• 244月

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    1987年まであったインターカルト日本語学校目白校。
    古い旅館の建物で、私が初めて出た教師会はここででした。
    玄関の右側の学校名の脇に「日本文化塾」とあります。

    Cross Cultural Communicationsを理念として掲げ、
    Interculturalの頭のIntercultを学校名にした、
    インターカルト日本語学校は、今年で創立43年です。
    今までも幾多の困難を経験したインターカルトですが、
    今回のコロナは、五指に残る試練だと思います。

    震災とその翌年を経た卒業式で、
    教職員が壇上で卒業生に贈る歌を選んだとき、
    ♪負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・
    信じ抜く事 駄目になりそうな時 それが一番大事♪ の、
    「それが大事」が候補に挙がりました。が、

    ♪ここにあなたがいないのが淋しいのじゃなくて
    ここにあなたがいないと思うことが淋しい♪
    ・・・
    ♪それでも生きていれば いつかは逢える♪

    この歌詞が辛すぎて、無言でボツにしたのだったなと。
    当時言えなかったことを、今言いました。

    「STAY HOME」
    今日の、学生たちとの朝礼と昼礼で言いました。
    「家にいることが、誰かの命を救っている」ということも。
    画面の向こうの顔顔顔…が、わかったと言ってました。
    東京で家の中にじっとこもって過ごす在校生も、
    中国、マレーシア、スウェーデン、オランダから参加した、
    まだ来ぬ新入生も。

    今は、今、大事なことを。
    インターカルト日本語学校は、連休明けの5月7日から、
    こういう形態で授業を行います。

  • 214月
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    (今は、家の近くでさえ出歩くのが難しいですが)
    その前は、いろんな国で夕日に遭遇する機会がありました。

    写真は、マレーシアのコタキナバルの海に沈む太陽。
    この夕日がぐるっとまわって、翌日、朝日となって現れる不思議。
    地球上のあらゆるところで、七十億と言われる世界中の人々が、
    この、同じ太陽を見ているという不思議。

    昨日は、写真左端の西尾さんがするオンライン授業に潜入、
    この状況のすべてを許容し、それに順応する先生と、
    その中で安心して授業を受ける学生たち。心地よき時間。
    4月にインターカルトに入学する予定で、
    今、マレーシアで待機中の学生も授業を受けていました。

    彼は、毎日、インターカルトの午前のオンラインクラスに出て、
    お昼からそのマレーシアのクラスに入り、
    その後またインターカルトの午後のクラスに出席。凄いな。
    彼が、普通に日本に来られる日が早くきますように。
    でも、アフターコロナの「普通」は、今と同じ「普通」なのかな。

    隔てなき たった一つの太陽が 七十億の 民を眺むる

    6年前にこれを作った(詠んだ)ときは、
    富める者、貧しき者、安穏とした平和な国、戦闘真っ只中の国、
    その誰に対しても、どこに対しても、隔てなく照らす太陽を思った。

    しかし今、境遇の違う七十億が、ある一点で同じ境遇に。
    今日もあまねく世界を照らす太陽、我らを眺め、何を思うのか。

  • 184月
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    黒木メイサのマスク姿が、彼女の夫の赤西仁とそっくりという
    記事のタイトルを見て、久しぶりに赤西くんを思い出しました。
    ※???という方、わからなくても以下、大丈夫です。

    15年くらい前に、タイのバンコクの学校で模擬授業をしたとき、
    日本の何が好き?という質問に、「カトゥーン」という答え。
    カトゥーン?? なんだそれは?? タイの何かか??
    と、リアクション不能に陥った私に、学生たちが口々に、
    「アカニシくん」「カメナシくん」と!!
    ん????? 益々わからん状態になった思い出。

    当時人気のグループ「KAT-TUN」(カトゥーン)、
    赤西くんと亀梨くんはそのメンバー。タイでも大人気でした。

    このカトゥーン・ショック、
    つまり若い子相手に授業をするのに、なんにも知らないって…
    と深く反省した私は、帰国後すぐに書店に行き、
    「今、流行っている芸能人が出ている雑誌はどこですか?」と。
    指し示されたのが、私が中学生の時に『明星』『平凡』と共に
    愛読していた『近代映画』のリニューアル版?『Kindai』。
    それでまたびっくり。

