えていました。
しかし、その日、
「起こってしまったことをくよくよしたり、誰かのせいにしても仕方ない。
粛々と、かつ前向きに乗り越えるしかないと思っています。」
と、私はそんなことを書いていました。
あの後ずっと学生が入国できなくて、でも今日までの間にただの一回、
入国制限が解かれた去年の11月に、歩道に映る自分の影の写真を載せて、
「来年の今頃は、影じゃあなく、しっかり足跡を写せたら。
コロナ禍に進めているあれやこれやの。」
と、私はそんなことを書いていました。
今年の11月にすべてが解決しているなんて、世界中の誰も考えていない今、
あの頃のまま、すべてが止まって見える今ですが、でも、動いてきた。
そういうことをちゃんと見届ける、いや、見守るためのサンタクロースかな。
なんて。
真夏のサンタクロースって、そんな歌があったんじゃないかと思ったら、
やっぱりありました。
「願うだけではかなわない 奇跡は待ってもおこらない」
と、渡辺美里が歌詞にそう書いていました。
なあんてね。
ただの置きっぱなしだっただけかもしれないんですけどね。サンタクロース。