縁をつなげていただきました。
縁は、自ら進んでつなげるもの、もしくは自然に偶然につながるものと
思ってきましたが、自分の周りの人たちがかつてつながっていたという、
そういう縁で、自分を含むその後の人たちがつながりました。
さかのぼること30数年前。
今回訪ねた沖縄の学校ICLCを創設した金城先生が、
インターカルト日本語学校の創設者、故山内理事長に縁を投げかけ、
私の養成時代の恩師であり上司となったインターカルトの先生たちが、
その学校の日本語教師養成講座創設期に講師として赴いて講座を担当した、
という歴史、縁。
それから30数年。
この間の日振協のトップセミナーの分科会でたまたま隣の席になった
金城先生が私に声をかけてくださり、それで再びつながった縁です。
ああ!そういえば、私が駆け出しの教師だったころ、
中村壽子先生や山田先生、酒入先生、中川先生が、
沖縄に行くと言って出かけて行っていたなあと記憶がふぁあっと。
インターカルトを作った山内理事長も、縁を投げかけていった人でした。
日本語教育といったら水谷修先生だ!(と誰かに聞いたのだと思う)、
訪ねて行って、日本語教師を養成する学校を作りたいのだけれどと話し、
それで41年前に、インターカルト日本語教員養成研究所の土台が、
水谷修先生のご指導によりできたと聞いています。
縁を結ぶという方が美しいけれど、縁を投げかけるという、
より主体的な行動が、新たな縁を作っていくのですね。
そしてそうやって作られた縁は、一度途切れてもまた、
こうやって強くつながるのだと実感した沖縄でした。
韓国→台湾→(一日置いて)→沖縄。
タフなのか無茶なのか、ですよね、まったく。