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    今日は、その学校がコロナのために始めたオンライン授業に
    潜入させていただきました。
    色々な機能を使いこなしスムーズに授業を進める先生、
    積極的に発言し、グループワークも楽しむ学生たち。
    とても勉強になりました。

    ・・・はは、前置き、カオニャオ・マムワンの写真の前、
    長すぎましたね。

  • 174月

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    教室の ドアも恋しや テレワーク

    自粛疲れならぬzoom疲れで、朝から腰と背骨一体が痛い。
    普段、基本デスクワークではなく、あちこち歩き回り。
    ゆえに今、万歩計の進みが恐ろしく遅い。
    退化が進んだらいやだな。

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    クラウド上にあった写真、おそらく2002年とか3年とか。
    教師養成をテーマに、日本語教育学会のシンポジウムに、
    ああ、このメンバーで出たのだったなと。
    私もだけれど、隣の江副先生も“超ワカ”ですね。

    来年の今頃、世界は、日本は、私たちは、どんな姿に。
    写真事業消滅の危機から、構造転換をして、
    スキンケア商品の開発成功を果たした富士フィルム、
    プルプルの赤いジェリー状の美容液、絶賛。

    変わらずに 未来に残れる 保証なし
    変わればよいと いうものでもなし

  • 164月

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    今日は、朝から夕方までずっとzoomミーティングで、
    疲れたのでblogの更新をします。腰が痛い。

    裁縫道具を買いました。
    マスクを縫っているわけではなく、
    唐突に、何色か糸を買おうと思ってamazonを見たらこれが。
    ふと、家にこもっている学生たちを思い出して不思議な気持ち。

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    何年か前の夏の一泊旅行で撮った写真。٩( ᐛ )و お気に入り。
    緊急事態宣言が全国に出ましたね。
    休校とした、ゴールデンウィーク明けの5月7日以降を見据えて、
    改めて、その後のことを考えています。

    「自粛が続いて疲れが出るころ」とアナウンサーが言っています。
    まさに、すでに、十分に。皆々、ふぁいとぜよ。

  • 154月

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    今、テレワーク中。
    毎朝オンライン上で行われる教職員全員での朝礼と、
    その後にする学生たちとの朝礼のおかげで、
    毎朝ちゃんと起きて、お化粧して、
    少なくとも上半身は!?それなりの格好をして、
    ・・・という生活ができていることは、
    せめても、よかったなと思えることです。

    写真は、学校の近くの小さな神社、秋葉神社。
    いつも、大江戸線の新御徒町駅で降りて、
    佐竹商店街を通って、
    右手にこの神社が見えたら曲がって、
    歩きながら、人に見られないように手を合わせて、
    「今日も一日よろしくお願いします。」

    神社に突き当たったら左に曲がって、少し歩くと、
    竹町公園。何かあったときの私たちの避難場所。

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    今日の朝礼では、在校生だけでなく、
    自分の国から参加してくれている新入生たち、
    まだ日本に来られていない彼らとも話ができました^^

  • 134月
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    私撮影、2020年3月1日からの、人がいないの図。
    市役所も、公園も、道も、お店も。

    見えるところの人が減り、聞こえてくるカタカナ語が増えた。
    パンデミック(世界的流行)、ロックダウン(都市封鎖)、
    オーバーシュート(感染爆発・爆発的患者急増)、
    クラスター(集団感染・感染者集団)、などなど。

    漢字で書いた方がよっぽどわかりやすい。
    なのに、何ゆえカタカナに。
    聞いてぱっと意味の伝わらないカタカナが、
    事態の深刻な印象を和らげる役割をしているのだそうだ。
    賛否はあるとして、でも、なるほど。

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    カタカナ語、もう一つ。フェーズ(段階・局面)。

    アフターコロナ(コロナの感染拡大が収束した後)、
    世の中のフェーズが大きく変わり、今までの常識や価値、
    当たり前だったことが、確実に当たり前じゃなくなると思う。
    それは、教育、日本語教育、留学、日本留学も例外ではなく。

    今もうすでに、あちこちで発生したいろんな新しい風が吹く。
    コロナを「おかげ」と言ってはいけないけれど、
    自分たち自身も、すでに変化し始めている。

    しかし、今のこの究極の事態で急いでした変化と、
    吹いてきた他所の風の真価の見極めを、一度する必要がある、
    ・・・と思っています。
    フェーズの変化はそんな甘いものではないと思うから。

