• 3110月

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    先週末の広島、今週初めの大阪日帰りの次は、
    金沢に泊まりで。Matcing HUB Kanazawa 2018、
    二日目のパネル展示を、他お二人と一緒にします。
    産学官連携ではなく、産学官金連携だそうです。+金!

    これからすぐにやってくる日本の超近未来において、
    日本語学校が人材育成の基盤である「教育」のコアになる。
    それが、語学スキルの教育を超えた日本語学校の新たな、
    というか、日本語学校だからこそ担える役割で、
    そのプラットフォームの絵を描き、実現に導くっていうのが、
    今の私の大〜きく強〜烈な興味関心です。

    …ってこんなことを勢い込んで語っては、
    どうしちゃったの?という顔をされること、しばしば。
    うーむ。

  • 2910月
    Categories: ことば Comments: 0

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    (2018/10新入生「先輩と話す会」)

    以前「スイスの上にある国」というような言い方をして、
    「北にある国と言って」と注意されたことがあります。

    今読んでいる『ことばと思考』という本によると、
    地球上には「前後左右」に相当することばが全くなく、
    全て「東西南北」で表す言語があるとあります。
    そこでは、私たちが「リモコンはテレビの左にある」と言うとき、
    「リモコンはテレビの西にある」と言うそうです。
    そしてまた「前後」はあるけれど「左右」はなく、
    さらに「東西南北」という絶対方位も用いない言語もあるとか。

    そうなのです。
    だから、日本語の授業で当たり前のように、
    「〜の前にいます」とか「〜の下にあります」とか言いながら、
    実は「???」って思っている学生もいるのかも。
    …という前提を疑う気持ち、何事においても大事ですよね。

    と打ちながら、今日は新幹線で大阪に向かっています。
    「東奔西走」というより「右往左往」です。なんだか私は。

  • 2610月

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    原宿に集ったり通ったりした経験がないので、
    特段懐かしいという気持ちは湧きませんでしたが、
    昨日、表参道での会の帰りに久しぶりに駅まで歩き、
    昔のままのような駅舎に、ほんのり郷愁が。

    台湾の夏季遊学コースから始まったサマーコースに
    「竹下通り散策」というのがあった、もう20年くらい前、
    今もそうであるように、
    ニックネームを持っている子たちがいたなと思い出した理由は、
    昨日のプロ野球のドラフト会議です。

    あゆみとか、りんごとか、雲とかの女の子に混じっていた、
    台湾男子、ノモ。
    最初、ノモって何?と思ったけれど、野茂英雄。
    大リーグに行ったばかりの頃だったような。
    アジアの少年たちにとってもヒーローだったのですよね。

    ドラフトは、見るたびに胸が痛みます。
    若い人たちが大人の社会から選ばれ、くじ引きで決まる。
    さらにその後、一位指名されても結果を出せなければ退場。
    忍びないです。そうやって人は大人になっていくのでしょうが。

    と打っている間に東京駅。これから広島に行きます。
    広島県で学ぶ大学生たちのための就職支援プログラム、
    担当しているeラーニングBJTコースのスクーリングです。
    今期最終回のため、本日、私の役目はご挨拶^^ 日帰りで。
    一泊して明日も講座をするのはMr 田中先生です。

  • 2410月

    2030年までに人手不足は600万人を超えると!
    今日も引き続き、今朝のニュースを受けて…の話題。

    ちょっと待って。
    それって、今の日本社会の形態が何も変わっていないことを前提とした計算。
    AIに仕事を奪われるんじゃないかと、皆で面白がって報道しているけれど、
    それ、表と裏の話ですよ。
    だったら奪われていいじゃないですか。人手が少なくて済むのだから。

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    日本はどこに向かっていくのか。
    2058年に1億人を切るという人口の、身丈に合ったシステムにして、
    こじんまりと存在していくのも一つの道。
    でも、もしグローバルにデカく、世界と肩を並べていきたいなら、
    それに合わせたシステムをちゃんと整えなくては。
    足りないから入れりゃあいいって、短絡的すぎる。頭悪すぎる。

    目先だけを見るために目はあるのではない。
    遠くの先の先まで見るためにこそ、目はあると思うのです。
    若者よ頑張れ。
    目の前の文字すら読むのが大変な老眼有者たちに任せていたらだめですよ。

    確実に冬に向かっていますね。
    うちのベランダから日が沈む方向に見える富士山の姿。薄ぼんやりと。

    (追記)
    TT様にご指摘いただきました。
    老眼は遠視でした^^;

  • 2310月

    学校の近くの商店街のピザ屋さんがこんなことに。
    いつも大体この系統の飾り付けだったと思うのだけれど、
    ハロウィン用? ハロウィンはカボチャだけ?

