東日本大震災9年めの昨日、東北各地に虹がかかったというニュース。
それぞれの3月11日。
私たちの9年前は、午後の授業中に突然きました。
まだ日本語が十分ではないレベルの学生たちと避難した近くの公園。
地面が動いている。このままここにいていいのか。
隣の小学校の校庭の真ん中で、
同じように丸くなってしゃがんでいる子供たちのそばに立つ先生に、
「これからどうするんですかー?」と大声で聞いた。
「親御さんが迎えに来るのを待ってるんですー」と答えてくれた。
あ、私たちの学生には迎えに来てくれる親はいないのだ。
私たちが決めなければいけないんだ。
私たちは彼らの日本での生活すべてを預かっているんだと再認識させられた
小学校の先生の声でした。
それからの日々は本当に…だったけれど、今まだその中にいる方たちが。
「立派にならなくていい、生きてさえいてくれれば」と、
今朝の番組の特集で言っていた、息子さんと二人残されたお父さん。
生きてさえいてくれれば。重いです。
新型コロナウイルス感染拡大、WHOがパンデミックを宣言。
人生には、自分の力では選べない岐路がある。