• 025月

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    写真上段真ん中のおじさん、朝、私の駅着が通常通りだと、
    必ずエスカレーターの私の前に立って、腰をさすっていて、
    商店街の途中まで背中を見ながら歩いているのだけれど、
    いつも、いつの間にかいなくなっています。

    リーマンショックや震災、入管の審査厳格化といった時、
    正論を言うと「何きれいごと言ってんの」と言い返されたこと、
    何度もあります。今よりずっと若い頃、業界の主たちに、
    「背に腹は替えられぬ(せにはらはかえられぬ)だよ」と。
    でも違う。正論が通らなくなったら私たちに明日はない思う。

    しかし、今また究極の事態。
    ただ収束を待つだけで生き残れるような甘い状況ではない。
    手は打てるだけ打ち、弾はありったけ撃つつもりだけれど、
    失敗したら後がない「背水の陣(はいすいのじん)」です。
    しかし一体どうしたらいいんだろう…が誰もの本音ですよね。

    回りくどくてまるで効果のないことを、
    「月夜に背中あぶる(つきよにせなかあぶる)」と言うそうです。
    そんな状況に対して、国や地方自治体のやり方間違っていると、
    テレビやネット上では派手な批判合戦ばかりに見えます。
    確かにとは思うけれど、それじゃあ解決にならない。ため息。

    ところで、ゴールデンウィークですが、基本インドア派だから、
    ステイホームは苦ではありません。なので考えます。
    「人間は一本の葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。
    だが、それは考える葦である」(パスカル)。

    写真、ほかにもいろんな背中。思い出はあったりなかったり。

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