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    さてさて、今朝のニュースで、
    「これから、高度人材と、技能実習生に加えて、
    特定技能が新設されます」という説明の後、映像が流れました。

    どこかの工場で働く技能実習生の女性に記者がインタビュー。
    「まわりの人は親切ですか?」
    「ん?まわり? まわり? わからない!」
    そこにナレーション。
    「彼女はほとんど日本語ができません。」

    これね、「まわりの人」じゃなく、
    手振りでみんなを指しながら「みなさんは親切ですか?」と聞いたら
    わかったのではないか。「親切」は知っているらしかったので。

    次に社長が登場して、
    「気持ちさえ通じたら言葉なんてどうでもいいんですよ」と。
    彼女は仕事もでき、性格も良い、
    同僚の日本人の親切な対応で業務上の問題は生じていない、
    という話で、社長さん大満足の体でした。

    いや、違うでしょ。
    会社の業績上の問題はないでしょうけど、このままでいいの?
    一歩外に出たら日本語だけの世界。買い物するし、ご飯も食べる。
    日本語で意思疎通を図って、自立した生活ができるようにをさせて
    あげなくちゃダメでしょ。…彼女の側から、全然考えてない。

    最後に「日本語教育を含めた生活支援を義務づける」という、
    国の方針らしいナレーションが入ったけれど、
    それってそんな簡単なことじゃない。…ってわかってますかね。
    やるなら、ちゃんとやる!!

    と、頭から湯気が立った今朝でした。
    日本に来てよかったと思ってもらえる制度、
    来た人たちの未来につながるような制度にしなかったら、
    ほんとにもう、大変なことになりますよ。 ほんとに。

  • 2210月

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    毎週月曜日に届くホリエモンのメルマガ。
    今朝の「時事ネタオピニオン」というコーナーで
    ——-
    台湾の「誠品生活」が日本初進出
    2019年秋開業の「コレド室町テラス」で
    ——
    という記事を取り上げていました。
    誠品生活は台湾のおしゃれな書店として大成功、
    蔦屋書店のモデルだそうです。

    なぜ成功しているのか?について、ホリエモンは、
    「書店とは知的な人たちが集まる場所」と再定義して、
    ビジネスモデルも再定義したから…と。

    書店とは。
    前回「グローバル」の定義について書きましたが、
    しっかり定義することはとても重要。でも、
    現実にはしていないことが多い。だから道を見誤る。
    「知的な人たちが集まる場所」、胸に響きました。

    じゃあ、私たちは何。自分はどこに向かっていくのか。

    完全に余談ですが、もう一つ。
    響いた、というより、胸に突き刺さった言葉。
    ジュリーのドタキャンに対して、先輩の中尾ミエが、
    「意地があるならもっと痩せろ」と。
    これ、自己管理ができてないってことですよね。

    突き刺さりました。

    上の写真、さっき新宿駅東口から西口に抜ける通路で、
    「一般通路ですから立ち止まらないでください」と
    注意されながら。通路、ガラッガラだったのに。

  • 2010月

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    私の年間行事になり得ないもの。ハロウィン。
    そりゃあそう。いい大人になってから登場したのだから。
    クリスマス、バレンタインに次ぐ商業戦略の賜物ですよね。

    今、グローバル人材、外国人人材、そして我らが日本語教育という
    言葉が新聞紙上に現れない日はなく、嬉しい反面、
    労働力不足という目の前の問題回避のために考えました!
    と言わんばかりの、未来像まで考え尽くしたとは思えない方策の
    数々に不安が募るばかり。

    そもそもグローバル人材って?
    「グローバル人材」は、英語由来の言葉ではないそうです。
    欧米では「グローバルリーダー」「グローバルタレント」と言い、
    その意味するところは「グローバル人材」と違います。

    まず、欧米のグローバルリーダー論。
    異文化適応力と同時に、守備一貫性、透明性といった、
    公共性を意識した議論を、経営学・政治学分野を中心に展開。

    次に、日本のグローバル人材論。
    日本の財界の要望にマッチする形で形成された。
    それにより日本では、産官学が議論して、
    その結果、英語力、異文化適応力、主体性、チャレンジ精神という
    属人主義の、“日本企業に適応した職務遂行能力”を高めることが
    育成の中心におかれてきた。

    !?!?!?!?