    写真のおじさん(どなた?)は、本文と関係ありません。
    当然。

  • 104月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    何年か前に学校の日帰り旅行で行った水族館で撮ったチンアナゴ。
    犬の狆(チン)に顔が似ているからチンアナゴ。
    ですが、下の話とはまったく関係ありません。

    今日したオンラインでのミーティングの最後に、
    娘さんが看護師さんをしている方が娘さんから聞いたという話を
    少し聞きました。新型コロナウイルス対策の医療の最前線。

    感染している患者さんは感染している看護師さんが看護する。
    人工呼吸器をつけて診察している先生もいるとか。・・・絶句。

    今日のニュースに、フライデー・オーベーションというものの記事。
    タイトルは、〜「金曜日に感謝の拍手を」
    市庁舎ベランダから250人が一斉に・・・医療従事者へ向け〜

    私にできるのも拍手だけ、なのです。。
    だからこそ、自分がかからないための精一杯の努力をしなければ。

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    こんなイラストを載せること、不謹慎かもしれませんが、
    今日の在校生向けのオンラインでの朝礼と昼礼で、
    飲み会大好きのインターカルト生たちに話したことです。
    手洗い、換気、する。飲み会、しない。したい時は画面越しに。

  • 084月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    緊急事態宣言。
    その真っ只中に言う台詞ではないかもしれないけれど、
    緊急事態がもたらす副産物ってあると思う。
    チームワークとか、連帯感とか。…ありますよね。

    上の花は、ポピー。ケシとも。
    花言葉は、「いたわり」「思いやり」だそうです。
    今日、人も車も少ない道端で見かけ、しゃがんで撮りました。
    ※それにしてもiPhoneのカメラ、性能いいですね。

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    こちらは、昨日の満月、スーパームーン。
    ※iPhoneもさすがに望遠鏡にはなれない。

    遠く新宿の街の明かり(と勝手に思っていつも見ている)と、
    眼下、右下は東京競馬場駅のホームです。
    その向こうが中央高速で、ユーミンの「中央フリーウェイ」、
    あっち側から見ると「右に見える競馬場、左はビール工場♬」。

    YouTubeで流れるアグネス・チャンの、
    「おっかのうえ〜 ひ〜なげし〜の〜は〜なを〜♬」が、
    天地真理の「想い出のセレナーデ」を経て、
    ふきのとうの「白い冬」、そして今、小坂明子の「あなた」。

    一日も早い終息を祈っています。まずは、今を精一杯。

  • 074月

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    先週の金曜日、インターカルト日本語学校は、
    4月からの授業開始を、連休明けの5月7日とすることを決めました。
    ホームページ

    そして昨日、いよいよ緊急事態宣言が出されるようだという報道を受けて、
    休みの間に学校がすると決めた具体的なことを、再度練り直して、先生たちが、
    200人余りの学生一人一人に、メッセージと共にメールで知らせました。

    私は、朝、午前クラスの学生たちとzoomの画面上で集まって朝礼をし、
    午後は、午後の初級クラスの学生たちと昼礼、顔を見て話すことに。
    朝礼昼礼の後は、教師とスタッフそれぞれが交代で担当して、
    勉強のこと、日常生活のこと、困っていること、…それらを学生たちと。
    とにかくまずは、私たち皆がつながっていることを最優先に。
    その後、様子を見ながら、また新たなスケジュールを決めていきます。

    日本語教師養成講座は、昨日、開講式をしました。
    東京校も福島サテライトも、全員がオンラインの画面上で「はじめまして」。
    すべてが終息した時、そしてそれからもずっと、
    「あの、コロナの時の…」と言われて、「ああ、あの時の!」
    と言い合う仲になる皆さん、目標に向かってまずスタートしましょう。

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    起こってしまったことをくよくよしたり、誰かのせいにしても仕方ない。
    粛々と、かつ前向きに乗り越えるしかないと思っています。

    でも、実家に帰れない、高齢の親のところに行けない、それは本当に…。
    で、電話ではなくLINEのビデオ通話で顔を見ながら話すことにしました。
    文明の利器と、何にでも興味を持って挑戦する母親に、good job!です。

    とにかく不要不急の外出はしないで、#STAYHOME!
    自分のために、親しい周りの人々のために、そして地球上の皆のために。
    最前線で闘ってくださっている皆さんには本当に、…感謝だけです。