33年前にインターカルトに採用されたときに担当したのは、
中級のクラスをメインに、初級のひらがなクラスと上級の漢字クラス。
その上級クラスでの「稲」という漢字の導入で、
私が書いた「稲妻」という文字を見たフランス人の学生が、
「お菓子のエクレアはフランス語で稲妻の意味なんですけど、
どうしてか知ってますか」と、いきなり聞いてきました。
え!?
まず、フランス語でエクレアが稲妻のこと…自体知らない、
ましてや、どうして?なんて知るわけがなく。
その後のやりとりは覚えていないんですが、
美味しくてパッと光って消える稲妻のように一瞬で食べるから、
というのが答えでした。
それからというもの、エクレアを見ると必ず、
日本語教師1年生だったあの時の光景を思い出します。
今日、エクレアをもらいました。
一日せわしなくしていて、今日のお昼はこれだけ。
ものすごくお腹がすいていたので、まさに稲妻のごとく食しました。
21時。今まだ帰りの電車なんですが、腹持ちいいですね、エクレア。