私の年間行事になり得ないもの。ハロウィン。
そりゃあそう。いい大人になってから登場したのだから。
クリスマス、バレンタインに次ぐ商業戦略の賜物ですよね。
今、グローバル人材、外国人人材、そして我らが日本語教育という
言葉が新聞紙上に現れない日はなく、嬉しい反面、
労働力不足という目の前の問題回避のために考えました!
と言わんばかりの、未来像まで考え尽くしたとは思えない方策の
数々に不安が募るばかり。
そもそもグローバル人材って?
「グローバル人材」は、英語由来の言葉ではないそうです。
欧米では「グローバルリーダー」「グローバルタレント」と言い、
その意味するところは「グローバル人材」と違います。
まず、欧米のグローバルリーダー論。
異文化適応力と同時に、守備一貫性、透明性といった、
公共性を意識した議論を、経営学・政治学分野を中心に展開。
次に、日本のグローバル人材論。
日本の財界の要望にマッチする形で形成された。
それにより日本では、産官学が議論して、
その結果、英語力、異文化適応力、主体性、チャレンジ精神という
属人主義の、“日本企業に適応した職務遂行能力”を高めることが
育成の中心におかれてきた。
!?!?!?!?
ハロウィン騒ぎに乗らないように、
何でもかんでも欧米志向ではないのだけれど、これ、一考に値。
グローバル人材って、外国人だけを指すのではありません。
日本人がまず、グローバル人材になること、
企業も組織も社会も、日本がグローバル化すること。
必要性だけで外国人を受け入れるってこと自体が…そもそも!