私が安室奈美恵のようなことをしようとしているのではないか、
と思ったという人に今日会ったので、急遽、しません宣言。
安室奈美恵ならかっこいいけれど、この私がこの中途半端な今ではねえ。
思わせた原因は「俺のバトンの渡し方」。
これは、40周年の総合テーマ「つなぐ・つなげる」に紐づいたもので、
ご登壇くださる吉野家の安部会長とも落語家の春風亭小柳師匠とも、
それぞれの縁でつながっているのですよ。
…で、今日はちょっと、吉野家の安部会長とインターカルトの縁について。
倒産から奇跡の復活を遂げた吉野家さんと並べ記すのは申し訳ないのですが、
敢えて書かせていただくと、たどった歴史が似ています。
吉野家さんのちょうど10年後に我らが母体はつまずき、にもかかわらず、
日本語学校として存在し続けている過程で私たちを支えてくださった方が、
偶然、吉野家さんを復活に導いた方々のうちの一人だった…。
それが縁で、吉野家さんは私たちの1995年の独立劇以降、様々な支援を…。
安部会長と私はちょうど10歳違いです。
安部会長はご存知の通りアルバイト出身、私も非常勤教師出身
(いや、正確には創立10年目の日本語教師養成講座の学生出身)。
母体のつまずきの後、安部会長も私もおそらくとっても頑張ってしまい、
同じ40歳の時、つまり私は会長の10年後ですが、
組織のバトンを受け取りました。(※組織の大きさはまーったく違います!)
去年の9月に日本経済新聞に連載されていた安部会長の「私の履歴書」、
読んでいらした方も多いと思いますが、
その最終回、9月30日のタイトルが「次代にバトン」でした。
バトンを渡した後、経営に関しては一切口出ししない、
しかし、未来を担う新しい世代に向けて開いているという吉野家塾。
そこで語っていること、伝えていることの一端も、
10月26日の公開講座でお話しくださることになっています。
10年前、インターカルト創立30周年の記念誌に記した私の文章です。
「2000年10月に現職に就いた時は、歴史と伝統の詰まった「インターカルト」
という、ずしんと重い包みを両手に乗せた気分でした。
それを無事に次の世代に渡すことが私に課せられた使命だと思いました。」。
その使命を果たす日はまだ少し先という話が、こんな長文になってしまいました。
※公開講座のお申込みは→こちらです。
※安部会長の基礎知識をという方は→こちらなどいかがでしょう。