• 306月

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    「鳩小屋」って知ってますか。
    建築用語で、陸屋根の屋上に設ける配管ダクトの通気のために作る
    小さなボックス。凸状の箱型で、鳩小屋に似ていることから
    鳩小屋って呼ばれているそうです。

    それを知らずに、マンションを買うときに図面を見て、販売業者に、
    「どうして屋上に鳩小屋作るんですか!」と電話。
    恥はかきませんでしたが、無知が恥ずかしかったです。

    こういう日本語、日本人にも難しいですよね。
    ◯◯小屋、ほかに、 
    豚小屋にぶち込むぞ!の豚小屋。
    日本人の家はかつて兎小屋と言われた、の兎小屋。
    キリストも聖徳太子も馬小屋で生まれた、は…違うか。本当の馬小屋?

    写真は学校。
    鳩のフン避けの工事をしていただいています。
    本当に皆様に助けていただいています。心から感謝…です。
    フンには参りますが、鳩はやっぱり幸せを運んでくるのだと思います。

  • 296月
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    散らない花などなく、散るからこそ、
    咲いたときにすばらしさを感じる。
    「時分の花」に惑わされず「まことの花」を目指せと、
    『風姿花伝』の中で、世阿弥が説いているそうです。

    で、それとは全然関係ないですが、
    東京の渋谷あたりでお酒飲んで騒いでいる輩は逮捕です。
    成人式に騒いでるとかっていうのとはまったく違う。
    大事な命がかかっているというのがわからないのか。
    (あんたらのも含め…。)

  • 286月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    昨日の晩の、
    せっかくグルメという番組で、足利してました。
    渡良瀬川も、ぽるかも懐かしかった。帰りたい。
    大阪は行けても、親に会いには行けないのです。

    ところで、3週間前から毎週末、整体に行ってます。
    昨日も、マンションの理事会の後に ~_~;
    (今年は大規模修繕の年なので、議事内容が濃い)。
    整体院はうちから徒歩2分、
    陳先生か王先生かわからないけれど、上手です。

  • 276月

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    子供の頃からの自分の目標に従って100まで生きるとしても、
    もう折り返し地点を過ぎてゴールに向かっている私の人生、
    いくら[したい]ことがあっても、すべてのことを[できる]
    だけの十分な時間があるわけでない。これ、否めず。

    たとえば、海外での継承日本語。
    これからこれを専門に研究[したい]と思っても、無理。
    でも、皆がもっとこのことを知る場、海外と日本を繋げる場、
    日本の政策にちゃんと海外の継承日本語を入れていくための
    発信の場を作ることは、私が[できる]ことだと思います。

    2018年末に成立した日本語教育推進法。
    セミナー第1回と最終回の第4回を担当してくださった、
    カルダー淑子先生が中心となって、世界中の同じ立場の方たち
    から集めた署名活動によって条文に組み込まれた、
    「海外に在住する邦人の子、海外に移住した邦人の子孫等への
    日本語教育」ですが、
    法律に書かれてそれで良かったじゃない、その後どう進むのか、
    内外の皆さんと繋がりながら関わり続けること、
    それを未来に向けて、学校として、していけたらと思いました。

    個人の時間は有限だけれど、組織の時間、可能性は無限と信じて。

    企画の最初から、私たちを導いてくださったカルダー先生は、
    とても優しい口調の中に、強く深く太い信念がずんと通っていて、
    私も真に、こんな風にあれたらと、無理かもしれないけれど、
    思いました。人生の復路での心構えと挑戦として。

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    今回のセミナーに登壇、ご協力くださった先生方、
    世界各国から視聴、参加してくださった皆さんに感謝です。
    自分自身の前進をちょっと実感できたような気がしています。

  • 266月

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    「前提を疑え」は、
    誰か有名な人の言葉かもしれないけれど、
    私にとっては父が遺した言葉です。
    私が頻繁に「そもそも」という言葉を使うのは
    その影響だと思います。

    どうして今、この話を持ち出したかというと、
    昨日「日本は物価が高い国じゃない」という話を、
    聞いたから。いや、「安い国」と聞きました。

    外食チェーン、回転ずし、百均・・・。
    それに比して、上がらない賃金。隣国より低い。
    なるほど。

    いろいろが不安になる、昨日のそもそもでした。
    選ばれる国であり続けなければならない。…です。

    日本は物価が高いから外国人は大変。
    学生たちが払えないから授業料を上げられない。
    そもそもそれ、前提が違う。

    と、つぶやきここまでで、これから出勤。
    9:30、日本語教師養成講座通信コースの対面実習授業。
    10:00、短期講座「継承日本語」最終回のオンライン配信。
    11:30、インドネシアJCCとの合同留学説明会。
    二番目と三番目に登場します。