    ハロウィン騒ぎに乗らないように、
    何でもかんでも欧米志向ではないのだけれど、これ、一考に値。

    グローバル人材って、外国人だけを指すのではありません。
    日本人がまず、グローバル人材になること、
    企業も組織も社会も、日本がグローバル化すること。
    必要性だけで外国人を受け入れるってこと自体が…そもそも!

  • 1510月
    Categories: 雑感 Comments: 0

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    いつも5時ちょっと過ぎに起きます。
    ついこの間まで完全に朝だったのに、今朝はまだ夜。
    写真は5時45分のベランダからの東の空。冬に向かう秋の空。

    「よーあけがくる前に♬」って歌がありましたよね。
    (と言われても、知らない人は知らないでしょうが。)
    ラジオの深夜放送「セイ!ヤング」のオープニングソング
    中学の時、夜明け近くまで聞いていた私は、
    水曜日はセイヤング、金曜日はオールナイトニッポンでした。

    …と書いていたら、発泡酒のコマーシャルの曲、
    これ、オールナイトニッポンのテーマソングでしたよねー。

    これから、もっともっと日が短くなって、
    朝、6時50分まで夜が明けなくなるのですよ。やだやだ。
    私は、たとえ40℃になろうとも夏の方がいい派です。

  • 1410月

    日曜日の朝8時。
    NHK「小さな旅」のテーマ曲が今日も哀しい。
    海外出張先のホテルでつけたTVからNHKワールドのこれが流れてきたら、
    ほんの数日前に日本を離れたばかりでもホームシックを起こさせる、
    不思議なメロディ。

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    さて、平日休養明けの土曜日の昨日、午後イチで東京女子大学。
    教育実習生たちの実習報告会に島崎先生と行きました。
    彼女たちが実体験した“インターカルト”を、聴衆として
    新鮮な気持ちで聞けるこんな機会には、…体調に多少難ありでも。

    そしてその後、神保町に石井恵理子先生と。
    インターカルト日本語教員養成研究所の元所長、
    山田先生が開設された「悠々人」。
    1986年の長期養成講座一期生、酒井さんがタイから一時帰国、
    ということで集まった一期生、二期生…の集まりに、
    ずっと前の石井先生、後の谷口さん、四期の私、五期の礪波さんも。

    養成講座って不思議だなと思います。
    集まった皆さんは年齢に関係なくほぼ全員私の先輩。
    先輩は何年たっても先輩。後輩は何年たっても後輩、
    そういう関係が心地よいのは、学校という特別な場だから…??

    アプリコットに青リンゴが入ったジャム。
    瓶を開けてちょっと舐めたら甘酸っぱくて美味しい。
    これをくださった東京女子大教育実習生の皆さんは、
    また会いたいなと思う、今年の新たな縁でした。

    金曜日、胃が痛くて横になって眺めていたiPadに(※見るな!)、
    「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という
    カナダの精神科医が言ったという言葉を発見。
    なるほどなるほど、そうなのですよね。他人と過去、自分と未来。。

  • 0910月
    Categories: 雑感 Comments: 0

    この間、がっくりきたこと。
    「加藤先生も日本語の先生だったことがあるんですよね」
    (先生時代を知らない人も、私を先生と呼ぶ。…でも、)
    そうか、最近の人は知らないのだ。

    私も先生だったのですよ。(悪い先生ではなかったと思う。)
    でも、スタートダッシュがすご過ぎて、
    普通の人より早めに卒業…ん?飽きてしまっただけです。

    (左上: 緑、左下: ピンク)
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    ノーベル賞を受賞された本庶 佑さんが色紙に記す言葉「混沌」。
    混沌とした世界を知りたいという好奇心。
    知りたいことを自分の目で確認できるまでやる。とことんやる
    …のだそうです。

    私が大事なのは何かなと考えると、「思い」かな、やっぱり。
    どんな状況になっても絶対にぶれない思い。とことん持ち続ける。

    思いとは。
    心を燃やすような心の働き。執着心。愛着する心。執念。
    ああ、執着心、執念か。

    いつからこんなに自分の思いにこだわるようになったのだったか。
    何が難しいって、その思いを伝えること。特に価値観が違う人に。
    わからない奴には伝えない。
    でも、世の中、伝わらない相手にも伝えなければならないこと、
    あるのですよねー。気が短いから大変。

    結局、私の思いも時に混沌とする。でも、とことんやるっきゃない。
    という、非常にわかりにくい話ですみません。