    写真は初心にかえって、昔々のインターカルト日本語学校。

  • 256月

    インテックス大阪。

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    入場門の手前でzoomミーティング。
    土曜日にする「継承日本語セミナー」の最終回、
    アメリカから講師のカルダー淑子先生と、
    東京の学校にいる椿さんと、大阪の私。便利な世の中。

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    10時から5時まで立ちっぱなしの2日目終了。
    スーパー英語&日本語チーム。

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    これを貼ったくらいでは…なのだけれど、
    貼らないよりはいい。

    本日、3日目。最終日。
    二人を置いて、私は一足先に東京に戻ります。
    (ただ今、新幹線車中…)

  • 246月

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    大阪です。
    会場の隣がコロナワクチンの大規模接種会場で、
    いやでもコロナ禍にあることを認識します。

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    今回も、スーパー日本語のパートナーの、
    エル・インターフェースのTANAKAさんにおんぶして、
    ブース、ご一緒しています。

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    在関西、大阪、神戸、京都…の旧知の皆様が来ブース。
    写真は、いの一番で現れてくださったYASUDAさんからの
    差し入れ受領の図?です。ありがとうございました!

    本当は、じゃあ今晩どこで?の段取りに移る場面ですが、
    それが叶わぬ今のご時世。
    飲み食いだけがコミュニケーションではないけれど、
    喰ってなんぼ、呑んでなんぼで生きてきた自分にとっては、
    残念なこと極まりまい、皆様との久しぶりの再会でした。

    でも、1年以上の時を経ての生顔拝見。
    マスクで大半隠れていましたが、元気、いただきました。

  • 236月
    Categories: ことば Comments: 0

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    エスカレーター、
    東京は、右が歩く人、左が歩かない人、
    大阪は、右が歩かない人、左が歩く人。
    その、左が歩く人の地に来ました。

    石黒圭先生が書かれた、
    『日本語は「空気」が決める 社会言語学入門』(光文社文庫)
    という本に、「肉まんか豚まんか」という話があります。

    皆さんはこれを何と呼びますか。

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    私は関東で生まれ育ったので、
    これは「肉まん」で、中には豚肉が入っています。
    けれど、中が豚肉だったら、関西の人は「豚まん」…ですよね。

    どうしてそう呼ぶかと言うと、
    関西の人にとって「肉」と言ったら、普通「牛肉」を指すから、
    この、中に豚肉が入ったものを「肉まん」とは呼ばない。
    もし、肉まんと呼ぶなら、中に牛肉が入っていてしかるべし。
    一方、関東の人にとっては「肉」と言ったら豚肉が普通だから、
    豚肉が入っているこれを「肉まん」と呼ぶ。

    ということから、関東の私が「豚まん」と言っている人を見たら、
    「ああ、おそらくこの人は関西の人なのだな」と思うわけです。
    反対に、「肉まん」と呼んでいる人のことを、
    関西の人はおそらく「関東の人だな」と想像するのですね。

    このように、話し手が話した言葉から、
    聞き手が話し手の背景を想像できるのは、
    なぜその言葉が選ばれたかを、
    話し手の所属しているグループに結びつけて理解するから、
    なのだそうです。
    この、普通を「無標」、特別を「有標」と言います。

    …と、これは、日本語教師養成講座通信コースの基礎講座で
    私が担当している「社会言語学」の中で話していることです。
    こういうことを「おもしろい」と思えたら、
    向いていると思います。日本語教師に。ようこそ!同業に。

    で、どうして大阪に?は、教育総合展(EDIX)関西のためです。

  • 226月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    2021年、ベランダから臨む夏至の空。
    ずっと向こうは中央フリーウェイ。
    さらにその向こうにビール工場。手前は競馬場。
    ちょうど反対側から見た、
    荒井由実(松任谷由実)の「中央フリーウェイ」♪
    (って言うほど風景写ってない。)

    物事、反対側から見ると、全然違うように見えて、
    ときに、意識してそれをすることが必要だということを
    ちゃんと認識したのは、ずいぶんと大人になってから。
    特に、自分の主張をしているとき、相手の立場に立って
    考えるっていう、当たり前によく言われることですが。

    でも、反対側からばかり見たり考えたりする癖をつけたら、
    それ、ダメですよね。

    夏至は、これから冬に向かう折り返し地点ですよね。

  • 216月

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    先週行った霞ヶ関のこの突き当たりは皇居のお堀です。

    日本語教育の色々が、ちゃくちゃく♪と音をたてて動いています。
    一昨日の土曜日には、2021骨太の方針、成長戦略が閣議決定され、
    「外国人材の受入れ・共生」の項目に、
    「日本語教育機関の振興と活用推進を図るための」…云々と。

    今までの私たち、水準の向上を求められるだけだったのが、
    今回初めて「振興と活用推進」と明記されました。
    文字は小さいけれど、これ、ものすごく大きな一歩です。